踊る大捜査線 THE MOVIE
Data
- 監督
- 本広克行
- 脚本
- 君塚良一
- 出演
- 織田裕二, 柳葉敏郎, 深津絵里, 水野美紀, いかりや長介, et al.
- 公開
- Japan, 1998
Story
川に浮かんでいた死体の胃袋にはヌイグルミが入ってるわ、刑事課の中では机の上から領収書やカバンが消えるわ、警視庁の吉田副総監が誘拐されたのに捜査に参加させてもらえず雑用ばっかやらされるわで、湾岸署はてんやわんや。
そして青島と室井の約束はどうなる?
My comment
TVシリーズは観てなかったんだけど(観ときゃ良かった)、特番は全部観た。 面白いなぁ。
さて、この映画の良かったところ
- 青島くんの握手した手を放しちゃいけないところ。
- 青島くんのイビキ。
- 青島くんの始球式での「ファー」。
- オープニング。 かっこいい映像、かっこいい音楽。
- 音楽。 うかうかとノせられてセントラ買っちまった。 "Rhythm And Police" って「踊る大捜査線」の英語名なのかな?
- 戒名会議。
- 片石貴子。
- 勝どき署。
- カメラワーク。
- 「ガラスの仮面」の小野寺先生と同一人物とは思えない佐戸井けん太。
- 観客を油断させない緊張感の緩急。 全然ダレなかった。
- 刑事課でのモブシーンに出てくる意味の無い小道具。 「ひょうきん族」とか「心はロンリー・気持ちは……」を思い出しちゃった。
- 所轄の意地とコピー機。
- 署長の「いやぁ、青島くんが刺されたねぇ」。
- 室井さんの眉間と顔の筋肉。
この映画の良くなかったところ
- いかにもフジテレビらしい安易なパクリ。 小泉今日子の演じたイカレ犯罪マニアはいなくてもよかった。
- 小泉今日子はよく演じたと思うが、それでもやはりレクター博士には及ばないこと。
- 本庁の刑事が単に「大した事ないくせにイバる、ヤな連中」だったこと。 「優秀だが失敗するヤな連中」だったらもっと面白かったのに。
- メチャメチャ観客が多かったので、良い席を確保するため、初めて指定席券を買ったこと。 自由席なら割引券が使えて1600円だったのに、指定席のために2000円払った。
しかしまぁ盛況なのは良いことだ。
この映画のナゾなところ
- 青島くんの声がテープに入ってたこと。
(2002-12-3追記: 後で本作をまた観たときに気付いたが、青島が見回した風景の中に主犯格の男が一瞬写っていた。)
- Infoseek。
- 看護婦との説明的な会話。
- 「ザ・テレビジョン」のある号で「青島、殉死か?」などとアオっていたが、同じページに載ってる織田裕二の談話の中に5年後の青島について語っているところがあったので、殉死なんかしやしないのはバレバレだったこと。
そうでなくたって青島が死ぬなんて誰も思わないって。
後ろ辺りに座ってた中年夫婦のご亭主の方が、映画の終わった後席を立ちながら
「CMの無いTV番組みたいなもんだな」
と言っていた。 つまりTVと変わらんのが不満だということなんだろう。
うーん、逆に「映画にしてもいいくらいのドラマを今までTVで流してた」と考えるわけにはいかないかしらん?
「この映画がすごい! '98 vol. 2」に特集あり。
1998-11-08
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