AMANO'S
超・究極のBH
瘋癲狼藉帖
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June  * *
2003
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Jun-30-2003
α907LTD・改(内部配線)
 
天板を外したところです(左: 907LTD ; 右: MosLtd)。
 
内部配線とは、ここでは、入力端子からボリューム(アッテネーター)を経由してパワーアンプ部までの信号線を指すことにします。
 
ボリュームからパワーアンプ部までの配線に注目します。
 
左(907LTD)は改造後。丁寧にシールドされています。
右(MosLtd)を対比させました。
 
では、底板も外してみましょう。
 
左(907LTD)で、2本の青い斜めの線がXLR入力端子とアッテネーターを繋ぐパッドのコロッサスです。
右(MosLtd)では、左辺を通り、直角に曲がってボリュームに入っています。
 
内部配線の線材は、色いろ聴き比べて選定したそうです。コロッサスは改造材料費37万円の約半分もしたとのことで、ここにもGAさんの執念を感じます。
 
ところで、「スワンを超えるBH(SUT−100)」の部材が届きました。2個合わせると50Kgを超え、カット屋さんは、重い合板を選んで下さいました。
 
Jun-24-2003
α907LTD・改(電源)
 
改造といえば、まず電源です。
 
電源ケーブルは、ハイエンドホース3.5に交換。長さは60cm、接続はスターカッドではなく、アースは両端とも浮いています。
 
でも、これくらいのことでは驚きません。
 
電源基盤を見ましょう。
左が907LTD、右がα-907 Mos Limited (MosLtd)です。
 
まったく、瓜二つです。
では、整流ダイオードを見ます。
 
左(907LTD)は「FCH20A15」と読め、日本インター製のショットキーバリアダイオード(SBD)です。
右(MosLtd)は「F10P20FR」で、やはり日本インターのファーストリカバリー。
なお、907LTDの回路図では、MosLtdと同じダイオードとなっています。
このSBDへの交換は、富山のGAさんの執念を感じる、見事な出来栄えです。
 
SBDがパワーアンプに使用されるようになったのは、ほんの数年前からで、詳しくは、出川さんのアドバイスをご覧ください。
「特に、ウーハーが正確に働くので300Hz以下の分解能が別物になります」
とのことです。
 
GAさんが、907LTD・改を、
「C290Vに組み合わせた9500MkIIよりハイスピードで高解像度、A-50Vにはいろいろな面で勝っている」
と、評されていた秘密の一つが、ここにあるようです。
 
Jun-09-2003
α907LTD・改(発端)
 
突然、GAさんという方から
「アキュフェーズのM-8000を購入するので、是非、現用のアンプを買ってやってくれませんか」
とのメールを戴きました。
 
そのアンプは、山水のAU-α907LIMITEDを約37萬円かけて改造されたものです。
     内部配線:   パッド製コロッサス、クラフト100等に交換
     ダイオード:   大容量ショットキーバリヤーダイオードに交換
     ボリューム:   切り替え式アッテネーター(セイデン+ビシェー)に交換
     電源ケーブル: カルダス+ハイエンドホースに交換
 
9500MKII よりハイスピードで高解像度、A-50Vにはいろいろな面で勝っているが、M-8000には多くの点で負けたと感じたそうです。
 
視聴に招かれましたが、富山県とのことで躊躇していたところ、大学時代からのオーディオ友達で横浜にお住まいのNAさんとご一緒に、車でお越しになりました。
 
箱から取扱説明書、保証書そして回路図と一緒に出て来たのが、写真のα907LTD・改(脚が黒い)。
底板を外して見えたGAさんの執念には、絶句です。
 
 
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