前回できなかったD51の運転シミュレータをやるために鉄道博物館へ行ってきました。
D51運転シミュレータの予約は午前の部と午後の部に分かれていて、それぞれ先着14名の限定。「平日だし、11時頃に行けば全く問題ないだろう」と安心しきって行ってみると、午後の部の予約受付開始時刻(11時45分)の40分前にはすでに行列ができていたので脇目も振らず列に加わりました。展示物を見ている間に14人並んでしまったら元も子もないですからねぇ。
予約できたのは15時30分。3時間以上も空き時間があります。先回訪れた時から3ヶ月しか経っておらず、展示内容が大きく変わった訳ではないので、この空き時間は長すぎます。
とりあえず、館内イベントの「転車台の実演」と「鉄道模型の自動運転」を見学。その後はブラブラと展示車両を見ながら、買ったばかりのデジカメの機能(模型のように写るミニチュアライズ機能、明暗差の大きい時に適正露出にしてくれるダイナミックレンジダブルショットモード)を試していました。万能ではないけど、あると便利な機能でした。
時刻は15時20分。運転の前に軽~くビデオ映像による教習を受けます。映像は音声がなく、流しっぱなしで、初めて見る人にとっては判り難いと思います。
さぁ、いよいよ運転です。釜石線花巻駅~新花巻駅間の6.4km、時間にしてたったの15分。操作するのは加減弁・逆転機・ブレーキ・ドレン弁・バイパス弁そして汽笛の6つ。
あくまでも素人がやるシミュレータなので、実車を忠実に再現と言っても簡略化している。そして、運転中は係員が隣にいてアドバイスをしてくれる。だから運転自体を楽しめるだろうと思っていたのに…。
逆転機って、前後進の選択だけじゃないんですね。速度計を見ながら常に操作しなければならないなんて初めて知りました。おかげで係員のアドバイスに従うのが精一杯で、運転を楽しむ余裕はありませんでした。運転を始める前は発車時だけでなく鉄橋や踏切など適切な場所で汽笛を鳴らそうと思っていたのに「汽笛?鳴らさなくても走る!」と諦めるというありさまでした。
ブレーキはやはり難しいですね。似内駅では停止目標のかなり手前で停止するし、新花巻駅ではオーバーランするし……これじゃぁ、まだまだ運転士見習いにもなれませんね。悔しいなぁ。
これが県内にあったら、間違いなく毎週通っているでしょうね。難しいけど楽しくて夢中にさせてくれる、そんなシミュレータでした。これ、JR東海の博物館にも作ってくれないかなぁ。
帰る時にもらえる入館記念カード、今回はマイテ39でした。
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