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瘋癲狼藉帖
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December *
2004
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Dec-30-2004
コンテスト余話・アンケート
コンテストの次の定例会では、参加者から頂いたアンケートと採点用紙が回覧されました。
アンケートには
 
*性別 *年齢 *オーディオ歴 *自作の経験(スピーカー、アンプ等)
*よく聴く音楽ジャンル *お使いのオーディオ装置
 
などの項がありますが、ここでは、まず、参加回数について見てみましょう。
 
   回数   1   2   3   4   5   6   7   8  [3以上]
   人数  (21)  (3)  (6)  (8)  (6)  (2)  (2)  (1)  (6)
 
初回参加者が約40%を占めるのに2回目の方は約5%と、激減していることが気になります。
年齢構成を見ると
 
  初回
   年齢   10〜  20〜  30〜  40〜  50〜  60〜  70〜
   人数   (1)    (2)    (5)    (3)   (6)    (3)   (0)
  2回以上
   年齢   10〜  20〜  30〜  40〜  50〜  60〜  70〜
   人数   (0)    (0)    (3)    (8)   (12)   (3)   (2)  
 
となっていることから、30代までで、リピーターが少ないことが窺えます。
この世界でも高齢化が進んでいますが、最高齢は78歳で、瘋癲老人としては、まことに心強い限りです。
 
*このイベントを何で知りましたか
 
という質問には次の選択肢が用意されています。
 
a.会員に誘われて b.チラシをもらって c.インターネットで 
d.案内のハガキをもらって e.案内のメールをもらって
f.「Stereo」誌で見て g.その他
 
リピーターのほとんど全てが d.でしたが、初回の方は
 
  選択肢  a   b   c   d   e   f   g
  人数   (1)  (11)  (6)  (0)  (0)  (2)  (1) 
 
となっていて、「チラシ」の威力をあらためて認識しました。
 
その他の項目も含めて、頂いたアンケートは次回のイベントの企画に生かされます。
 
 
Dec-18-2004
コンテスト余話・総合賞
全出品スピーカーのデモが終わると、参加者とスタッフ(途中入場者は除く)による投票で、音質賞、アイディア賞、ルックス賞、総合賞が決まります。
この総合賞について、2回にわたる定例会で、議論されました。
コトの発端は、ルックス断然1位の山越さんの作品「ブーツ(一昨年)、BOOK(昨年)」が連続して総合賞を獲得されたことにあったと思われます。
「BOOK」は音質賞では4位、一方、音質賞が1位だった田中委員長の「テツミチ」は総合賞では4位でしたから。
 
*総合賞の投票はやめにして、各部門賞の得票数の合計で決めては
*音を重視して、音質賞の得票を2倍にして加算しては
*音楽賞を新設して、4部門の合計では
*音質賞を課題曲賞、自由曲賞に分けて、4部門の合計では
*課題曲+自由曲=総合としては
 
など、など。
で、結論は
 
*もう一年、今まで通りにして、様子を見よう
*投票に先立つ各賞の説明の仕方を工夫しよう
*アンケートで、各賞について参加者のご意見やご感想をお伺いしよう
 
となりました。
 
会場で、その山越さんから
「おめでとうございます」
「ありがとうございます。 ん、山越さんが出品されていたら−−−」
 
 
Dec-15-2004
コンテスト余話・課題曲
[ミューズの方舟]のコンテストでは各出品者の持ち時間は10分となっています。
この間に、スピーカーのセッティングと撤去、課題曲の演奏(2分)、自由曲の演奏とトークが含まれます。
今回は、その課題曲選定の内幕を披露しましょう。
 
募集スピーカーのレギュレーションが決まると、次の定例会で課題曲を選びます。
出席者各自が持ち寄った課題曲を大編成と小編成の2群に分け、それぞれについて演奏後、多数決、最上位が同票数のときは決戦です。
なんとも、民主的ではありませんか。
 
さて、そのときの再生システムです。
   アンプ    : BOSE 1705 II (おそらく)
   スピーカー : フォステックス カンスピ
   CDP     : ポータブル (詳細未確認)
いずれもポータブルなのは、定例会場への持ち込みですから。
特に、再生周波数が 150〜20KHz のカンスピに、ご注目、これで課題曲を選ぶことは、どの参加作品も破綻なく演奏でき、それなりの評価が可能、ということで、とても大切なことです。
 
かくして、次の課題曲が決まりました。
 
(1) 大編成
    Bizet 「Carmen」 (L.Slatkin/Saint Louis S.O.)
    TELARC ; CD-80048
    #2 "Aragonaise"
Dレンジが広いとされるテラークのディスクの中でも、このトラックは、比較的大人しく、小口径ユニットに優しい選曲になっています。
Guiraud 編曲のカルメンとしては、フランス的で色彩豊かなDutoit/Montreal S.O.(DCCA : 417839-2)を、個人的には、オススメします。
 
(2) 小編成
    「テイチク・アワー 一五一会」
    テイチクエンタテイメント ; TECN-25948
    #1 "津軽海峡冬景色"(石川さゆり)
これも、Fレンジ、Dレンジがそこそこで、小口径ユニットにピッタリです。
 
次の定例会で
「最初に、ガリッとノイズが入っていますね」
と、ノミネートされたご当人に言ったら
「CDPを代えてみたら」
ですって。
そして、<ウエノハツノ>の<ウ>にエコーが効いていて、音が残りやすいバックロードでは、そこが強調され易く、かなりの難所となっています。
 
カンスピでは捉えられなかった、その<ガリッ>と<ウ>で、あなたのシステムをチェックされてはいかがでしょうか。
 
 
Dec-12-2004
コンテスト余話・10cm未満一発
昨年末、前田会長から忘年会のお誘いを受けてから、もう今年の忘年会です。
この間、定例会は皆勤で(私を含めて僅か3名)、振り返ると、今年はSPコンテストを軸に経過した印象です。
そこで、その企画から実行そして反省など、定例会での話題をいくつか紹介していきましょう。
 
[ミューズの方舟]は、「このときぞ」と会員の多くが集まる行事を、年に一度は催します。
<A級外盤の殆どを展示し、リクエストの応じてそれを回す>
<SLを生録しに、大井川にキャンプ>
など、趣向を凝らしたイベントもあったとのことですが、コンテストも人気の一つ。
行事を何にするか、これがその年の最初の大きな議題となります。
 
さて、今年の行事をコンテストとすると、3年連続となり、
「これは異例」
「もう置き場所が無い」
などの意見もありました。
結局、コンテストに落ち着きましたが、その決め手になったのは、
 
「従来のユニットにない凄みの片鱗を感じた」 前田会長
「10cmに近いスケール感をもつ」 田中委員長
               (AUDIO BASIC、SPRING、2004、Vol.30、P189)
 
と評価されたFE88ES−Rの出現です。
定例会に出席者のほとんどが、
「これを使ってみたい」
と意気込んでいるのが想像できるでしょう。
 
しかし、このユニットは壱萬弐千六百円で限定頒布。
「そんなの、高すぎて集まらない」
「参加募集を発表するころには、売れ切れになってないか」
「いっそ、フォステックスを除く10cm以下」
などの意見があって、4回もの定例会を経て、ようやく、決まったのが
「10cm未満一発」
とのレギュレーションです。
楕円や四角のスピーカーへの規定も、出品されないことを祈りつつ(いざ、長さを測るとなると、その端をどう決めるか、難しいことになります)、用意しました。
 
今年の作品に使用されたユニットを見ると、
FE88ES−Rが7作品で、FE83E、FE85K、SA/F80AMG(DIY AUDIO、TangBandのOEM?)、W3−582SB(TangBand)が各1作品でした。
 
と、いうことで、苦心のレギュレーションも無難に納まったようです。
 
新参者の目には、[ミューズの方舟]って、コトをおそろしく丁寧に決めていくものだと映った次第です。
 
 
Dec-05-2004
コンテスト・賞品
[ミューズの方舟]主催 自作スピーカーコンテスト 2004 (11月23日)におけるSUT−100(FE88ES−R)の成績は、11作品中
 
       音質   アイデア   ルックス    総合
       2位   準最下位    最下位    1位
      ( 2位     2位      3位     2位 )
 
でした(括弧内は昨年度、9作品中)。
進歩したのか退化したのか分からないけど、こんなに賞品を頂きました。
 
   総合賞
切り出しナイフ。 実物は、この写真より、凄味があります。
 
   脇田賞
    
今年、[徹子の部屋]に出演された動物写真家の脇田さんの写真集です。
中を見て頂けないのが、残念。
 
   浅生賞
ゲルギエフ/キーロフ歌劇場管弦楽団のストラヴィンスキー「春の祭典」
(レコード芸術:2001年度アカデミー大賞)です。
所沢のミューズ]のS席で聴いた、同じコンビの「シェラザード」も感動でした。
ご自身も出品(ASD−88R)された浅生さんの心遣いに恐れ入ります。
 
各部門賞は次の通りです。
音のキレを重視する田中実行委員長が選んだ賞品は、刃物シリーズとか。
 
   音質賞       前田会長  「トラトン」     マキワリ 
   アイディア賞   内田さん  「ボイド三世」   ハサミ
   ルックス賞    石田さん   「木彫」      ノコギリ
 
そして、今年の賞品の目玉はこれでした。
 
   近藤賞       岩田さん  「RFリーフ」   FE103 Memorial
 
 
コンテストの簡単なコメントと全出品スピーカーの写真が mustang 2000 さんの日記(11月23日11月24日11月25日)に掲載されています。
 
その mustang 2000 さんが来宅されます。
こうして、友達が増えるのも、掛替えの無い賞品です。
 
 
      −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 
      「ミューズの方舟」の11月定例会は、19日(日)午後2時から
      東京都中小企業振興公社 第3会議室A
      ミニセミナーの講師は内田さん 「デジタルアンプを聴く」
      このあと場所を移して「忘年会」です。
 
 
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