DynaBook SS 3430 廃熱改善

2009/10/12


SS3430

この前使えるようになった「DynaBook SS 3430」。
最初は気づかなかったんですが、長時間使っていると挙動が怪しくなってきます。
マウスを移動させるとピクリとも動かないとおもったら数秒後に瞬間移動していたり
ブラウザでスクロールすると、やはり数秒後に移動したり。
所詮、Cel 500MHz ですから、最近の重たいサイトの表示がきついのはわかりますけど。
それにしても発熱がすごいんですよ。SS3410とはぜんぜん違います。100Mしか違わないのに。
シリコングリスが固まって熱暴走するという話はよく聞くので見てみようと思い立ちました。

Celeron 500Mhz
10G
64M
11.3インチTFT XGA

画像をクリックすると大きくなります

前に復活したSS3430
バッテリーをはずした後、ひっくり返してすべてのビスを外します。
パームレストをひっくり返してフィルムケーブルを外します。
HDDとキーボードを外します。
キーボードはフィルムケーブルに気をつけます。
3箇所のビスと液晶のコネクターを外すと、上半身が外れます。
外れた上半身。
マザーボードを固定しているビスを外します。
外れたマザーボード。
ファンの近くにCPUがあります。
CPUを横からみたところ。
ボケてぜんぜん見えませんでした(汗
代わりに図を描きました。
CPUとヒートシンクは直接接触していませんでした。
てんこもりのシリコングリスで熱をヒートシンクに伝えていました。
ヒートシンクをはがしてみるとシリコングリスは固まっていました。
元々どういうグリスなのかはわかりませんが、使用しているうちに固まったのではないでしょうか。
シリコングリスを除去します。
磁気カードの廃券を使いましたが、グリスについてくるヘラでも大丈夫です。
用意したシリコングリス。
数ミリの間隔があるので通常のグリスアップより多めに塗ります。
てんこもり。
後は逆の手順で組み立てます。

24時間連続起動など行いましたが、前に比べると異常動作が格段に減りました。
CPUよりチップセット側のほうがすごい熱なんですけど。
やはり重たいサイトが厳しいのは変わりませんでした。

約束書きです。
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