別冊宝島312号
この映画がすごい!

Data

発行
(株)宝島社
1997年5月
価格
880円(税抜き)

My comment

サブタイトル「日本で一番ミーハー入ってる映画ガイド」が物語る通りミーハー入ってる。

裏表紙には「これ一冊で映画のすべてがわかる!」などとアオリ文句が入れてあるが、古今東西の映画ガイドみたいなものを期待すると裏切られるので注意。

目玉は1996年の映画ランキングであり、他の部分も比較的最近公開された映画に関する話題が多い。
それはいいんだけど、あとの余ったページをくだらない座談会や書きとばし記事でとりあえず埋めたような印象があり、最初の60ページくらいは一度パラパラと読んだら二度は読む気にはならないような内容が続いている。
サブタイトルはジョークじゃなかったということで、ちょっと残念。

しかし「'96年版 この映画がすごい!」と思って読めばそれなりに楽しめた。
真摯な映画ファンではない不勉強なぼくには、へーあの映画ってそういうものなんだとかそんな映画もあるのかぁなどという新しい発見もあったことだし。

軽い読み物としては、880円は妥当な出費かな。

さて、同じ別冊宝島の「このマンガがすごい!」とその続編的「日本一のマンガを探せ!」は、とにかくデータ量がすさまじい。 この二冊で日本マンガのすべてがわかる、と言ったら言い過ぎとしても、思い付くマンガや漫画家を索引で探すとまあ大抵は見つかるほどである。
おそらくこの「マンガ」があたったんで「映画」も作ったのではなかろうか。 しかし、「マンガ」の方は「いきなり最終回」などで元々データの蓄積があった上で作ったのに、「映画」の方は何も無いところから作ろうとしたのでいささか内容が薄っぺらになってしまった、というところなんだろう。
同様にして「このアニメがすごい!」というのもあるが、こちらは店頭でパラパラめくってみて内容があまりに薄そうだったので買ってない。 あと「ミステリー」とか「文庫」とかがあった気がするけど、そちらはちゃんとチェックしてない。

1997-07-08


別冊宝島
この映画がすごい! '98

Data

発行
(株)宝島社
1998年4月
価格
886円(税抜き)

My comment

今年もミーハー入ってる。

ページの半分はケイト・ウインスレットの二の腕と「北京原人 Who are you?」の話題で埋め尽くされているような気がする。
でも巻末のインデックスで数えたら、登場回数が一番多いのは「コンタクト」と「ザ・エージェント」。 変だなぁ。

ランキングの1位が「マーズ・アタック!」となっているのはなかなかグーである。
2位以下は? 自分で買って読んでください。

1998-04-19


別冊宝島
この映画がすごい! '98 vol. 2

Data

発行
(株)宝島社
1998年9月
価格
886円(税抜き)

My comment

結局季刊化されてしまった。 その分、分量も内容も薄っぺらになっていく。

巻頭特集は今をときめくレオナルド・ディカプリオ。 当然のように体型ネタも入っている。

あと「踊る大捜査線 THE MOVIE」特集あり。 テレビシリーズは全然観てなくて、その後の特番でちょっとハマりかかってるぼく(サントラも買っちゃったし)にとっては、これはまぁ良かったな。

次はもう買わないかも。

1998-10-24


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