Undead & Buried



 往々にして、見つけた敵のアジトを襲撃した時、ゾンビを見ると安心するものだ。問題ない。我々は常に、もっと最悪の事態を想定しているのだから。ゾンビは敵としては最弱の部類だ。結局のところ、奴らは元は人間だったのだから。
 しかし、奴らが危険なクリーチャーではないという意味ではない。実際、私の親友ホウィットニー・ウィンザー=スマイスはおよそ20年前にカラカスの郊外でゾンビによって殺された。ウィンザー=スマイスが死んだ時、私は彼と一緒にいたので、イギリスに戻ってから仲間に彼の死を報告したことを覚えている。
 仲間は尋ねた。「君たちはライフルを持っていかなかったのか? ウィンザー=スマイスは射撃の名手で、オックスフォード・ガン・クラブの会員だったんだぜ」。
 私は答えた。「ああ、撃ったとも。でもゾンビにはまったく銃弾が通用しなかったんだ」。
 仲間は尋ねた。「それなら君はどうやって逃げ切ることができたんだ?」。
 私は答えた。「幸運にも、僕はオックスフォード・ガン・クラブを除名されて、オックスフォード陸上クラブに入らされていたのでね」。
――ロバート・A・デヴィッドソンの日誌より



9月

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の言い訳。


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