#2a 英 東児
アクション1:
前回のことを踏まえて、手紙は偽物という線で行きます。ただこの場合、何が目的で誰がやったのかサッパリ、ですが。
[1アクション目=午前]
巳堂英一に会いにいきます。お守りの解析結果を聞く前に、今のところ幸運のお守りが唯一の手掛かりだということを言っちゃいます。
「蜘蛛の糸みたいな細い手掛かりだけど、今のところコレに手をかけたのは俺一人だからお釈迦様(巳堂のほうを見ながら)も糸を切ったりしないだろ(笑)」てな感じで。
その後で万座殿の新たな崩落と、詳しいことは分からないがその際にお守りが反応をしたことを告げます。それにどんな反応をするのか観察します。
前回の訪問で印象に残った首飾りをまさぐる仕草をまた見せるようなら、「随分お気に入りですね、そのお守り。手慰みで解析なんていってましたけど、他にも理由があるんじゃないですか?」と質問をします。
あからさまに怪しい赤室と違い、巳堂を怪しむのは取り越し苦労のような気もしますが。
日下部矢尋のことも気になるので、どんな人物かということと陵世羅との仲はどうだったかを聞いておきます。
帰る時に、水晶のことで新しいことが分かったら連絡をくださいと言っておきます。
[2アクション目=午後]
万座殿のB9区画に行き、ブティックで陵杏里を探します。複数あるかもしれませんが、店員に「陵杏里さんという方がここで働いてると聞いたんですが」と聞いていけば大丈夫でしょう。駄目だった場合はそれから携帯に電話します。
陵杏里が姉の世羅にどんな感情を持っているのか、を知りたいので「妹から見た陵世羅」がどんな人物だったかを聞きます。
それと陵世羅の住居を教えてもらって、室内の調査の立会い、もしくは許可を求めます。
もしクサカベの管理下にあるのなら、一緒に住居を調べてみませんかと提案します。赤室さんに立会人になってもらえば大丈夫でしょう、会社用の書類は昨日の内に回収したようですから、問題はないはずですよ、と言って。
こちらからは幸運のお守りが特殊であることを話します。
[3アクション目=夜]
B13区画の崩落事故現場でお守りの反応を見るのと、万座殿での聞き込みは両立可能でしょうか? 駄目なら崩落事故現場を優先します。
聞き込みは万座殿にまつわる噂話の収集。事故にまつわる噂だけでなくオカルト的な噂にも注意します。何かこちらのアンテナに引っ掛かる噂話を期待して。意外と噂話も馬鹿にならないと思うので。
最後に、私は長内香織、久遠奨、鈴原志郎の3名と同盟を組みました。手づるのないクサカベは彼らにお任せします。職業が裏目に出てますね。
リアクション1:
【國史院大学・地質学研究室】
いつもの飾らない服装の上から薄汚れた白衣を着た姿で、巳堂英一はあなたを出迎えた。人懐こいあの笑顔は健在だが、無精髭やどことなくくたびれた様子から、彼が根を詰めて研究をしている事が窺えた。
皆に送りつけられた幸運のお守りについたこの水晶こそ唯一の手掛かりなのだというあなたの訴えに、英一は「そうですか」という大して興味のなさそうな返事を返してきた。諸々の事情より、英一にとって水晶は興味深い観察対象でしかないようだ。
「この水晶・・・に似た鉱石は、かなり生物に近い性質を持っているようですね」
英一は専門用語を交えずに、あなたにも分かりやすいように次のように説明した。
水晶(厳密には水晶とは別種の珪素生物ですが、と英一は付け加えた)には炭素生物に見られるような不規則な生命活動が確認されたという。それは紛れもなく意思・知性を感じさせるものであり、特に同種の生物が接近すると反応が活発になる事から、互いに何らかのコミュニケーションを取ろうとしているのではないか、と英一は推論している。
あなたは自分の携えてきた水晶を掌に乗せてみる。確かに、その明滅が若干強くなっているようにも見える。英一の言う通り、あなたたちの持つ水晶が互いを刺激しあっているという証拠なのだろうか? あなたが崩落現場で水晶が何らかの反応を示すことを伝えると、英一は少し考え込む仕草を見せ、「それは確認しないといけないな」と呟いた。
以前見せた仕草よりもハッキリと水晶を弄ぶ英一を見て、あなたはその理由を問う。英一は少し狼狽えた様子を見せたが、頭を掻きながらはにかむ様に笑った。
「もしこの水晶が陵さんから贈られた物だとしたら、彼女にとって僕が少しは気にかけてもらえる存在だっていう事じゃないですか。そういう事なら、やっぱり嬉しいですよ」
単純な思慕を隠そうともせず、そう答えたのだった。
「興味の尽きない研究対象ですね。もう少し調べてみるつもりです」
そう言って英一は電子顕微鏡を覗き込んだ。研究の邪魔をしないように、あなたは研究室を去った。
(ロールに1回成功しています)
【万座殿・B9区画】
黒大理石でシックにまとめられたB9区画。著名な建築デザイナーに設計を依頼したとかで、他の地下街とは一風趣を異にしている。ブランドメーカーのアウトレットも数店軒を連ねている上品な店舗の集められたこの区画に、陵杏里が勤務するブティック「キルケゴール」がある。
キルケゴールに向かう途中、見知った顔を見つける。あの独特の髪型は出羽清虎だ。声をかけると、どうやら彼も杏里の勤務先へ行く腹積もりのようだ。目的が一緒と知って、あなたたちは連れ立ってB9区画を行く。
店内には控え目にクラシックが流されており、数名の先客がいた。入って来たあなたたちに気付いて奥から女性店員が現れ、声を掛けてくる。あなたは自分が買い物に来た客ではない事を告げ、次いで「陵杏里さんはいますか?」とその女性店員に尋ねた。店員の顔に怪訝さを表す表情と、ハッと何かに思い当たったような表情が消えては浮かんだ。
「杏里ちゃんのお知り合い?」
探るような店員の言葉には自信を持って「そうだ」と答えた。すると店員は良く手入れされた眉毛をハの字に歪めて話し出す。
「大人しくて地味な感じの子なんですけど、一生懸命さと丁寧さがお客様に受けましてね、評判の店員でしたのよ。今でもたまに杏里ちゃんを名指しで問い合わせして来るお客様がいるくらい」
・・・? この女性店員は何を言っているのか? 訝しげなあなたたちの表情に気付いて、女性店員はこう言った。
「杏里ちゃん、2年前に亡くなりましたのよ。交通事故で」
【3アクション目】
赤室翔彦によって「召集」がかけられています。
「召集」に参加するか、自分の【召集】ポイントを消費して「召集拒否」するかを決定して申請してください。
アクション2:
召集に参加します。
情報収集になりそうだし。
リアクション2:
召集参加。
