![]() 【六日目・後:脱出】キーパー:次のラウンドの最初に「遅れて済まない!」と言って姿さんが現れます。 一同:おー! キーパー:そして「こっちだ!」とある方向を指差します。 織本:お? 計算が終わったのか? 村瀬:退出角が見つかったんですかね? キーパー:姿さんが示す方にはぽっかりとひと一人が通れるような穴が、黒い空間にさらに色が違う色の黒のような感じで見えます。1ラウンドに1人ずつ穴から脱出できます。 鷲羽:DEX 12のオレもそれに向かって走ります。チェのおかげで、“影”に攻撃は効かないと証明されたので(笑)。 チェ:最悪だよ!(笑) キーパー:“影”の攻撃は千重本さんに。(コロコロ)命中です! チェ:伊達に体育学部じゃないですよ!? <回避>! ヒラリ! 織本:穴へ向かって走ります。 チェ:俺も。 キーパー:次のラウンドですね。村瀬の手を引いた天草くんが穴に入りました。(※天草、村瀬、脱出) チェ:穴に入れるのは一人ずつなんだ? 頼む、早く行ってくれーーーーー! キーパー:影の攻撃は千重本さんに……(コロコロ)……またしても当たり! 賽の目が良いですなぁ。 チェ:<回避>します。(コロコロ)失敗! 一同:キターーーーー! キーパー:触手の命中ダメージはSTRとCONを1D6ずつ吸い取ります。 チェ:マジ!? 3分の1の確率で、俺、消滅ですよ!?(※チェのCONは5なのです) キーパー:まずSTRを……(コロコロ)……6ポイント。 チェ:マズイ! マズイよ!! キーパー:恨みっこなしで(笑)。振りまーす。(コロコロ)CONに3ポイント。 一同:助かった! チェ:いや、助かっていませんけどね(笑)。 村瀬:CON 2ですよ(笑)。 チェ:通常の生活を送るのも困難と思われます。 キーパー:次のラウンドです。 鷲羽:オレの番ですね。穴に飛び込みます。側転しながら飛び込みます。「とーーーーーっ!」。(※鷲羽、脱出) キーパー:織本さんに対する影の攻撃はハズレ。本来こんなもんです。 キーパー:次のラウンド。村瀬はハッと気がつきます。大学の構内で倒れていて、周りにはあなたを覗き込んで「大丈夫ですか?」と言っている人たちが大勢います。 村瀬:生きているみたいだ。 キーパー:恐怖の効果からは立ち直っています。横で天草くんが「織本さん、大丈夫ですか!? 織本さーーーーーん!」と倒れたままの織本さんに声をかけています。 村瀬:「落ち着け、天草くん! ハッ! 立花は!?」。 キーパー:その場にはいません。 村瀬:倒れた元の場所に戻ってきたんですよね? どうやら精神だけが向こう側へ行っていたみたいですね。 キーパー:影の攻撃は千重本さんに。命中! チェ:ヤバイ! 今度こそ、当たったら確実に消滅する! <回避>! ヒラリ! 一同:おー! チェ:88%もあるんだから、さっき失敗したのがおかしかったからね(笑)。 織本:穴に飛び込みます。(※織本、脱出) チェ:残るは俺か。 キーパー:次のラウンド、目を覚ましそうな織本さんの様子を見て天草くんはほっとしています。 村瀬:「……BOX? 行ってみるか?」。織本さんは天草くんに任せてBOXに向かって走り出します。 キーパー:鷲羽さんは気がつくと目の前に立花がいます。そしてあなたを見て「えっ!?」という感じでうろたえています。 鷲羽:「効かーーーーーん!」と言います。まるで何事もなかったかのように「オレには効かんぞぉ!」と叫びます。 織本&村瀬:(爆笑)。 キーパー:千重本さんへの触手攻撃はハズレ。 チェ:穴に入ります。(※チェ、脱出) キーパー:立花は鷲羽さんが起き上がったのを見て狼狽してこのラウンドは何もアクションはしません。 鷲羽:チェを置いて逃げ出すわけにもいきませんので、殴りかかる的な事をして時間を稼ぎます。 チェ:慣れないことを(笑)。 鷲羽:体当たり的に「コノヤロウ!」といって突っ込んで行きます。 キーパー:身体ごとぶつけていくわけですか……。<こぶし>とおなじ%で良いですよ。 鷲羽:経験チェックいただきますよ! たーーーーーっ! 失敗(笑)。 一同:(笑)。 チェ:ダメだ、コイツは(笑)。 村瀬:まぁまぁ。そういうキャラクターじゃないですしね(笑)。 鷲羽:うん、そうだよね(笑)。 チェ:そして俺が立ち上がるわけですよ。「う、う〜〜〜ん」。CONが2しかないので、かなり青ざめています。ダメージ・ボーナスもなくなりましたが、立花と戦う意欲はまだ残っていますよ!? キーパー:2人が立ち上がったのを見ると、さすがに立花はくるりと背を向けてダッと走って逃げて行きます。 村瀬:私はBOXへ向かっていたので、鉢合わせますか? キーパー:そうだね。階段を下りてきた立花と鉢合わせます。前後から迫られて、立花は狼狽して立ちすくみます。 村瀬:蹴ります。何気に<キック>は66%ありますので。おりゃ! (コロコロ)32。実は<マーシャルアーツ>が37%あるので、ダメージが2D6になります。8ポイントのダメージ。 織本:意外と狂暴だな、お前。 キーパー:(立花)「ぐわっ!」。結構効いています。蹴った感触はまさに人間そのものです。 村瀬:コイツになら普通に攻撃が効きそうですね。 鷲羽:そこへやって来たオレ様が<パンチ>でトドメを刺します。 キーパー:では背後からの攻撃となりますので、+10%のボーナスを差し上げましょう。 鷲羽:「コノヤロウ!」。(コロコロ)99! 失敗(笑)。 一同:(笑)。 キーパー:危うくこぶしを痛めちゃいそうなくらいの失敗ですな(笑)。 チェ:俺はゆらりと立ち上がって壁に手をつきながらみんなを追っています。 キーパー:いよいよ進退窮まった立花は最後にもう一度村瀬に精神攻撃を仕掛けます。「くっ! 喰らえ!」。 村瀬:POW対POWですよね? 45%。(コロコロ)成功! 「そう何度も喰らわん!」。 キーパー:(立花)「き、効かない!?」。 村瀬:蹴ります。スカ。 鷲羽:オレに任せてくださいよ。<パンチ>! スカ! チェ:俺、到着! 俺は階段の上にいるんだよね? じゃあ飛び蹴りをかまします! おりゃーーー! (コロコロ)18! 10点のダメージ!! キーパー:ドカーンと吹っ飛びます。壁にガシャーンと激突してクモの巣状のヒビがピピピピピと入ります。そしてズシャア! と顔面から落ちます。 鷲羽:車田エフェクトwww キーパー:織本さんと天草くんも現場に到着します。立花は普通に倒れているんですが、やがてジワジワと影がにじみ出てきて、彼の身体を包み込むと溶けるように消滅しました。一応SANチェックを。 織本:失敗。2ポイント喪失。 キーパー:天草くんも失敗して1ポイント失いました(※他の3人は成功して喪失なし)。村瀬の足下の影から「みんな、どうやら無事のようだな」という姿さんの声が聞こえます。 村瀬:「どうにか平気です。退出角の計算は終わったんですか?」。 キーパー:(姿)「いや、途中だったんだが、昨日の夜に向こうから不意を打たれてね。緊急避難的にこちらへ逃げ込んだんだ」。 村瀬:「出てこられますか?」。 キーパー:(姿)「いや、う〜ん、しょうがないね。こればっかりは」。 織本:それで済むのか。さすがだな(笑)。 村瀬:これでとりあえず立花は退去したと考えて良いでしょう。 鷲羽:立花のマスターの“影”も、しばらくはこちらに手出しはできないと祈りたい。 探索者たちは精神のみを“深淵の邪悪なる影(アドゥムブラリ)”の次元に送られています。姿が開いてくれた“扉”は、別の二次元空間に繋がっていました(姿は、二次元空間内なら、自由に移動可能)。 探索者たちは「アドゥムブラリの次元」に直行させられているので、そこを脱出さえすれば、精神は元の肉体へと戻る事が出来る、と言うわけです。 姿の場合は、緊急避難として肉体ごと侵入角から二次元空間へと入っているので、退出角が判らないと出て来られないのです。 姿は再び二次元平面で退出角の証明の続きをするとのことです。これ以上天草くんに迷惑はかけられないとの事で、独力でそれに挑むようです。STRとCONを失ったチェは半月ほどの入院を余儀なくされましたが、治療の甲斐あって快癒しました。 様々な謎は残されたままですが、とりあえず“深淵の邪悪なる影”とその“探求者”立花勉にまつわる事件は、こうして終了したのでした。 (了) 「深淵より」トップへ戻る |