復活



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四鴛家 本宅

キーパー: では四鴛の本宅に到着です。美弥子の家から車で20分ほど、立派なお屋敷を想像してください
深沢: りっぱ な おやしき!
古海: でかい おやしき!
各務: ここも洋風ですか?
四鴛 圭一郎キーパー: お屋敷は純和風の平屋です。門の前には一人の青年が立っていて、皆さんを出迎えます。思っていたより若いこの男性が四鴛圭一郎です。圭一郎は32歳ですね
各務: ほんとに若いな
深沢: 二枚目は、キライだ……
キーパー: 圭一郎「初めまして。四鴛圭一郎です。お待ちしていました」
各務: 「初めまして」
深沢: 黙って睨む
淵沼: 「どうも」
古海: 「あなたが今回の依頼人ですか」
キーパー: 圭一郎「そうなります。このような大事になるとは思ってもいませんでした」
古海: 「全く、大変なものを見る羽目になりましたよ」
キーパー: 圭一郎「……とりあえず、どうぞ中へ。現在、大変散らかっておりますが」
古海: では遠慮なく
淵沼: お邪魔します
深沢: つづく
各務: 続いて入りましょう
悠乃: 「おじゃまします」
キーパー: 門をくぐってお屋敷に入っていくと、そこは瓦礫の見本市のような有様です
深沢: ゴミ屋敷?
古海: 「……変わった趣味をお持ちのようで」>圭一郎
各務: つぶやく。「うわ、本当に散らかってるな」
キーパー: 10名ほどの男が忙しそうに動き回って、水をまいたり瓦礫を片付けたりしています。〈アイデア〉ロール>ALL (全員成功)成功した人にはこの本宅にも美弥子の家に漂っていた悪臭と同種の臭いが感じ取れます
深沢: 「くくく、ヤマの臭いだぜ」>ALL
各務: 「? 臭いな」
古海: 「失礼ですが、何の臭いですか、これは?」>圭一郎
キーパー: 圭一郎「さて、私には何とも。目撃者の証言によると"鰐"の臭いなのかもしれません。その目撃者も既に故人ですが」
各務: 「また鰐か」
古海: 「鰐? 美弥子さんが電話で言っていたという」
深沢: 「現場にいた娘もそういってたぜ」
キーパー: 真雪は恐ろしそうに屋敷を見渡しています
古海: 「詳しいお話を聞かせていただけますか?」>圭一郎
キーパー: 圭一郎の説明によると、何者かがここ四鴛本宅に押し入って使用人1人と蔵守1人を殺害し、貴重品を納めた蔵を襲ったそうです。襲撃者はその足で当主・義信一家3人(当主・義信、妻(怜衣の叔母)・籐子、長男・信秀)を殺害しています

家系図

古海: 「それが美弥子さんの件と関係していると?」
深沢: 「でかいヤマだぜ」
各務: 「あんたはその時何をしていたんだ?」>圭一郎
キーパー: 圭一郎は四鴛の本家筋ではないので、この屋敷には住んでいないのです
各務: 「ふむう」
キーパー: 殺された当主の長男・信秀が圭一郎に電話をしてきたところによると、襲撃者は鰐の仮面を被って鰐を連れていたそうです
古海: 「……正気の沙汰じゃない」
深沢: 「コスプレ変態奇襲部隊か? で、そんな御一行の心あたりは」
キーパー: 圭一郎「残念ながら……心当たりはあります」
深沢: 「なにーー!」
古海: 「聞かせていただけますか?」
キーパー: 圭一郎「かなりオカルトな話になりますが」
深沢: 「慣れてるよな、みんな」>ALL
古海: 「あなたと一緒にしないでください」
淵沼: 「2回目……」
各務: 「俺は慣れてない!」
悠乃: 「……」(そーですよ、と上目使い)
深沢: あれ?