SPコンテストの愉しみ方は、出品する人、視聴する人、それぞれ様々でしょうが、「ミューズの方舟」主催のコンテストは、いくつかあるコンテストの中で参加者数が最大規模で、その愉しみの一つとして、友人との歓談が挙げられると思います。
今年は、岩田さん(広島)、石田さん(三島)も遠征されます。
また、今春、家内と娘を連れて訪問した
(株)高原木工所の山越さん(鬼怒川)にも再会できます(ウッカリ・ミスで出品されないとか、残念)。
両雄との以心伝心で、私もSUT-100にFE88ES-Rを装着してエントリーいたしました。
その中段と下段は昨年のままですが、上段だけ山越さんにカットを依頼した新作です(もちろん、板材は山越さん自製の美しいバーチ合板)。
さて、コンテストに当たってのSUT-100の泣き所は、持ち時間です。
三段重ねのセパラブルということで、セッティングに3倍の時間を要します。撤去も次演者の時間に食い込まないように、早目に始めなければなりません。
ということで、説明や演奏に使える時間は、課題曲を別にすると、4分間位に限られます。
そこで、スピーカー本体については、現場での休憩時間などに、解体して内部を示しながら、説明することにして、演奏予定の自由曲を、ここで、簡単に紹介いたしましょう。
(1) 「THE ARTISTRY OF LINDA ROSENTHAL」 (Linda Rosenthal,violin)
First Impression Music ; FIM XRCD 022
#3 "BANJO AND FIDDLE"
ヴァイオリンの小品集としては、チョン・キョン・ファの「コン・アモーレ」そして五嶋みどりの「アンコール」が定番となっていますが、「ジャズ・アット・ポーンショップ」、「西城秋色」などでも評価の高いFIMのこのディスクも聴き逃せません。
バンジョーのキレ、ヴァイオリンの最高域を鑑賞いただけるでしょうか。
(演奏時間:約40秒)
(2) 「MIDNIGHT STAGE」(お洒落なジャズトリオ; 山本英次,piano)
YPM ; YPM-011
#10 "MIDNIGHT STAGE"
ステレオ誌1月号<音のいいディスクはこれだ>の常連、お洒落なジャズトリオの2001年の作品。”MIDNIGHT
STAGE”は山本英次が夢の中で作曲したとか。
ピアノの衝撃音(冒頭)、中低域の厚みとホリの深さです。
(演奏時間:約50秒)
(3) R. Strauss 「ALSO SPRACH ZARATHUSTRA」(A.Dorati/Detroit S.O.)
DECCA ; UCCD-3208
#3 "Einleitung . Sehr breit"
深く沈むオルガン、それに浮かぶトランペット、轟きわたるティンパニーに10cm未満一発で挑みます。
50畳位の部屋なら楽勝ですが、100人を超えるリスナーの間を縫って、床を這うオルガンが最後列まで届いたら、どうぞご喝采。
オット、その前に、P-7000がFE88ES-Rを吹っ飛ばしてしまいますか。
(演奏時間:約1分50秒)
昨年のコンテストがご縁で交際が始まった方は、ザット数えて十指では足りません。今年も、それも愉しみです。
「ミューズ方舟」主催のコンテストのご案内は、たとえば、
こちらにあります。
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「ミューズの方舟」の11月定例会は、28日(日)午後2時から
東京都中小企業振興公社 第3会議室A