2010年 福建省(1日目)

 「誕生日を旅先で過ごそう!」の第3弾。今回も色々と悩んだ末、以前から「行ってみたいけど、まだ一人で行く自信がない」と思っていた土楼見学へ行くことに決定。
 とはいえ、あいかわらず一人で行く自信はないため今回初めて団体ツアーに参加することにしました。この他にも”初めて”の多い旅、楽しみでもあり不安でもある複雑な心境です。

 土楼を訪れるには厦門(地元の言葉ではアモイという)がベース地となる。名古屋からは直行便がないため参加したツアーは成田発着となるのだが、集合時間(チケット受取)が朝7時45分と早い。ただでさえ今回は有給休暇を長めにとっているのに成田までの移動だけでさらに休みを取るのは難しいので、今回”初めて”夜行高速バスを利用しました。
 乗車したのはJR東海バスの「ドリームとよた2号」で、閑散期のためか乗客は8名のみ。運転手から「お好きな席に座っても良いですよ」と言われたけど初めてのためどこの席が良いのか判らず、とりあえず人の少ないエリア(←この時点で良い席ではないということですよね(苦笑))に陣取りました。
 座席は3列独立でリクライニング角度は145度、シートピッチは80cmと昔乗った寝台特急「あかつき」のレガートシートの様。これであれば一般的なリクライニングシートを使っている「ムーンライト」よりは寝られるかと思ったっけど、乗務員休憩&時間調整のため何度か停車する際に生じる横揺れのため1時間毎に目が覚めてしまいました。高速走行中は良いのだけどねぇ。

 定刻より少し早い5時30分頃に東京駅日本橋口に到着。そのまま総武線地下ホームへ行き、6時30分発「成田エクスプレス1号」に”初乗車”です!今回のように成田空港を利用しなければ乗車することのない列車なので最初で最後かもしれません。(特にこの253系は)
 成田空港を離陸してから約5時間後、アモイ高崎空港に到着。通関後に現地係員とツアー同行者と合流し、ここで初めて全員と顔合わせとなる。ツアー参加者は26名、ご夫婦での参加が多く年齢層は高めで自分の両親と同じくらいかな。

 さすがに南方にある都市、気温は19℃もあって暖かい。この日の観光はアモイ島の南西にあるコロンス(鼓浪屿)島の散策のみ。
 この島は1900年代前半に共同租界地とされていたため洋館が数多く残っていて、中国語を聞かなければまるでヨーロッパを旅行している感覚になる。この島の観光時間はたったの1時間30分しかないので、コロンス島の中心部しか歩くことができない。このように雰囲気の良い場所はもっと時間をかけて、そうだな~ここだったら丸1日かけて散策しても良いかもしれない。こういう時に団体旅行のもどかしさを感じますねぇ。
 中国は双喜临门shuāngxǐ línmén)といって、めでたいことが重なることをとても喜ぶ風習がある。旧正月(春節)が2週間後に控えていることもあって、この時期は結婚式を挙げるカップルが多いらしい。そのため数組のカップルが雰囲気の良い場所を選んで結婚披露宴用の写真撮影を行っていました。
 今回宿泊するホテルは森海丽景泛酒店という1年前にできたばかりのホテル。部屋も広いし、アメニティもちゃんと揃えられていて快適に過ごせそうです。
 新しいのは良いけど、新しすぎてホテルに関する情報が少なく、インターネットで調べてもホテルの場所さえ定かではない。ということで、夕食を取って部屋に荷物を置いた後にブラブラとホテル周辺を散策してみました。
 ホテルから歩いて2,3分のところにはコンビニとスーパーがあって、食料品や日常雑貨は十分調達可能です。スーパーの近くにはバス停があり、事前に調べておいたバス路線と照らし合わせてホテルの所在地を確定することができたので、明日以降はもう少し遠出しても大丈夫かな。