レ・ミゼラブル
8月29日(日) 帝国劇場 ソワレ 1階中列16番
大楽!
ここまではまってしまったレ・ミゼラブル。千秋楽です。本当に最後です。おしまいです。はぁ・・・
しかし今回の席は、補助席で、S席とA席の間にあるんだけど¥11.000ねえ。ちょっと高いなあ。ま、何にしても本当は見れないはずだったんだから、入れただけでもよしとしよう。うん。
キャスト
ジャン・バルジャン:加賀丈史 ジャベール:村井国夫 エポニーヌ:本田美奈子 ファンテーヌ:岩崎宏美
コゼット:純名里沙 マリウス:石川禅 テナルディエ:斎藤晴彦 テナルディエの妻:前田美波里
アンジョルラス:今拓哉
ガブローシュ:大矢翔 リトルコゼット:石川楓 リトルエポニーヌ:香林佑美
もう見れないと思っていた、純名さん、岩崎さんを見ることが出来て良かった。
そしていよいよ最後の幕が上がりました。
感想
前に書き忘れていたことがあるんですが、石川さんのマリウスは本当に堅物だった印象があります。コゼットに会いに行った時も、勢いで行ってしまったけれど、どうしていいかわからない感じが伝わってきました。「何を言えばいい〜」がね、本当に困ってるみたいで、恋に不器用なんだなーって。
それからここの場面でのマリウス・コゼット・エポニーヌの三重唱。エポニーヌの歌を聞いてると泣けてきます。幸せそうな二人の影で、「片思いだよー」と歌うエポニーヌ。でもそれでもマリウスのことを愛していて、自分の父親を裏切ってまで二人を助けようとする。エポニーヌは10年後のパリの場面で、テナルディエがジャベールに捕まりそうになるのを橋の上から威嚇していて、なのにそんな父親思いなエポニーヌが、父親よりもマリウスを選ぶ。マリウスはなんで気がつかないかなー(T_T)
今回、千秋楽だというのに初めて気がついたことがあります。バリケードでバルジャンがジャベールを逃がすところ。今までバリケードの上の学生たちは動かないもんだと思っていたんですが、今回アンジョルラスとマリウスの無言のやり取りを初めて見ました。エポニーヌの死を引きずっているマリウスの肩にかかるアンジョルラスの手。分かってるといったように、その手を握り返すマリウス。それでも天を見上げて打ちひしがれているマリウス。だからそのあとで、アンジョルラスは「少し休め」と言ってあげるんですね。あー、なんで今まで気がつかなかったのー。
作品としての感想ですが、どうも本当にマチネで燃え尽きてたらしく、あんまり感想らしい感想がないといった感じです(^_^;) でも最後の最後まで、全てのキャストの人の全ての動きを覚えていたいと思いました。本当に全てを。大好きなこの舞台の全てを目に焼き付けておきたいと思いました。
カーテンコール
もうカーテンコールの感想です(^_^;) 休憩時間に、舞台やってる途中であの垂れ幕が落ちてきちゃったらどうするんだろう、なんてことを思わせる垂れ幕が降りてきて(変なこと考えてすんません(^_^;)) 加賀さんのご挨拶です。どのバルジャンもそうですが、今の今まで本当にバルジャンだったの?と言う感じに皆さんおかしいですね(笑) 加賀さんは「7月は上から何か降ってくるんじゃないかと思って、頭上に気を付けながら舞台をやっていました。・・・・あまりうけませんでしたね」と言っていました(笑) その他「もう1度1幕最初からやりましょうか」みたいなことをおっしゃって、客席大喜び、オケボックスブーイング(笑)
「民衆の歌」では客席に下りてきた斎藤桐人さんが、すぐ近くに。でもあいかわらずお花は取れませんでした。私の前の人は2人も貰ってたのに・・・
その後何度も拍手に答えて出てきて下さいましたが、そのたびに何かをやらかす加賀さん(笑) ジャベールのコートを着て出てきたかと思えば、その次はアンジョルラスの赤いベストを着て出てきました(笑)
とにかくキャストの方たち皆さん楽しげで、満足げで、見ていてこちらも楽しくなってました。純名さんは頭に何か、フランス国旗の小さいの?をつけて、とってもにこやかにされていたのが印象的です。途中戸井さんも皆に引っ張り出されて出てきていました。
最後は今さんが1人幕前に取り残され、最後の最後まで手だけを残してバイバイされていたのがおかしかったです。
最後に
怒涛のレミゼ月間が終わりました。今はまだ何にも考えられません。この作品のどこに引かれて、こんなに見続けてきたのか、それも良くはわかっていません。でも、何かが私の心と共鳴したんだと思っています。
なんて、堅苦しいこと書いてるけど、ただ言えることは、この素晴らしい作品に出会えて本当に良かったということです。
またこの作品に出会える日を楽しみにしています。(来年の12月にね〜(笑))