溜まったJALのマイルが2万と少し。そのうちの一部が間もなく消滅する。
ならば、特典航空券に交換できる今のうちに出掛けよう!と急に思い立ち、上海行きを決定!
2年半前に一度訪れているため主な地理は把握しているし、地下鉄路線が増えて移動がとても便利になっているので不安はない。あるとすれば、情報がほとんどなく「行ってみなければ判らん」という万博かな。開幕して間もないため日本ではガイドブックはまだ発売されていないし、チケット争奪戦などニュースで流れる映像を見ると……ねぇ。
定刻通り上海浦東国際空港に到着。地下鉄2号線が空港まで延伸したため、市内に向かう選択肢は広がって便利になっている。前回リニアには乗車済みなので、今回は地下鉄2号線に乗車することにしました。
この2号線、延伸部分は高架なので車窓を楽しむことができるけど土地開発の現場しか見る事ができないし、リニアだったら8分で走り抜ける上海浦東国際空港駅~龍陽路駅間を1時間近くかけて走るので、ちょっと想定外でしたね。
今回予約したホテルは安亭別墅花園酒店で、地下鉄1号線の衡山路駅から徒歩5分ほどと立地はとても良いです。旧フランス租界にあるので、周囲の道路にはプラタナスの並木があるし、ホテルの敷地内も公園と見間違えるような緑があって、都会の真ん中とは思えない環境です。
ホテルにチェックインして一休みした後、まずは日本語版の万博公式ガイドブックが置いてあるという古北(虹橋地区)のカルフールへ。なにはともあれ情報収集しないとね。
ガイドブックは主な言語のものが発売されていて、中国語版が20元/冊、日本語版は25元/冊と安かったので両方を購入しました。
購入したガイドブックを開いてみると各パビリオンについての説明が書かれているのは良いのだけど、予約券が必要なパビリオンがあるのか?とか会場内の交通手段はどこに何があるのか?といった欲しい情報があまりなかったのでちょっと残念。
ということで、万博会場へは明日の1日だけの予定だったけど明日に備えて現地現物で事前チェックすることにしました!
万博専用の地下鉄13号線への乗り換え駅であり、万博会場の入場ゲートとなる馬当路駅では、混雑防止のため当日券を販売していない。浦東会場には人気のパビリオンが集まっているので入り口も混雑しているだろうと予測し、地下鉄8号線の西藏南路駅へ行って近くの2号門から入場することにしました。
夜用チケットの当日券は16時から発売され、17時から入場できます。チケットを購入してゲートへ行ってみるとガラガラで、しかも17時前にも拘らず入場できちゃいました。30分近く待つ覚悟でいたので、こういうアバウトさは大歓迎です。その一方で入場時は空港と同等のセキュリティチェックがありますのでご注意を。ちなみに、地下鉄乗車時は手荷物検査だけでボディチェックはありません。
会場は黄浦江という川を挟んで北側が浦西会場、南側が浦東会場となっています。各会場内は無料の電動バスが走っているし、船・バス・地下鉄が両会場を結んでいるのでこれら交通手段を活用すると便利です。
早速、バスに乗って浦西会場から浦東会場へ渡ります。河を渡って最初のバス停「高科西路」は、日本館や韓国館といったアジア各国のパビリオンがあるAゾーンのほぼ中心にあるので、ここで下車。人気が高い我が日本館へ行ってみると…
そこには長蛇の列がありました。時刻は17時を少し回ったところ。この時の待ち時間は3時間半!今日は下見なので日本館は諦めて他を見て回ることにしました。
とはいえ、主だったパビリオンには1~2時間ほどの行列ができているので、ほとんど外観を見るだけですが…。ちなみに写真右側のベトナム館、行列ができているように見えますがこの行列は日本館のもので、ベトナム館には待ち時間0で入れます。
行列が比較的短かったインド館とネパール館に入ってみましたが、行列の長さと内容の充実度は比例しているようです。
一番人気のパビリオンは中国館で予約がないと観覧できないのですが、それは2階から上のお話。1階部分には各市や省がブースを構えていてフリーで見る事ができます。
地元の名勝や民族衣装を着て踊りを披露するなど、特色を活かしたPR合戦をしています。
広西チワン族自治区のブースには風雨橋の模型が展示されていたので、ますます行ってみたくなりました。いつかは行くぞ!
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