
水澱地区
キーパー: 木田「さて、水澱地区へ行くのでしたな? 私が案内しましょう」
古海: 「お願いします」
キーパー: では車で水澱まで行くことになります。木田がパトカーで先導してくれます。パトカー、各務号、深沢号の3台連なって山道を登ります
古海: 「真雪くん、さっきのメモは破棄した方がいいかもしれないなぁ」>真雪
キーパー: 真雪「キャップが証拠の隠滅を指示した」(メモメモ)
古海: 「ちょっ」
キーパー: さて、水澱地区へ車で向かう途中、清淵のバス停から水澱へ向かう二人連れを見かけます
古海: どんな人ですか?
キーパー: セーラー服を着た女の子と、学生服を来た男の子ですね
古海: 今何時くらいでしょう?
キーパー: 18時くらいです。パトカーの助手席にいる淵沼には聞こえます。木田「ありゃあ、田村さんのところのお孫さんたちだな」
淵沼: 「田村さん? 水澱地区の住民ですか?」
キーパー: 木田「水澱に住む田村っていう住民の孫ですよ。ちょっと家庭に訳があって、水澱の祖父母のところに預けられているそうです」
淵沼: 「へえ、まだ高校生なのに大変ですね」
キーパー: 木田「二人とも白凰市の学校に通っていましてね。バスは清淵までしか来ないので、ここから水澱まで徒歩で上るというわけです。君たち! 水澱まで送ってあげるから乗りなさい!」木田が声をかけて、二人をパトカーに乗せるようです。姉弟の名は田村花梨と俊二です。彼らは言葉少なに礼を言ってパトカーに乗りました
淵沼: 「どうも、こんにちは」>花梨と俊二
キーパー: 花梨・俊二「……こんにちは」
淵沼: 「二人とも水澱の人なんだって? 僕は……」と自己紹介
キーパー: 花梨「そうですか……どうも」
古海: そういえば、高い所にある土地の名前の方が澱んでるんだ
キーパー: このあたりを涼川という小川が流れているのですが、その源流が水澱地区の水澱沼だそうです
古海: 澱みから流れた水が徐々に清流になるか
深沢: ということは源流には澱ませる大本がある、と?
古海: かもしれません(※面白い推理です)
キーパー: しばらく山道を登っていくと、ちょっと開けた場所を通りかかります。木田「ここが水流地区です。今は無人ですが」
古海: 「惨劇の地だ」
深沢: 「なんまんだぶなんまんだぶ」
淵沼: 家もないんですか?
キーパー: 家はありますが、かなり放置されているらしく荒れ放題です
淵沼: 「これは酷いな」
各務: 「廃屋ってやつは隠れ潜む場所にはなるかもな」
キーパー: 木田「ああいう事件があった場所ですし土地の者は誰も近寄らんですよ。こんな山奥に引っ越してくる酔狂な者もいませんからなぁ」
淵沼: 「でしょうねえ」>木田
悠乃: パシャ >廃屋
キーパー: 水流を通り過ぎて更に上っていくと、今度は灯りのついた民家が見えてきます。水澱地区に着いたようです。もう大分暗いのですが、50戸ほどの家屋があります。さらにそれらを飲み込むようにして横たわる大沼・水澱沼がこの地区にある全てです
悠乃: パシャ パシャ パシャ……
古海: 「ちょっと失礼だぞ」>悠乃
キーパー: 木田「住民は老人ばかり100名ほどですよ」
古海: 若いのはさっきの二人くらいか
キーパー: パトカーを降りると、田村姉弟は丁寧に礼を言って立ち去りました
深沢: 感心(^_^)ノ~~
淵沼: 「あの二人が水澱に来たのはいつごろのことですか?」>木田
キーパー: 木田「一月くらい前ですな」>淵沼
淵沼: まだあの2人は染まってないのかな
古海: 「さて、これからどうしたものでしょうか?」>ALL
各務: 「もう夜なんだよなあ」
キーパー: 木田「宿舎があるので、そちらに宿泊することが出来ます」
古海: 夜に捜査するのは危ない気もするが、高校生は夜が明けたら学校だ
深沢: 「そうだな……、まず子供の縁で田村家からはどうだろう?」
各務: 「それで良いんじゃないかね」
古海: 「全員でぞろぞろ押しかけるのも迷惑かもしれません」
キーパー: 木田「話を聞くのであれば、私が同行しましょう」
各務: じゃあ、宿舎の準備組と分かれるか?
深沢: うーむ、話を聞きに行きます
古海: 話は聞きたいです。でも、何を聞き出すかが問題ですね。いきなり核心(四鴛義景)に迫るべきか?
各務: 宿舎で防御施設でもつくっときましょうかw
淵沼: 話を聞きにいきたいです
悠乃: バランス的に宿舎でしょうねw
聞き込み班(古海、深沢、淵沼、真雪、木田)は宿舎準備を留守番班(各務、悠乃)に任せて、先程分かれた田村姉弟の祖父母宅へと向かいます。
露骨に無愛想な田村老人を相手に非友好的な聞き込みが行われ、以下のようなことが分かりました。
・過去がどうあれ、今の水澱沼に鰐は生息していないということ。
・潜伏時代に四鴛義景(おそらくは紫苑美弥子も)が使っていた家が地区の東側にあり、義景がいつ帰ってきても良いようにその家が維持されているということ。義景が「必ず帰ってくる」と予言を残したということ。
・義景はこの地区で無償で医療行為を行い、地区の住民たちから尊敬されていたということ。涼ヶ淵村を襲った土砂災害の際、水澱で救助活動を指揮し、多数の住民の命を救ったということ、等。
古海: 「義景先生のお家を見せていただいてもよろしいでしょうか?」>田村
キーパー: 田村「先生の家を汚すことは許さん」
古海: そろそろ失礼しますか? 泥沼っぽい
キーパー: では去り際、田村老人がこう呟きました。「義景先生が過去に何処で何をしたかなど、わし等には関係ない。わし等と水澱にとって、あの方は紛れもなく大恩人じゃ」
キーパー: 宿舎に戻ってきました。時間は20:00
深沢: 晩ご飯は?
古海: 食べてない
キーパー: つ「レトルト」
古海: 偉大な食物だ
深沢: 食べつつ今後の相談。もぐもぐ
古海: あ、四鴛義景の家に忍び込みたい人います?
各務: ちょっと興味あり
悠乃: みんなで?
古海: ちなみに私はそういった技能は全くないです。〈鍵開け〉ぐらい
悠乃: 同じくありませんw
キーパー: 木田は遠慮がちに止めます
各務: そういえば警察官が一緒だったか
深沢: 「怪しい人影が窓に見えたことにしようぜ」
古海: 深沢も警官ですよね
悠乃: w
古海: 技能がまるでないんで忍び込む場合はお役に立てません
各務:〈機械修理〉とかはあるけど……。やめといたほうが無難そうですね
古海: 忍び込みはキツイです
悠乃: 能力的に無理ですし
古海: 突撃迷宮
各務: いやだー
淵沼: あとは義景の家の確認くらい
古海: 義景が戻っていたりして……
深沢: まあ偵察くらいなら夜間でも
キーパー: 義景の家への侵入以外は夜明けを待っても問題ない感じですね
淵沼: 早起きして学校に行く花梨、俊二に質問というのはどうでしょう?
深沢: なんて賢いんだ>淵沼
淵沼: 来て1ヶ月じゃ意味無いかもしれんけど
各務: でも無口そうだけどなあ
古海: 何聞くんですか?
淵沼: 義景のことやら、ここには行くなといわれてるところは地区にないかとか
古海: なるほど
深沢: なんか怪しいことはないかとか
各務: 「昨日から村にあやしげなよそ者がたくさん来ましたー」とか思ってそうだが
古海: 確かにそれはありそうですね
悠乃: w
キーパー: 木田「それでしたら、今夜田村家に行ったのは失敗でしたなぁ。祖父母から口止めされているのではないでしょうか?」
淵沼: 口利いてくれなかったらどうしよーもないな
深沢: 結論としては、夜明けを待つ、ということになりますか
キーパー: では夜明けです。真雪「皆さん起きましょう! 朝食はカレーです!」
古海: 「おはよう。朝からヘビーだね」>真雪
深沢: 「昨日の晩もだろうが」>真雪ちゃん
悠乃: 「(朝からカレー……?)」
淵沼: 朝からカレーか。レトルトの王道ではあるけど
古海: さっさと食べてなんか行動しましょう
深沢: 了解。食べながら相談
各務: やっぱり土砂崩れかな?
古海: じゃあカレー咀嚼しながら土砂崩れ現場に
キーパー: ではもぐもぐとカレーを咀嚼しながら土砂崩れの現場に到着。土砂崩れの現場(地区の西にある斜面)は放棄され、潰された家屋の残骸等は埋もれるに任されています。村の規模からすると、かなり大きな土砂災害です
古海: ここから下の地区まで土石流か
悠乃: 「なんでこのままに放って置かれているんでしょう?」
古海: 「どうにかするだけの力がこの村にないんじゃないかな?」
キーパー: まずは〈物理学〉ロールをどうぞ>ALL(全員失敗)。では〈アイデア〉の1/2ロール(古海と深沢が成功) 「重機もないこの集落で、どんな方法で被災者を土砂から救出をしたのか?」という疑問がわきあがります
深沢: 「……重機の代わりに、鰐を使ったとか?」
キーパー: ここで得られそうな情報はここまでです。次のポイントへ参りましょう
古海: とりあえず義景の家を見に行きますか
キーパー: 家はすぐ分かります。地区の東側が絶壁になっているんですが、その前に一軒の家が建っています。表札は「四鴛」と出ています。2階建てで、意外と普通な感じですが、この地区の他の家と比べれば格段に立派な造りですね。一階には診療設備があることが見て取れます
古海: 辺りを見回して村人がいないかを確認
各務: ぴんぽーん(呼び鈴)
キーパー: まず村人ですが……〈目星〉(各務が失敗)各務以外は気付きますが、さりげない振りをして、複数の住民があなたたちを監視していることに気付きます
古海: これは入れないな
深沢: やべえ……
キーパー: 気付かなかった各務は「ぴんぽーん」なのでしょう
各務: あはは
悠乃: w
キーパー: もちろん誰も呼び鈴には応えません
淵沼: 家の周りは濡れてませんか?
キーパー: 濡れている様子はありません>淵沼
深沢: 誰か最近訪れた痕跡は?
キーパー: 庭などが綺麗に掃除されていますので、誰かが定期的に手入れをしているのかもしれません
古海: 次はどうしましょう? 迷宮?
各務: うう、やだなあ
深沢: では用意をして……、覚悟を決めて
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