復活



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痕跡――這、咬、血

キーパー: 紫苑美弥子の家は元白凰区の高級住宅街にある一軒家です。こぢんまりとしていながらも広い庭を持つ白い壁の洋風な家ですね。到着すると……まず〈目星〉(深沢、淵沼、各務が成功)。成功した人にはなぜか家の周りが濡れていることに気付きます。今日は雨は降らなかったはずですが……。失敗した人は「しろい いえだ!!」という感じです
古海(失敗): しろい! しろい!
悠乃(失敗): (うあー、ステキな家……うらやましー)みたいな?
キーパー: 確かにかなり素敵な家です>悠乃
深沢: 普通の水ですか?
各務: 水の濡れ方ですか?
淵沼 順哉淵沼: 「スプリンクラーでもあるの? この家」
キーパー: 暗いので良く分かりませんが、水っぽいです。無色透明
各務: べとべとしてないか、踏んでみよう
深沢: 「ヤマだ、ヤマの臭いがしてきたぜ」
キーパー: 先程成功した人だけもう一度〈目星〉(深沢、淵沼、各務がロールし、淵沼だけ成功)。淵沼はこの水の跡が何かを引きずった、もしくは何かが這った跡のように思えます
淵沼: げげ、まずいなそれ
深沢: 洋館、水の跡……、なんか起こってる
淵沼: 一応皆さんに注意 「なんかこの水の跡、変ですよ」
古海: 「何が変なんですか?」
悠乃: 「ヘンなんですか?」(怪訝そうな表情)
淵沼: 「いや、なにか引きずったような、這いずったような感じしませんか?」
古海: 「気のせいじゃないですか?」
淵沼: 「そう見えませんか?」
古海: 「そうですか?」
悠乃: 「(そかな……?)」 <這いずったような感じ
淵沼: 「まあ、詳しいことはわからないんですけどね」

ライン

各務: 窓に明かりはありますか?
キーパー: 明かりはついていません
古海: 勝手に入ってもまずい気が
深沢: 呼び鈴を押してみる?
古海: とりあえず玄関まで行って、呼び鈴でも鳴らしますか
キーパー: 呼び鈴への返答はありません
キーパー: 怜衣「……おかしいですね」
深沢: 踏み込もう! 一応警官
古海: それはマズいんじゃ
深沢: 合理的に考えて不自然だ
キーパー: 怜衣「どちらにしろ、安否を確かめないことには……」
各務: 「この家の電話番号は知ってるのかい?」>怜衣
キーパー: 怜衣「知っています。かけてみましょう……(電話中)……プルルルル……(電話中)……出ません」
各務: 「ふーむ……」
古海: 鍵はかかってますよね>キーパー
キーパー: がちゃ……おろ? かぎ は あいている!!
古海: 「入っていいでしょうかね、怜衣さん?」
深沢: 「様子を見ん事には、わからねえ」たとえ正気度が減ったとしても……
キーパー: 怜衣「入りましょう。遠山さんもいらっしゃい」
悠乃: 「あ、はい!」
各務: のぞき込んで、誰かいるかどうか耳を澄ませます
キーパー: 玄関の扉の鍵は開いていて、居間へと続く廊下には外で発見したものと同様の跡が無数に残っているのですが……
古海: またヤバそうな……
淵沼: 「な、やっぱり変だろ?」>ALL
キーパー: 入り込む街灯の光に浮かび上がるその跡は血に塗れています。むあっとした血臭が顔に当たります>ALL
悠乃: 血!?
古海: 新鮮!?
淵沼: 「血?」
各務: 「血だと……!?」
深沢: 「コロシか……? みんな、指紋つけるな」
古海: 「確かにこれは……」
深沢: 「ヤマの臭いどころじゃねえな、こりゃ」
血痕キーパー: 血の臭いに混じって何だか、こう、生臭いような臭いも……
深沢: なんか本当にドキドキしてきた
各務: あはは
キーパー: 怜衣「(ゴクリ)入ってみましょう」
古海: 「そうですね。皆さんはどうしますか?」>ALL
深沢: 「指紋つけるな、靴脱ぐな。やばかったらすぐ逃げよう」
各務: 「まいったねぇ」 プロの方々に続いて入ります
古海: 懐中電灯なんか車にないですか?>キーパー
各務: 作業車だから何でもあるかも
キーパー: あっても良いでしょう<電灯
深沢: ライター(ジッポ)なら持ってます
キーパー: 手っ取り早い手段は電気のスイッチを入れることですが
古海: 触りたくないなぁ
淵沼: ぽちっとな(スイッチ・オン)
キーパー: あかり が ついた! 血の跡は奥の居間と思しき場所から続いてきています。これは一目瞭然です
深沢: それからそれから?>キーパー
古海: うわー、行きたくない
キーパー: (しっかりしろ、私立探偵w)
深沢: ところがどっこいしょ、「いくしかねえんだ、これが」>古海
古海: 「そりゃ、あなたはこういうの慣れてるかもしれないですがね」>深沢
各務: 物音はしませんか?>キーパー
キーパー: 大きな物音はしません
古海: 心を決めて、恐る恐る居間の方に向かいます
深沢: 同じく古海さんにつづく
各務: 続いて行きましょう
淵沼: 「『殺し屋1』みたいやねえ」と言いつつ続きます
悠乃: みんなが行くなら……
キーパー: 怜衣「場数を踏めば正社員になれますよ」>悠乃
悠乃: (ちょと声が裏返り気味……w)「は、はい?」>怜衣
深沢: 「警察密着24時に出られるぜ」
古海: 「そんなもん出たくないです」>深沢
深沢: 「じゃあ、私立探偵は見たっ!」
各務: 「うちの仕事も変なのが多いが、血は今までなかったな……幸い」
キーパー: 居間は暗いままなのですが、庭から入ってくる明かりで薄明るくなっています。居間の中央付近に人影があり、あなたたちに気づくと振り向いて、その場にへたり込みます
古海: 「紫苑さん?」
深沢: 「警察です、どうされました?」>人影
沢渡 真雪キーパー: へたり込んだ人影は20歳くらいの女性です
深沢: 女性の側によって屈み込む
キーパー: 女性「……美弥子……さんが……」
深沢: 「美弥子さんが? どうしました?」
キーパー: 女性は居間の中央を指差します
深沢: そっちを見ます>キーパー
各務: きたきた
キーパー: 全員見ますよね? ね!?
古海: しぶしぶ
キーパー:ねっ!!??
各務: もちろんですw
淵沼: はいな
深沢: 一蓮托生、呉越同舟
悠乃: 見ます見ますw
キーパー: 居間の中央には原形をとどめないほどに両手足を損壊された女性の全裸死体が横たわっています
深沢: きたぁー!
古海: うわぁ……
悠乃: ぅ……
キーパー:正気度ロールどうぞ。失敗したら1D4正気度が減ります
各務: 失敗(2ポイント喪失)「う、なんだこりゃ」 微妙に吐き気が……
古海: 成功「酷いな、こりゃ……」
悠乃: 成功
淵沼: 成功
深沢: 失敗……警官なのに……(1ポイント喪失)
キーパー: 怜衣「ぅ……美弥子さん……」(怜衣はロールに成功しています)
キーパー: さて、どうしましょう?>ALL
深沢: 「110番しろっ、その間に見られるものは皆見とこう」
キーパー: 怜衣「110番は控えてください。四鴛圭一郎氏への連絡が先です」
深沢: 「……しかし」
古海: 「そんなこと言ってる場合ですか!」>怜衣
キーパー: 怜衣「"四鴛"が関わっているということです。その意味は分かりますよね?」>深沢
深沢: 「……なんとなく」
各務: 気持ち悪いので死体をあまり見たくないから、まわりを観察してます。凶器とかあるかも
キーパー: では〈目星〉もしくは〈追跡〉。どちらで振りますか?>各務
各務〈目星〉で。失敗です……
キーパー: ち だ! ち が たくさん!!>各務
各務: ますます気分が……w
古海: 「一体、何があったんですか?」>女性
悠乃: えーと、へたり込んでた女の子に注目……(死体の方はなるべく見ない)
キーパー: 女性「美弥子さんの助けを求める電話に呼ばれて来てみたら、既に……こんな……」
古海: 「美弥子さんは何と言っていたんですか?」>女性
キーパー: 女性「酷く混乱していて、なにか"鰐"がどうしたとか……」
古海: 「"鰐"? どういう事だ……?」
深沢: ペットが逃げた……わけないか
古海: 「……しょうがない。怜衣さん、依頼人に連絡を」
キーパー: 怜衣「分かりました」>古海
深沢: 目を逸らして、周りを調べます>キーパー
キーパー: では〈目星〉もしくは〈追跡〉
深沢〈目星〉で……成功!
キーパー: 居間は高価そうなふかふかの絨毯敷きなのですが、その上にも血の這跡があります。その中に一対の靴跡を見つけました>深沢
深沢: 足跡のサイズ、形、歩幅を教えてください>キーパー
キーパー: 足跡は男性の履く革靴のものです。ここにいる全員の足型と異なる足跡です>深沢
淵沼: 正体不明の水みたいなものをサンプル採取しておこう
キーパー: (誰も死体を調べないのかYO!)
悠乃: あ、自分、医者でしたね! 職業意識と責任感から、遺体を調べます
キーパー:〈医学〉もしくは〈生物学〉>悠乃
悠乃: じゃ、〈医学〉で~。成功しました!
キーパー: 美弥子の死因は手足の損壊による失血死です。それと……〈アイデア〉ロール>悠乃
悠乃: (ロールの出目は44)成功してしまった……
キーパー: うら若い悠乃に告げるのは酷ですが、美弥子の遺体に男性の精液の付着を見つけます
悠乃: ええっ!?
古海: 変質的だ
深沢: 変態だ
悠乃: なんというか……、表情曇らせて目を逸らします……
深沢: 「その精液も採証しとこう。いつか役に立つ」>悠乃
悠乃: さ、採証? どーやるの?(汗) >深沢
キーパー: ハンカチに染み込ませるとか?
深沢: やはり惨いと思い、自分でする。小さな容器、フィルムケースかなにかに……でも鑑識が取ったものじゃないから、完全な証拠にはならないけど
悠乃: お願いします~ >深沢
キーパー: 良いでしょう。他に調べることは? 無ければ怜衣が依頼主に連絡を取ります
古海: 庭のほうを調べてみたいです>キーパー
キーパー:〈目星〉どうぞ
古海: (出目は70)ダメだ……。振るわないな
各務: そういえば、絨毯にあった足跡が向かった方向は?
キーパー: 各務は足跡を見分けられるかな? 〈目星〉>各務
各務: (出目は83)失敗ですねー、だめだめ
悠乃: 怒られちゃうかもしれないけど……遺体にシーツとかかけてあげようとしますね……
キーパー: ソファカバーがあることにしましょう>悠乃
古海: とりあえず女性を保護して、依頼人に連絡でいいですかね?>ALL
深沢: 「……捜査出来ないとしたら、それくらいか」
キーパー: では怜衣が電話をします。美弥子の無残な有様を伝えると、四鴛圭一郎からこのことは口外せずに全員四鴛家の本宅へと来て欲しいとの返事が返ってきます。ただし「覚悟してきて欲しい」と添えて(例によって怜衣が道順は知っています)
古海: 女性もですか?
キーパー: そうですね。女性も一緒に連れてきて欲しいそうです
深沢: ここに残していく訳にも
悠乃: そーですよね
各務: 「そういえば、あんたの名前は?」>女性
キーパー: 女性「真雪……沢渡真雪です」
各務: 「真雪さんか」
古海: 「しかし、妙な事になったな。皆さん四鴛家の本宅に向かって問題ないですか?」>ALL
悠乃: (事情がよく飲み込めてないながら)「……はい」(うなずきます)
各務: また車を出しましょう
古海: 「出来れば道すがら詳しい事を」>真雪
キーパー: 真雪「……分かりました」

ライン

キーパー: 皆さんが車で四鴛の本宅へ向かっていくと、数台の黒塗りの車とすれ違います
古海: 紫苑さんの家に向かってるのかな?
キーパー: さて、道すがら真雪は次のように語ります。彼女は美弥子の家に出入していたハウスキーパー(掃除婦のバイト)で、雇い主の美弥子に信頼されていたので鍵を預けられていたそうです
深沢: ふむふむ
キーパー: 真雪は美弥子に気に入られていて、一緒に温泉旅行へ出かけたりするほど親しかったそうです。歳の離れた友人みたいな関係のようですね
古海: そりゃ、あんなの見ちゃショックだ
キーパー: 美弥子の家に到着したのは皆さんより5分くらい前だそうです
古海: 「その時すでにあの状態だったと」
キーパー: その時には、既に美弥子は息絶えていたそうです
深沢: 「そいつは幸運だ、君までやられなかったんだから」
古海: 「美弥子さんからの電話はいつ頃かかってきたんですか?」>真雪
キーパー: 時間的には怜衣が圭一郎からの電話をもらう20分ほど前に、真雪は美弥子から電話をもらっています