東京ドームシティ・プリズムホールで「特別展プロジェクトX21−日本人の勇気と感動を21世紀へ−」が行われているということで東京へ行く事にするが、ただそれだけのために行くのもどうかということで企画した今回の旅。
まずは新幹線で東京へ行き、当初の目的である「特別展プロジェクトX21−日本人の勇気と感動を21世紀へ−」の会場へ向かう。初めて見る物が多く、一つ一つ見ているとあっという間に時間が過ぎてしまう。今日の宿泊地は高崎のため時間を見計らいながら歩を進めることに。
高崎までは新幹線であれば上野から45分で行けるが、各駅停車では倍の90分かかる。そう、ここから青春18きっぷの旅の始まり始まり〜。
2日目。長野新幹線が開通し、横川〜軽井沢間はバスに切り替えられたため、接続する本数が限られる。時間に余裕を持たせるため、始発のバスに合わせて高崎7:52発の電車に乗りまずは横川へ。
どれだけの人が電車からバスに乗り継ぐのか見当がつかないため、横川駅に着くと同時に足早にバス停へ向かう。やはりバスに乗り換える人は多く、この日は補助席を使って何とか全員着席できた。
軽井沢からしなの鉄道で小諸まで行き、小諸からは小海線に入る。
小海線は小諸と小淵沢を結ぶ全長約79kmの非電化路線で、JR駅標高ベスト10のうち1位から9位までこの線が独占している。一番標高が高い駅は野辺山駅で、1346m。また、野辺山駅から1kmほど清里方向へ向かったところにはJR鉄道最高地点(標高1375m)がある。
ということで、まずは野辺山駅で途中下車。
駅前にレンタサイクルのお店があるのだが、天気もいいし距離も1km程度ならと歩いていくことにした。駅から最高地点までは1回道を曲がるだけで一直線の道を迷うことなく行く事ができる。この一直線の道が曲者で、始めのうちは景色を楽しみながら歩いていたのだが、歩いても歩いても景色が変わらないため無限に続くんじゃないだろうかと思うようになってくる。もし、行かれるのであればレンタサイクルを利用される事をオススメします。
次に向かったのが隣駅清里。
駅を出てすぐのところに、女性が好みそうなメルヘンチックな建物が並ぶ通りがある。この通りにはソフトクリームが美味しいと評判のマミイ(駅前店)があり、この日も女子高生が店の主と記念写真を撮っていた。しばらく歩くと美味しそうな香が…。そこでは無添加のクッキーを目の前で焼いていて、賞味期限は10日間だが迷わずお土産として購入。
時間に余裕があれば清泉寮やフォトミュージアムといったスポットもまわりたかったが、バスの時間が折り合わず断念。
小海線と中央線が接続する小淵沢駅。ここで本日の夕食を購入する。小淵沢といえば名物駅弁「元気甲斐」。いつかは食べてみたいと思いつづけてン年。やっとその機会にありつけました。ホームの売店で購入し、宿泊地である上諏訪へ移動する。
さて、お楽しみの「元気甲斐」弁当(\1300)。この弁当も2段重ねになっていて、上段はクルミご飯、ヤマメの甲州煮、セロリの粕漬け等といった内容。一方の下段は、クリとシメジのおこわ、アスパラの豚肉巻き、わかさぎの南蛮漬け等といった内容。これが美味い!この味、このボリュームで1300円はお買い得。(HPを作ることが判ってたら写真を撮ったのに…)
3日目は飯田線の旅。飯田線は辰野と豊橋を結ぶ全長約196kmの単線電化路線で、直通する各駅停車で約6時間かかる。駅前のコンビニで食料を調達し、この数少ない直通列車の1つ(上諏訪9:20発、豊橋15:54着)に乗り込む。
途中、辰野から中央線で松本に行きたかったらしいのだが、この飯田線の電車に乗ってしまった乗客がいて「駅員がこれでいいって言ったのに」と車掌に詰め寄る場面があった。この時すでに駒ケ根の近くまで来ており、しかも戻る列車は1時間待たないと来ないらしい。運転本数の少ない路線を使うときの怖さがここにある。自分も注意しなければ。
車窓は変化に富んでいて天竜峡を境に大きく変わる。辰野〜天竜峡間は田園風景も見られるのだが、天竜峡からはトンネルと鉄橋が多くなり、山肌に張り付くような感じで進む。
飯田線名物「渡らずの鉄橋」も体験し、長い長い飯田線の旅も豊橋駅到着で幕を閉じる。
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