2週間前までは平凡な一市民だった男が突如として連続強盗殺人を働き始め、警察の手によってついに捕らえられた、というよりは瀕死の重傷を負わされて病院送りになった。
ほどなく入院先で死亡するが、それと同時に、犯人と同室のほとんど死を待つばかりだった別の患者がどういうわけか蘇生して逃走、やがて強盗殺人を働きはじめる。
立て続けの怪事件に警察は困惑する……。
実は真犯人は宇宙からやってきたボディスナッチャーで、人間の身体に寄生してその人間になりすますことができ、宿主を替えては悪事を働き続けていたのである。
これを追うのは、「犯人を追って町にやってきた」という若きFBI捜査官・ロイドと、いやいやながらも彼と組んで訳が分からないまま事件を追いかけさせられるハメになり「いい加減うんざり」って感じの地元の腕利き刑事・ベックのコンビ。
次々と起こる殺人事件。
ロイドとベックは犯人を追いつめることができるか?
観てる間はとにかく怪しくスリリングな展開に引き込まれてしまって目が離せない。
心の「お気に入りムービー」第3位ぐらい。
若いくせになんだかちょっと妖しい男を演じさせたら No. 1 (当時)の俳優、カイル・マクラクランはここでもハマり役。
ちなみにこの当時27歳ぐらいだったらしい。 今のぼくの歳とさして変わらないんである。
一番お気に入りの場面は、ついに結束したロイドとベックが留置所から二人並んで出て行こうとするところ。 かっくいー。
でもその直後に犯人に襲撃されて留置所の中に後退してしまうのでちょっと惜しい。
基本的に「追う刑事、追われる凶悪宇宙人」+「凶悪宇宙人の悪行三昧」という構図で話は展開する。
前者については「エコエコアザラクII」のコメントに書いたのでここでは略。
後者については、あんまり頭使ってないところが映画的な宇宙人でいいですね、というところかな。
深く考えはじめるといろいろ納得いかないところが出てくるんだけど、そこはご愛敬。 観ている間はあんまり気にならないので OK である。
でも一応(あまりネタばらしにならなそうなものだけ)並べてみると
1997-09-07