セイウンスカイ引退式


98年のクラシック戦線で他馬を寄せ付けることなく皐月賞と菊花賞の2冠を制し、最強馬の呼び名も高いスペシャルウィークにとって最後まで最大のライバルであり続けた馬。
最強世代の1頭として、たとえ出走せずとも最後までテイエムオペラオーらに無形の圧力を加え続けた馬。
そんな不屈の彼がついに復帰を断念、2001年8月19日に札幌競馬場で引退式を行いました。

彼の名はセイウンスカイ

この日は朝から抜けるような好天、まさしくその名にふさわしいものでした。

入場直後


なぜかパドックでの周回はなく、厩舎からまっすぐ本馬場に入場。 入場直後いきなり立ち上がったりうるさいところを見せて、セイウンスカイらしさをアピールすることを忘れていません(失笑)。



ゼッケンは差しを身につけ「NEW・セイウンスカイ」をアピールした札幌記念を制した時のもの。しかし、見事なレコード勝ちを収めた菊花賞の時のものの方が良かった・・・と思うのは気のせいでしょうか?
脚がまだ癒えていないものと見え、キャンターがないのは仕方のないことですが。

ちなみに、誘導の任を負ったのはラッキーボーイでした。


データ)

1995年4月26日生まれ 鵡川・西山牧場生産
父:シェリフズスター
母:シスターミル
母の父:ミルジョージ

馬主 西山牧場
厩舎 保田一隆厩舎(美浦)

戦績 13戦7勝

重賞勝利)
皐月賞 (GI:2000m)
京都大賞典 (GII:2400m)
菊花賞 (GI:3000m)
日経賞 (GII:2500m)
札幌記念 (GII:2000m)

彼には特製のニンジンの首飾りが贈られましたが、それを見て何故か後ずさり。それどころかのけぞっていやがるスカイ。

後ずさりして・・・

そしてのけぞる!

やっと首飾りをつけて


口取りもすんなりとは行かず、まわりをやきもきさせるばかり。

最後の口取り


主戦の横山典弘騎手までもがこの日のスカイを評して、ジョークとは言え「乗らないで良かった」とインタビューに答える始末(笑)。

それにしても、最後までスペシャルウィークのそれとはどこまでも対照的な彼の引退式でした。(^_^;)
そしてセイウンスカイはこの日、繋養先となるアロースタッドへと旅立って行きました。
お疲れさまでした、セイウンスカイ。


お詫び)
この一連の写真の画質が極端に悪いのは、ひとえに現像を依頼したラボによるフィルム取り扱い不良のためについたシミ・折りじわによるものです。
ここにももう二度と頼まんぞ・・・。
なお、フィルムスキャナをニコンのCOOLSCAN IVに更新後に取り込み直しとする予定です(時期は冬のボーナス期を予定するも未定)。



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