Undead & Buried



チルマスターの言い訳。

Undead & Buried プレイ時間は合計10時間20分くらいです。前・後編に分けて2回のセッションとしました。

 シナリオ・ブック『Undead & Buried』のリプレイです。
 情報量がかなり多く、しかも内容が複雑なのでかなり手ごたえのあるシナリオだったのではないでしょうか? 「SAVEのシカゴ司令部の所在地を突き止める」という陰謀のために、壮大な罠(レッサー・ゾンビ・マスター出現という狂言事件)を仕掛けてエンヴォイを出し抜くという、今までにない嫌らしいタイプのシナリオです。

 ゾンビ・マスターの正体は、実はブラック・タマナスが作り出した頭部と両手のないゾンビ(攻撃に-20%のペナルティを持つ、通常のゾンビよりも弱体化した個体=偽ゾンビ・マスター)に過ぎなかったのですが、エンヴォイたちは得体の知れない敵の送り込む大量のゾンビ(その数、50体以上!!)に辟易としながらも、敵をゾンビ・マスターと信じて捜査に当たっていました。真相はかなり反則的なので、ロス=ミニオン出現以後はプレイヤーの皆さんも驚愕したことでしょう。
 なお、ブラック・タマナスは“屋外では黒いネバネバした足跡を残す”という弱点を持つクリーチャーなのですが、今回のバーカー=ブラック・タマナスは《幻覚》ディシプリンで足跡を隠すという、この弱点を克服した強敵でした(バスケット・ボールをしていた子供たちが言っていた“黒い染み”とは、この足跡のことでした)。しかも反則的な4本腕とか、恐怖判定への修正とか、キャンペーンの最終回のボスとしては十分すぎるほど強力な敵でした。事故りかけながらも全員生還したエンヴォイたちはお見事です。

 これまで何度か言ってきたようにかなり荒いシステムだとは思いますが、キャラクターを組み上げた後は比較的ルールが簡単であること、段階判定やストライク・ランクという独特な判定方式、扱うテーマの分かりやすさ等、見るべき点はあるという感想がプレイヤーからは出されました。何より、敵がいかに反則的に強かろうとも、とりあえず戦って死ねるのは納得がいくそうです(それでも私は有無を言わさずに圧倒する『クトゥルフ』の方が好きですけど)。

 キャンペーンは今回で完結ですが、翻訳したものの未だ使っていないシナリオもあるので、機会があったら突発的にプレイしてみようと思います。
 無邪気で、深く考えなくて良いゲームですしね。

 「すべてアンノウンの仕業です!」



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