外輪山...そして山頂へ
外輪山の上。若干酸素の薄い乾いた空気につつまれ、下界を見下ろす。
外周は思いのほか大きく周るのに時間がかかりそう。
しばらく歩き、山頂へ到達。山頂の碑を片手におきまりの記念写真を、
と思ったら、ニセモノだった。(^^;
割と最近に山頂の位置が訂正されたという話を思い出した。
気を取り直して、新山頂へ。
外輪山の半分ほどは岩山の連続でたしかに
どこが一番高いのかわかりづらい。
どおりで人が少ないと思った。
でも山頂の碑(ちょっとボロい)は残っているんだよね。
紛らわしいったらありゃしない。
そして念願の山頂での写真(11:00頃)。こっちが本物です。ハイ。
ちなみに標高は1898m。
日本百名山のひとつ。これで去年痛い目にあった利尻山に次いで2つクリアだ。 <-- 蔵王山も行ったから3つ目だった。
この周りには人がたくさんいました。
やっぱり本物は違うってか。
ここから戻ろうかとも思ったが、せっかくなので外輪山一周と思い歩き始める。
が、けっこう厳しい岩山の連続。こんな所通るの?って場所もあり、
カメラ片手では結構危険だったかも。

30分以上はかかったが、何とか脱出。
外輪山の反対側。
写真では感覚がつかめないだろうが、
外輪山のふちから、旧火口までは高低差が200m程あるようだ。
大きな岩がゴロゴロと転がっている。
下まで歩いて降りることも可能らしい。
というか、会社の先輩は野球とバーベキューをしたとか言っていたが。
また登ってくるのが大変なのでやめた。
というか見ただけでまったく降りる気がしなかった。
この辺りから、山小屋までは高山植物(花とか)が割と豊富だ。
山小屋
休憩と食事のため、避難小屋へ。12:00過ぎ。
犬がいる。ロクというらしい。人のメシを狙ってくるフトドキモノだ。
いくらあげてもまたくる。メシの後、30分寝ようと思ったら、13:00になってしまった。
そろそろ降りないと。
トイレのハエがすごい。黒い塊になって前が見えないほどに
ものすごい羽音を立てて飛んでいる。目も開けられない。何万匹いるんだろう。
(>_< )(
>_<)ブンブン。
小屋は割ときれいだったけど、このトイレだけはちょっと勘弁だ。
下山
一寝入りしたのでちょっと元気。6合目まで一気に降りる。
が、すぐに足に来た。そこからは各合目で休憩。牛歩戦術PartII。
はっきりいって足的には下りの方がきつい。傾斜がゆるいほどその傾向は強い。
最後の2合目以降は上りよりも下りの方が時間がかかってしまった。
こんな長かったっけ?って思うほど。
足の親指に水ぶくれが出来てしまって、力を入れづらいってのもあったけど。
へろへろでキャンプ場に到着。登山者名簿に到着の書き込み。
ちょっとばかり感慨深い。去年は自分の足でたどり着けなかったし。
水をガブ飲み、喉の渇きを潤すのは水が一番。
これほどうまい飲み物は世の中には存在しない。
たとえそれが昨日はまずいなぁと感じたキャンプ場の水であっても。