2005年愛知万博

 1回目:6月1日(水) 曇り 30.0℃ 105,732人

 3月25日に愛知万博(愛・地球博)が開幕して約2ヶ月。いろんな所で話題に上るため、そろそろ行っておかないと話題に参加できなくなってしまいそう。(^_^;)

 いつもならまだ寝ている6時に家を出てJRの最寄駅へ。多くの通勤通学客に交ざって、JR,愛知環状鉄道,リニモと乗り継ぎ、7時半頃万博会場に到着。この時点で最前列から20m弱くらいでしょうか、かなりの人です。

1.トヨタグループ館:★★★★☆
 第1回目の上演は先着順に入場できるため、北ゲートの改札を抜けて足早にトヨタグループ館へ向かう。が、着いた頃には満席となってしまっていたので、そのまま並んで整理券をGET。開場からここまで約20分。幸先良いぞ!
 整理券に書かれた受付締め切り時間は10時。他のパビリオンに行く時間はないため、企業パビリオンゾーンを散策することに。日立グループ館はすごいですね。9時半時点で3時間半待ち。信じられません。
 目の前でロボットが歩きながら楽器を演奏するのを見て軽いカルチャーショックを受け、i−unit によるメインショーでは自由に移動できる事の楽しさが伝わってきて、期待以上に楽しむことができました。i−unit に乗れたらもっと素晴らしいものになると思うんだけど…、ダメかな?ねぇトヨタさん。

2.中国館:★★★☆☆
 館の傍らにはパトカーと制服警官の姿が…。1ヶ月前の抗日デモの時はもっと物々しかったんだろうなぁと想像しながら館内へ。ちょうど二胡や琵琶など中国古来の楽器演奏が行われていたので、しばらく鑑賞。女子十二楽坊のライブの時もそうだったけど、これらの音色って心が和むんですよね。

3.JR東海 超電導リニア館:★★★☆☆
 次はインターネットで事前予約できたJR東海。予約時間よりも早めに行き、まずは山梨の実験線で走行していた実車に乗車。(こちらは予約不要です)イメージとしては500系新幹線をさらに細くした感じなんだけど、椅子が半分しかなかったせいか、不思議と圧迫感は感じられなかったです。
 メインとなるシアターは、前半:鉄道の歴史,後半:リニア(3D)という2部構成になっていて、特に後半の3D映像は自分がそこにいる感覚に無理なくなれる、そんな自然な映像を楽しむ事ができます。3D映像を見るためにメガネを使うという古い手法ながら、映像そのものは昔とは比べ物にならないくらいキレイな映像。いやぁ、技術の進歩ってすごい。(感動するところが違う?)

4.カナダ館:★★☆☆☆

5.アンデス共同館:★★☆☆☆

6.国際赤十字・赤新月館:★★★★★
 第2次大戦で敗戦したものの高度経済成長を成し遂げ、紛争とも無縁な日本。そんな裕福で平和な日本に、自分は「たまたま」生れた。たったそれだけなんです。ミスターチルドレンの「タガタメ」がバックに流れることで相乗効果が生れ、いろんなことを考えてしまいました。老若男女問わず、万博に訪れるすべての人に見てもらいたいパビリオンです。

7.マンモスラボ:★★★★☆
 「単独観覧 ただ今整理券なしで観覧できます」との掲示に誘われて行ってみました。(確かに整理券は不要だったけど、20分くらい待たされました。ある程度の人数が集まらないと案内しないみたいです。)
 キレイです。今にも目を開いて動き出すんじゃないかと思えるくらいキレイです。動く歩道に乗っての観覧のため、数分間で強制的に観覧終了となってしまうのが残念だけど、今見なくていつ見るの?ということで、みなさんもぜひ。

8.イタリア館:★★★★☆
 2400年前のブロンズ像「躍るサテュロス」。手を伸ばせば届くんじゃないかと思えるくらい間近で、躍動感溢れるこの作品。完全な姿で見てみたかったと思う半面、この状態の方が想像力を掻き立てられていいかも…とも。こちらも、今見なくていつ見るの?ということで、ぜひ。

9.ブルガリア館:★★☆☆☆

10.南アフリカ館:★★☆☆☆

11.アフリカ共同館:★★☆☆☆

12.長久手日本館:★★★★★
 インターネットで事前予約できたのが16時半〜17時。まだ30分ある。ここまで食事も取らずに歩きっぱなしだったため、フードコートにてまずはエネルギー充填!
 3つのゾーンで構成されていて、まず最初は日本の今昔。戦後10年毎の映像(イラスト)と生活用品が展示されていて、動く歩道に乗って観覧。1970年代になると、やっと自分でも見覚えがある展示物が出てきて「そんな〜時代もあったね♪」と。
 次が全天球型スクリーンによる映像。これがすごい!360度どこを見ても映像が映し出されていて、森や渓谷を、まるで鳥になって飛び廻っているかのような感覚になれる。ただ1つ不満なのが、時間が短いこと。もう少し鳥になっていたかった。
 最後は竹林をイメージしたゾーンで、霧が発生したり、森の香が漂って、あたかも森の中にいるかのよう。出口付近には、鯛(海水魚)と鯉(淡水魚)が一緒に泳いでいる1つの水槽が展示されている。説明文を読んで理解しようとするんだけど…、頭が硬くてダメですね。
13.フランス館:★★★★☆
 館内に入ると、ルイ・ヴィトンが手掛けた部屋(外壁:塩を圧縮して固めたもの、内壁:鏡、柱:モニター?スクリーン?)があったり、人の動きに合わせて赤い光が追いかけてくるエリアがあったりして、子供も楽しめるようになっている。
 メインはイマージョン・シアター。国際赤十字館が、写真とBGMのみで見る人に想像力を求めたのに対して、こちらは音声や文字も使って解かりやすく表現されている。日本にいると今の生活があたりまえなんだけど「障子を開けよ、世界は違うぞ!」といったところでしょうか。慎まねば。

14.モロッコ館:★★☆☆☆

15.ギリシャ館:★★☆☆☆

16.ヨルダン館:★★☆☆☆

17.ベルギー館:★★★☆☆
 入口でビスケットを1枚もらえます。ビスケットに誘われて(笑)中に入ると、そこには巨大な絵画が数点展示されて、パッと見は普通の絵画。でもしばらくすると絵柄が変化するんです。変化というよりは追加されると言ったほうが正確かな。スクリーンが多重構造になっていて、そこに絵が写り、奥行きのある巨大な1枚の絵が完成するようになっています。

18.アイルランド館:★★☆☆☆

19.イギリス館:★★★☆☆
 まずは美しい庭園が出迎えてくれる。中に入ると、ハニカム構造など人間社会が自然界を参考にした技術を遊びながら理解できるようになっていて、まさしく万博のテーマ「自然の叡智」そのもの。

20.チェコ共和国館:★★★☆☆
 入口でチェコの国旗を手渡されて、中に入っていくとそこはまるで遊戯場。水ピアノ,水オルガンといった楽器や巨大万華鏡などが配置されていて、見て・触って・聞いて楽しめるようになっています。子供はもちろん大人も十分楽しめます。

 チェコ館を出ると時計は19時を指していたので「1日でこれだけ廻れれば十分でしょ、明日は仕事だし。」ということで、重い足を引きずって帰路に着いた。

 ※星はあくまでも独断と偏見によるものです。