ハンドル交換

それは高速道路を走っていた時のこと。「垂れ角が無さすぎてしっくりっこなーい」そうなったらもう早い、換えに走ったのだった。

1. 製品選択

RZVのノーマルハンドルは、一応バリバリのレプリカと言えども時代的にまだまだとんがっていなかっただけにさほど低くなく、またその取り付け角度も緩やか。当然のようにトップブリッジ上に取り付けられる。

もっともトップブリッジ下はFフォークエア加圧用のバルブ、左右の連結パイプなどがあって取り付けは不可能に近い。そうそう選択の上で最も重要なフォーク径は36mm。で、自分なりに考えた選択条件は
1.フォーク径36mmに対応しているもの
2.垂れ角のあるのも(調整出来ればなお可)
3.それなりに名の通ったメーカーのもの
の3点。それに当てはまるものとして選ばれたのが、トマゼリのセパハン(具体的な商品名は不明)であった。これはクランプ部よりL字型のジョイント(取り外し・調整可)を経てハンドルバーが繋がるもの。垂れ角・絞りの調整はノッチ等動きを規制する物が無いのでやりたい放題。値段は1万円ほどだった。

2. 取り付け

いざ取り付け開始。まずはハンドルウェイトをはずす。ここのネジは固定にネジロック剤が使用されていて外すのが困難とされる所。しかも最悪なことに+ネジ。舐めることを覚悟しながら力を込めると意外にあっさりと外れた。拍子抜けだけど苦労しないことに越したことはない。

お次は左右のグリップを外しにかかる。この時はデイトナかどっかのTZタイプグリップだったのでハンドルとの間にCRCを軽く一吹きしただけであっさりと抜けた。まぁ雨の日に半分抜ける位緩かったからなぁ。そのかわりスーパーバイクグリップは最悪。かなりキツキツなのでCRCの連続攻撃&渾身の力を込めて引っ張らないとダメ。かなり疲れるしゴムが柔らかいから手が汚れる。

で続いて各レバー類を。ブレーキ側はネジを外せば良いだけなので簡単、問題はクラッチ側。ベースの固定がクランプで、このクランプ部の締め付けボルトを緩めてもクランプはきつく締まったままなのだ。仕方ないのでCRC攻撃、でもまだきつい。左右にグリグリと捻ってやると何とか抜けてきた。ハンドルに施してある塗装が剥がれてしまうのはどうしようもないけれど。まあどうせ見えない所だからいいか。

ここまで来てやっとノーマルハンドルを外しトマゼリを装着。L字型のジョイントをつけたままではブレーキホースが足りないので、これを外しクランプとバーのみで装着。後は外した時の逆の順番で各パーツを装着。全て付け終えてから。ハンドルの調整。何の目印もないので垂れ角と開き具合を左右で合わせるのに結構手間取ってしまった。好き勝手調整できるのも考え物だなぁ。

3. 新ポジション

ノーマルハンドルがクランプ部より3センチ程上にオフセットしてバーが付いているのに対しトマゼリハンドルはオフセットなしなので前傾は増す。また垂れ角はかなりいい感じ(20度くらい?)でついている、というかつけた。うーん、レーシー。やっぱレプリカはこうでなくっちゃ。ハングオンした時にバッチリ決まる上半身がたまらない。

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