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瘋癲狼藉帖
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March **
2007
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Mar-15-2007
FE208ES-R 発表会
先日、秋葉原の某所でFE208ES-R(以下ESRと略)の発表会がありました。
オーディオサークル「ミューズの方舟」の一人として、会場の設営など、お手伝いをしましたが、そのとき得られた情報をいくつか紹介しましょう。
 
先ずは、ESRの外観から
鏡の上のESRです。
ブルーマイカ(青雲母)、カーボンファイバー、特別なバイオセルロースなどからなるHP振動板。中心部には純マグネシウムのメカニカルツィーター。
マグネットは外磁型アルニコ。フレームは亜鉛ダイキャスト(ESはアルミ)。
 
続いて、ESRのスペック列挙します。
 
周波数特性についてはESとの対比も発表されていました。
赤線がESR、緑線がES。
両者の差は、10kHzから上で顕著です。
 
 
発表会では、D−57とD−58ESを使って試聴が行われました。
D−57(シナベニヤ)の開口部には約30mm厚のフェルトが重ねられ、空気室には、その背面と底面に同じフェルトが貼られていました。
 
D−58ES(シナアピトン)には、空気室だけにD−57のそれより厚い吸音材が同様に貼られていました。
 
ルックス的には、いずれも、青味を帯びたグレーの振動板に異和感はありません。
オト的には、D−57の方が低域の量感がありますが、共鳴音が残ります。
これは、D−57の製作記(ステレオ 1995年 7月号 39ページ)に、
FE208Sとの組み合わせで
「中低音には共鳴音のようなものがつきまとう」
と、あることから、ESRに起因するものではないでしょう。
D−58ESでは、かなりパワーを入れても歪み感が少ないものの、低域に厚みが欲しいかな。これも従前通り。
 
最後は、その再生システムです。
         DP−800 > DC801 > C−2400 > A−60
 
アキュフェーズの新しいトランスポートとダックによる立ち上がりの速さ、切れ込みの深さ、押し出しの強さがスゴイ。
それを表現するESRもスゴイ。
 
発表会の椅子席が120余、立見が80人余。
日光は鬼怒川からの友人もお見えになりましたが、関東だけでこの数でした。
フォステックスのSさん、追加をおねがいしますヨ。
 
 
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