![]() 【三日目:天草の不審な言動】キーパー:翌日でございます。BOXではちょぼちょぼ来ている入会希望者の相手を鷺山さんがやってくれています。出店の方には蕪くんと、佐野さんが早速出てくれているそうです。即戦力です。 織本:む!? 出店に行って蕪を追い返します。「お前、もうBOX戻っていて良いよ」。 一同:(笑)。 チェ:でも、ヤマトの復活篇が良いって言っている人材をサークルに残して良いものかどうか(笑)。 織本:確かに(笑)。でも佐野さんの言う事は全肯定なので。 キーパー:では出店には織本さんと佐野さんが詰めているということで(笑)。単独行動でも全然危険じゃねぇな。 一同:(笑)。 キーパー:しばらくするとBOXに天草くんが来ます。 チェ:「昨日、例の事件のあった学食に居合わせたらしいじゃん?」。 キーパー:(天草)「そうなんですよ。でも僕も騒ぎが起きてから事件があったことに気付いたくらいでして。騒ぎに気づいた時には、既に倒れていたんです」。 チェ:何か隠していないかな!? <心理学>は05%ありますが!?(※←基本値)。……俺がやっている場合じゃなくて、誰かこの会話中に何かを気づいてくださいよ。 キーパー:ではBOXにいる人は<アイデア>ロールをしてください。 鷲羽&村瀬:成功。 キーパー:成功した人には分かるんですけど、天草くんは千重本さんと話をしている間もどことなく上の空な感じがします。 チェ:俺はまったく気付かないけどね(※←<アイデア>失敗)。「怖いねぇ。これで終わってくれれば良いけど」。 鷲羽:天草って医学部? コイツが細菌ばら撒いているってことはないだろうな? キーパー:(天草)「そういえば、僕と一緒にここへ案内された一回生の人がいましたよね?」。 村瀬:「立花くんと佐野さんかい?」。 キーパー:(天草)「あの二人は来ているんですか?」。 村瀬:「佐野さんは来ているね。立花くんは昨日来たよ」。 キーパー:(天草)「ああ、そうですか……」。 鷲羽:若干、彼の事を怪しく感じていたりするので、様子をうかがっています。 キーパー:では<心理学>を振ってみますか? 鷲羽:よし! おりゃーーー! (コロコロ)失敗! 一同:(笑)。 キーパー:特に何かを隠している気配は感じられません。その後は鷺山さんが天草くんの相手をしてくれます。しばらくすると「これから用事がありますので。また来ます」と言ってBOXを立ち去りました。 鷲羽:……尾行! 尾行でしょ!? チェ:いや、俺SIZ 18だから尾行できないし。 キーパー:見つからないように尾行するには<隠れる>と<忍び歩き>ロールを同時に振ります。 鷲羽:……オレが両方とも50%ずつ持ってますね。何者だ(笑)。仕方ない、オレが行きましょう。「オレが帰ってくるまでに女子入会生を三人以上確保しておくこと! 以上!!」と言って出て行きます。 チェ&村瀬:「以上!!」じゃないよ! 無茶だよ!(笑) 鷲羽:振りますよ! はぁーーーーーっ! (コロコロ)81! 失敗! キーパー:ものの見事に気づかれます(笑)。 鷲羽:「……ジュース、買お! ジュース、買おっと!」と言って誤魔化します。 一同:(爆笑)。 鷲羽:目が合ったら天草くんに手を振って、ジュースを買ってすごすごと帰ります。 キーパー:出店に天草くんが来ます。 織本:「あ!」と言って佐野さんを目当てに来たのかもしれないので憎しみの目で見ます。「……ああ、やあ」と言います。 チェ:なに警戒しているんだ(笑)。 キーパー:(天草)「どうも。希望者はどんな感じですか?」。 織本:「まぁ、ボチボチって感じだけど」。 キーパー:<アイデア>ロールをしてください。 織本:(コロコロ)65。成功です。 キーパー:天草くんは織本さんや佐野さんと当たり障りのない話をしているんですけど、心ここにあらずといった風です。目の前にいる二人にあまり意識が向いていないように感じます。 織本:? 何に注意が向いているかは分かる? キーパー:<目星>でどうぞ。 織本:(コロコロ)くぅ〜、失敗。何か上の空だなぁ? キーパー:向こうから声をかけてきたにもかかわらず、上の空っていうのも妙な感じがします。 織本:「何だコイツ? 感じ良くない奴だな」って思っています。適当に話は合わせますが。 キーパー:しばらく話した後、「じゃあ、また来ますね」と言って立ち去ります。 織本:なんだ、アイツ? 何かを、あるいは誰かを探しているのか? キーパー:そんな頃、鷲羽さんの携帯に電話がかかってきます。例の病院関係者ですね。 鷲羽:「何か分かった?」。 キーパー:(病院関係者)「実は今日も一人運び込まれてきまして」。 鷲羽:「え!? どこの誰子ちゃん?」。 キーパー:(病院関係者)「今度は学生じゃないんです。万座区の新駅前広場で20代のOLが倒れました」。 鷲羽:「……何時頃?」。 キーパー:(病院関係者)「運び込まれたのはたった今です。また変死ですよ」。 鷲羽:「何か分かった事はないわけ?」。 キーパー:(病院関係者)「いいえ。二人目もかなり詳しく司法解剖して調べているみたいですけど。症状はみんな同じなんですけどね」。 鷲羽:……こうなると、天草くんは関係ないのか? どういうアプローチで発症するんだろう? 精神的に蝕まれるのかな、それとも現実に何か見えているのか? 村瀬:思い返してみても小林先輩に何か不審な点はなかったんですよね? 織本:何かを思い悩んでいるとか? キーパー:そうですね、特になかったですねぇ。 織本:そうなると、本人にしてみても青天の霹靂みたいな感じだったわけか。BOXでだべっている時、飯食ってる時、駅前歩いている時か。そこにも関連性はなさそうだね。 鷲羽:なさそうですなぁ。ただ、目に見える異常な症状が出ているわけですから、何かの病気なのでは? 織本:発症してから死ぬまでが異常に短いけどね。 村瀬:いや、病気か毒かの区別をつけるのはまだ早いですよ。 鷲羽:でも、毒だったら小林くんの時にオレらが何か気付かないはずないだろ。 チェ:そう。そうなんだよね。 鷲羽:よし! じゃあ、我々で異常がないかパトロールしよう! と言ってもエリアが広すぎるんだよね。せめて事件がキャンパス内に限られているなら可能かもしれないけど。 織本:駅前で起こっちゃったからねぇ。三例目の時に、天草くんが駅前にいたかどうかだよね。 鷲羽:それは明日天草くんがBOXに来たらチェが鎌をかけてみるしかないでしょう。 チェ:俺向きの仕事じゃないけどね(笑)。 「深淵より」トップへ戻る |