真実
キーパー: とりあえず皆さん白凰リサーチに再集合という事で。体勢を立て直して、次の方針を決めてください
古海: 「留学の話(多分エジプト)」「真雪家」「美弥子さんに接触はあったか?」「義景の家」が気になります(※鋭いです)
深崎: もう一度、真雪家を調べたい
古海: 真雪の家かなぁ
キーパー: では総力を結集して鉄工所へ向かいましょう。鉄工所に併設された沢渡家住居、玄関前です。報告の通り新聞が溢れています
古海: 開錠の確率は六割。外したら犯罪行為で侵入する、と
深崎: ふふふ
キーパー: 古海は〈鍵開け〉をどうぞ(出目は09)。ガチャリ
古海: 無駄にいい目だ
深崎: きたー!
古海: 「行きますよ、皆さん」
深崎: いえっさ(それにしても我ながらひどい警官だ……)
各務: おけ
淵沼: はいな
悠乃: 緊張した表情を返します>古海
キーパー: 屋敷の中に入ると、久しぶりですが、嗅ぎなれた臭いが……
深崎: 臭い?
各務: うわ
キーパー: 血と、爬虫類独特の生臭い臭いですね
深崎: ぞぞぞ~
悠乃: 顔をしかめてハンカチを
深崎: 拳銃にそっと手を掛ける
古海: 戦闘班前に! 淵沼さんは気をつけてw
淵沼: もう無理、ダメ
キーパー: 悠乃と淵沼(共に爬虫類恐怖症です)はこの家から出るまで全てのロールに20%のペナルティということで
悠乃: がーん!
キーパー: 家は普通の木造家屋です。美弥子の家や、まして四鴛の屋敷と比べると、庶民的な造りです
深崎: 庶民的な家にいる鰐……シュールだ
キーパー: 廊下は板張りなのですが、なにやら汚らしい紫色の筋というか跡がべったりと……
深崎: べったりと?
古海: 紫? 指にとって臭いをかいでみたり
キーパー:〈アイデア〉>古海
古海: (出目は96)反動で失敗
キーパー: ブドウのジャムかもしれません
古海: あら美味しそうw
各務: 食べるしかw
古海: パンがあればなーw
深崎: おえ
キーパー: 淵沼と悠乃は〈アイデア〉ロール
悠乃: えぇぇ……
深崎: ガンバ!
淵沼: わかりたくない……
悠乃: (出目は46)そりゃ成功しちゃうよ……
淵沼: (出目は40)成功しちゃった
キーパー: 爬虫類じゃ! 爬虫類の仕業じゃ!!
古海: 恐怖症組がピンチw
キーパー: 戸の陰に、床の隙間に、奴らが潜んでいるかもしれません>悠乃、淵沼
淵沼: 「爬虫類だよっ!! やつらの所業だっ!!! 気をつけろっ!」
古海: 「冷静になってください、淵沼さん!」w
深崎: 「ふっちー、おちつけよ」
悠乃: ええーと、ただただ不安げに周囲を見回して警戒します
沢渡家に侵入した一行は紫色の筋(当然、乾いて変色した血液の跡です)を辿りつつ捜査を進めます。
キッチンに着いて流し等の様子からこの家が数ヶ月使われていない様子を見て取ります。
バスルームではタイルにこびりついた大量の血及び肉片を見つけ、このありふれた家屋の中で起こった惨劇に慄然たる思いを馳せずにはいられません(正気度減りました)。
やがて一行は導かれるようにして階段を上り、2階へと進みます……
キーパー: (キーパーに)導かれるようにして上がった2階には「まゆきの部屋」と書かれた可愛らしい猫のプレートがかけられた部屋があります。部屋には鍵がかかっています
深崎: 蹴り開ける?
古海: 一応、紳士的に開錠(〈鍵開け〉の出目は44)
キーパー: ガチャリ
淵沼: オープン、セサミ
古海: 鍵開け屋か、私はw
各務: w
悠乃: (今更ながら、古海の手並みに、複雑な表情……w)
キーパー: 中には机やベッドなど、一通りの家具がそろっていますが、人はいません。〈目星〉>ALL(淵沼が成功)。ホコリの積もり具合から言って、この部屋もしばらく使われていませんね
悠乃: え?
各務: しばらくって?
古海: 少なくとも三ヶ月前からかな
深崎: うっそ~
キーパー: 机の上には散らばった書類、一冊の日記(!)、ノートパソコンが置かれています
各務: 日記かっ
古海: 日記!
深崎: お持ち帰りだ
各務: 「ああ、窓に、窓にっ」
古海: 早ッw>各務
各務: あはは
淵沼: これは見るしかない
キーパー: ではまず日記から……
沢渡真雪の日記
(6月初旬)
留学準備のために戸籍謄本をとって知った。私は沢渡の家の娘ではない。
(6月終り)
実の両親のことを調べるが判明しない。
(7月初旬)
沢渡鉄工所は約20年前に倒産しかけたが、多数の大口契約が一時に舞い込み、持ち直す(会社の帳簿から)。
(7月中旬)
経営難になるたびに新規契約が舞い込んでいる(有力な後援者?)。
(8月)
出生の事を考えると気が狂いそう!
(10月初旬)
父親は四鴛家の人間だ。神様の言うことは本当だった。旧四鴛本宅を訪れ、父親の埋葬場所に立って確信した。この父親の下に私は生まれ、神に捧げられた。
(10月終り)
古新聞に20年前の「涼ヶ淵攻防戦」の記事を発見。ただし、以後の続報はなし。
(11月初旬)
母親らしき人物が判明。紫苑美弥子。ハウスキーパーとして接触に成功。
(12月中旬)
美弥子さんが母親であると確信する。名乗り出たら、受け入れてくれるだろうか?
(12月終り)
拒絶。
これで私は沢渡でもなく四鴛でもなくなった。
私は……ナニ?
(日付なし)
私が私でないことを知る者を消して、ナニ者でもない私は唯一の私となる。
死したる者にも再度死を。
我、セベクの司祭也。
各務: うーむ
古海: やべぇ
深崎: 拒絶が絶望へ、そして……可哀想な子
悠乃: 美弥子さんを殺したのって、実は真雪ちゃんだったのかな?
キーパー: 実はほぼ同じタイミングで襲われていた場所があります。覚えていますか?
深崎: おおっ。圭一郎の屋敷
各務: ふむ
悠乃: うん
古海: 関係者皆殺し?
淵沼: なるほど
キーパー: つまりその時点で、義景は蘇っていたということです。では、義景を蘇らせたのは……?
古海: ふむふむ
キーパー: 「死したる者にも再度の死を。」
古海: 自分の手で殺したかったのか?
深崎: やはり……血を受け継ぎし者……真雪!
各務: 納得
深崎: あの軽さの裏に、こんな絶望と計画を……
各務: 復讐をしたかっただけだとすると、今の目的は何なんだ?
キーパー: (四鴛家にはまだ生きている人がいますよね?)
古海: 圭一郎。美弥子さんもあぶないかも
各務: 生存者殺戮か……
深崎: 皆殺し
悠乃: でしょうね
各務: 美弥子も圭一郎も同じ屋敷にいるんですよね
淵沼: 圭一郎はこのことを本当に知らなかったのかなあ?
悠乃:"神様" って誰のことでしょう?
深崎: セベク?
淵沼: セベクじゃないでしょうか
深崎: 「まずい……、根絶やしにする気で動いてるとすれば……」
悠乃: えーと、書類にも目を通します
キーパー: 書類は沢渡鉄工所の決算書や受注明細の写しです。見た人は〈経理〉(成功者なし)。見る人が見れば、これらの書類が真雪の日記の前半に書かれていることを裏付けてくれるかもしれません。あ、そうそう。書類に混じって戸籍謄本が見つかります。沢渡家の戸籍謄本ですね
各務: 見まーす
キーパー: 真雪は「養女」となっているのですが、実の親に関する部分がまったくの空白です。謄本を見た人は〈法律〉
深崎: 成功です
キーパー: 戸籍の改竄は困難であり、これを放置しておくことは普通あり得ないですね
深崎: はい
キーパー: つまり、戸籍の改竄とその放置が出来る人がいたということです
淵沼: ワザと?
深崎: ふふ、黒い陰だ……
キーパー: ノートパソコンはパスワードがかかっていて開くことが出来ませんが〈コンピュータ〉に成功すればパスワードも破れます
古海: コンピュータ得意なヒトいます?
悠乃: コンピュータ、ちょっとだけできますけど……ここだと20%のペナルティです
深崎: ワタシ、タタカウコトシカ、ワッカリマセーン>古海
古海: 持ち逃げするか
キーパー: コンピュータは放置でいいですか?
各務: 使えないからねぇ
深崎: お持ち帰りは?
悠乃: ノートPCじゃないんですね?
キーパー: ノートです
悠乃: なら、一応チャレンジしま──ノートなら持って出ちゃいますw
深崎: こっそりとお持ち帰り
キーパー: 了解です。ではノートPCの真実が明かされることはなくなりました。なぜなら……
|