FMV5233MC2/W にXPをインストール

2005/04/12


前回セットアプした「FMV5233MC2/W」にウインドウズXPをインストールしたらどうなるかやってみました。
OSのインストールの手順はほとんどおなじです。
今回も
  • ハードディスクを抜き出す
  • 他のマシンで領域確保とフォーマット
  • 必要なファイル(OS、ドライバー)をコピー
  • ハードディスクを戻す
  • インストール
と進めていきます。
前回と違う点として

○フォーマット時に「/s」をつけるか、あとで「sys c:」と打ちこみシステムを転送しておく
○win98起動ディスクを1枚にしてその中身をすべて転送しておく

ようするに電源onでハードディスクから起動するようにしておくということです。
起動ディスクうんぬんについてはやらなくても大丈夫ですが、「smartdrv.exe」を走らせないとファイル転送に時間が掛かる為です。
ターゲットにハードディスクを戻して電源onすると「準備ができていない」とかなんとかで必ず異常になります。
ここで「中止」を選ぶとエラーを吐き出してコマンドプロンプトで入力待ちになります。このままインストールを始めても問題はありません。
win98起動ディスクを1枚にする方法は検索すれば簡単に見つかるはずです。

尚、このやり方だと「DOS」と「winXP」のデュアルブートのかたちでインストールされます。電源on時にブートローダーがどちらを起動するか聞いてきます。
これは「boot.ini」のなかの「C:windows」という記述を削除すれば「winXP」だけが起動するようになります。
気になる方は「c:」直下の不必要なファイルを削除すればいいでしょう。

MMXPentium233MHz
64M
3.2G
8.4インチ SVGA

画像をクリックすると大きくなります

サイズが不揃いで見にくいでしょうがご勘弁を

他のマシンで下ごしらえを済ませたら元に戻し電源を入れます。
win98のセットアップ画面になりメニューが表示されますが当然CD-ROMなしを選びます。
すると繋がっていないフロッピーを探しに行き入力待ちになります。
中止「A」を選び流れを中断させます。ここでエラーになり、いくつかコメントが出ますがこれ以後の操作に影響はありません。
「i386」フォルダがCドライブにあるとすると
\i386\winnt.exe
と打ちこめばインストールがはじまります。最初のファイルコピーは時間が掛かります。ハングしたかと思うくらいです。
「i386」フォルダの位置を聞いてきますので入力します。
またファイルのコピーがはじまります。
ライセンスの承諾うんぬんとか
キーボードの種類とか聞いてきますので入力します。
インストールするドライブとかファイルフォーマットの変更とかを入力します。
FAT32かNTFSにするかはよく考えたほうがいいかも。
ハードディスクの検査とファイルコピーのあと
再起動がかかると
ようやく「XP」っぽい画面が出てきて、またもやファイルコピー(インストールと表示している)がはじまります。
プロダクトキーの入力、地域などを設定するとネットワーク関連やメニュー項目のインストール、コンポーネントの登録があり、やっとインストールが終わります。 ユーザー名を決めたり、アクティベーションを済ませたりすると
デスクトップが現れます。
あとは自分好みの環境設定をすれば使えます。
ためしにインストールしてみたものの、MMX233と64Mのメモリーじゃまったく使い物になりません。
ちなみに、インストールを始めてから終了まで2,3時間かかります。すぐにwin98に戻しました。

インストール途中の細かい点に付いては省略している部分がけっこうあります。
それほど難しい点などは無いので流れに沿っていけばいいと思います。

ちなみにメモリーあたりが猛烈に発熱します。ドライヤーで冷風を当てたりしたほうがいいかも。

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