トミー K.S.K. タイプCタンク機関車 修理 その2

2014/8/29


前回、動くようになったトミーの「K.S.K. タイプCタンク機関車」。
後進はすこぶるスムーズなのに、前進はひどい。動かなかったり引っかかったり。

車軸のガタで動かなくなるのは間違いないみたい。
前回は「前進時に持ち上がる」と書いたのだけど、よく見たら逆に下がってました。(汗

台枠下からの押さえ板に車軸がこすって出来たと思われる凹みがあったのは気付いてました。
ここにスペーサー的なものを貼り付ければ良いのではないかと。

押入れを引っ掻き回したらちょうど良さそうなものが出てきたのでチャレンジ。

(写真は前回のものを使いまわし・・・)

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前回、修復した「K.S.K. タイプCタンク機関車」
分解方法は前回参照。
上から見える2本のビスを外します。長さに違いがあります。
この時に注意しないと完全にバラバラになるので下からの押さえ板を、手で押さえながらひっくり返したほうが被害が少なくなります。
ひっくり返して置いておきます。
カプラーのスプリングは目を離すと飛んで行くのでセロテープで仮止めしておいたほうが安全です。
押さえ板をみると、特に第2動輪の車軸部分が削れています。
押入れをガサゴソやってたらこんなものが。
いつ買ったか覚えていない、カトーのパーツで「EL用ギヤケース」
ELの動力台車のプラ部分。
当然、車軸と擦れるのが前提の部分。
これを削って押さえ板の凹み部分に貼ろうかと。
端っこをカッターで削り取ります。スペーサーとして使います。
ノギスで完璧に測ったわけではないので、目分量です。
調整が必要だと思われるので厚さ違いで削っておきます。
車軸の幅くらいに小さく切ります。
左右で大きさが違います。
押さえ板にゴム系接着剤で貼り付けます。
はじめは仮止めにして厚さの調整が出来るようにしておきます。
上回りを被せないで組み立てて、レールの上を走らせます。
スペーサーが厚ければ、押さえ板を取り付ける際に車軸が押さえつけられて回らなくなります。
ちょうど良い厚さを見つけるまでに何度かバラシを繰り返しました。
良ければ組み立てます。
結果は上々。
前進だけではなく、後進も以前より調子よくなりました。
スローも効きます。
ちょっと、前よりギヤの音が大きくなったような気がします。

別の個体の押さえ板にはここまでの減りはありませんでした。
そのためか動きは結構良いです。

もともとのガタ分に、使用による減りの分が重なって
動きが悪くなったと思われます。

しばらく走らせて遊べそうです。

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