赤のQ


6

インプ

キーパー: さて、皆さんPOW×3のチェックをしてください(史乃のみ成功)。屋上のフェンスの上に、一羽のカラスが止まっていることに気付きます>史乃
堂本: やや、そういえばあの時も
史乃: 注目します
キーパー: 麻希「あら、あのカラス……」麻希も気付いたみたいです
美緒: 遅れて視線を追います
キーパー: カラスは麻希を凝視しているようです
史乃: 「ちょっと、何なの?」観察しつつ、カラスに近づきます
美緒: ???
堂本: 「よせっ」と咄嗟に叫ぶ。本能的に
キーパー: するとカラスは「カァァ!」と一声鳴くと舞い上がり、空中でドロンと小悪魔の姿に変わります
史乃: へ?
堂本: ぎょえええっ
美緒: 小悪魔!?
キーパー: コウモリの翼、長い鉤爪、ビーズのような小さい目を持った見るも恐ろしい羽根のある子供のような姿をしています
堂本: モチーフに忠実だがオソロシイ!
史乃: 「え……、インプ?」
美緒: 「ですね……インプです!」
堂本: 「な……馬鹿な」
キーパー: 夕暮れの空をバックにして、醜悪な戯画が目の前に現れました。正気度ロール、どぞ(美緒だけが失敗し、正気度を1ポイント喪失)
美緒: 「あうう……」ぞくりと悪寒がしたのでブルブル震えます
堂本: ボーゼン
史乃: 写真に納めようとします
キーパー: ここから戦闘ラウンドになるので、1ラウンド目にカメラを構えてください>史乃
史乃: 了解
キーパー: お察しの通りインプです。上空から、麻希目掛けて襲ってきます。「キー!」
堂本: 「美影先生、なんでもいい、そうだ、消化器を……!」みんなの盾になる
史乃: 「建物の中に入って!」
美緒: 「逃げてください!」

(行動順は美緒→インプ→美影→堂本→史乃→麻希)

キーパー: では美緒の行動どうぞ
美緒: ええと……ここは思い切って副会長の腕を引いて逃げます
キーパー: 了解。次はインプですね。麻希に襲い掛かります。噛み付き……外れましたが。美影も逃走です。堂本、どうぞ
堂本: 前に踏み出して掴みかかる!
キーパー: では〈組み付き〉をどうぞ
堂本: へタレ! 失敗
キーパー: インプ「ヒラリ」
堂本: 「どちくしょうめ」
キーパー: 史乃どうぞ
史乃: 写真を諦め、掴みかかります。「やれるか!?」(〈組み付き〉ロールは成功)
キーパー: 飛んでいるインプを引きずりおろしました
堂本: 撃破せよ!
キーパー: 麻希は美緒に手を引かれるままインプから遠ざかります
堂本: 「美緒さん、なんか武器を~」
史乃: 「こっ、これどうしよう……」
美緒: 位置関係はどうなってますか?
キーパー: 美緒と美影と麻希は次のラウンドに校舎内に入れます。では第2ラウンド
史乃: インプの弱点を〈オカルト〉で考えられない?
キーパー: 良いでしょう。振ってみてください
史乃: (出目は85)ダメでした……
美緒: このまま副会長を連れて入って良いです?>ALL
史乃: そのように
堂本: 「なんか武器を~」
史乃: 殴って
キーパー: インプはじたばたと暴れます。美影は校舎に逃げ込みました。堂本どうぞ
堂本: とどめさしちゃう?
史乃: できれば>堂本
堂本: ちょっと観察。なんか喋りそうですか?
キーパー: キーキー言ってます
堂本: ぬっころそう。殴る(〈こぶし〉を振るも出目は94でハズレ)
キーパー: 小さくて狙いが定まりません。では史乃どうぞ
史乃: 現状維持
キーパー: 麻希は校舎に入りました。では最後のタイミングでコンサートホールの方からコーラスが聞こえてきます。本日のメインイベントの中等部による合唱発表会の歌声です。曲目はいわゆるオラトリオ(聖譚曲)です。それを聞いたインプの顔が不快そうに歪みます
史乃: おお!
堂本: つまり魔よけか……?
史乃: 「美緒ちゃん! インプの弱点って何だっけ?」
キーパー: 美緒は〈オカルト〉をどうぞ
美緒: はいです(出目は27で成功)
キーパー: インプは普通の武器じゃ絶対に傷つきませんよ
史乃: うわ~ん
美緒: 低級とは言え悪魔ですからね~
堂本: どどど、どうするのー?
キーパー: 歌声を聴いたインプの姿がスーッと消えます
史乃: 「あれ?」
堂本: 「ひょっ?」
美緒: 「ええっ!?」
堂本: もう一回でてこい! へたれでおわっちゃったぞ
キーパー: 再びパッと空中に姿を現すと、カラスに姿を変えて飛び去りました
堂本: るるる?
美緒: 逃げられてしまいましたね……