「はい、○○航空ロンドン支店です」
と、さっきとは違う優しい物腰の声が。
「あのですね、先ほど…(云々かんぬん…)と言われたんですが、やっぱりそれはおかしいと思うんです! やっぱりチケットは変更してもらわないと!」
「そうですか、それはお困りでしょうね。大丈夫です、変更させていただきます」
かっくん…。あれれ? 拍子抜けー。なんだか今回は話が全然違うじゃないの? 電話に出た人次第だっての?
「ぜ…是非お願いします」
「ただですね、明日の東京便は既に満席となっておりますので、キャンセル待ちとなりますがよろしいでしょうか? パリの空港に着いてから、カウンターにお申し込みください」
「いやー、乗り継ぎに1時間ぐらいしかないんですけど、そんなんで大丈夫でしょうか?」
「そうですか…。ではお待ちの方のリストに入れておきます。とりあえずカウンターにいらしてください。必ず乗れるという確証はございませんが、それでよろしければ」
「構いません、構いません。ちなみにダブリンからの便がちょっと遅れたらどうしましょう…?」
「そういう乗り継ぎ便のお客様がいらっしゃる旨を伝えておきます」
いやー、至れり尽くせりですねえ。こうも対応が変わるもんでしょうか? お姉さん、ありがとう。これぞ日本の誇るサービスってもんでしょ。
結局乗り継ぎも無事に済んで、翌日の便で日本に帰れたんですけど、このやりとりも疲れた疲れた。電話もうまくかからなくて何度もかけたし。しかし結果オーライ、自分を主張すると意外とうまくいくもんです。イヤ、しなければならない。特にこういうトラブルにおいてはとっても大事だということが分かりました。