改造といえば、まず電源です。
電源ケーブルは、ハイエンドホース3.5に交換。長さは60cm、接続はスターカッドではなく、アースは両端とも浮いています。
でも、これくらいのことでは驚きません。
電源基盤を見ましょう。
左が907LTD、右がα-907 Mos Limited (MosLtd)です。
まったく、瓜二つです。
では、整流ダイオードを見ます。
左(907LTD)は「FCH20A15」と読め、日本インター製のショットキーバリアダイオード(SBD)です。
右(MosLtd)は「F10P20FR」で、やはり日本インターのファーストリカバリー。
なお、907LTDの回路図では、MosLtdと同じダイオードとなっています。
このSBDへの交換は、富山のGAさんの執念を感じる、見事な出来栄えです。
SBDがパワーアンプに使用されるようになったのは、ほんの数年前からで、詳しくは、
出川さんのアドバイスをご覧ください。
「特に、ウーハーが正確に働くので300Hz以下の分解能が別物になります」
とのことです。
GAさんが、907LTD・改を、
「C290Vに組み合わせた9500MkIIよりハイスピードで高解像度、A-50Vにはいろいろな面で勝っている」
と、評されていた秘密の一つが、ここにあるようです。