アドマイヤベガ引退式

パドックでのベガ


93年の桜花賞・オークス馬ベガを母に持ち、98年のスペシャルウィークに続くダービー連覇の偉業を武豊騎手になさしめたアドマイヤベガ。
99年の菊花賞を最後に浅屈腱炎でターフを去りましたが、その存在は最後までテイエムオペラオーらに対するプレッシャーであり続けました。

2000年11月25日、第1回ジャパンカップダートが開催される日の昼休みに彼の引退式は行われました。
(余談になりますが、これが私のVRニッコールの初陣でしたが、想像以上の素晴らしいデキに大変満足しています(^^))

アドマイヤベガ・顔のUP


背にしているゼッケンはもちろんダービーのもの。そして鞍上は当然武豊騎手(他に誰も乗っていないし)。
昼休みとはいえ、東京競馬場の最後の直線で見せた、故障を思わせない最後の走りをファンが惜しんだのは言うまでもありません。

本馬場で見せた最後の走り


血統)
父:サンデーサイレンス
母:ベガ
母の父:トニービン

馬主:近藤 利一氏
調教師:橋田 稔氏

戦績)
8戦4勝、2着1回

重賞勝ち鞍)
ラジオたんぱ杯3歳ステークス(GIII)
東京優駿(GI)
京都新聞杯(GII)


ちなみにこの引退式、抽選でファンが口取りに参加できたり、記念グッズが抽選で配られるなど、近藤オーナーのファンへの心づくしが随所に窺える、「これぞ引退式」とも言えるものでした。
一方武豊騎手のコメントは、「(99年ダービーのプレゼンターのキムタクがこの数日前結婚したのを引き合いに出して)キムタクに負けないパパになって欲しい(笑)」というものでした。

このアドマイヤベガですが、現在は社台スタリオンステーションで繋養されており、見学も可能で、また初年度から145頭の種付け頭数を数え、滑り出しも好調です。

口取り




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