哀願の言葉 4

 白く柔らかそうな両乳房が姿を現す。

 ブラで押さえつけられていたのが、その圧力から解放されて、プルンと音を立てたかのようにすら感じられる。

 男は、その乳首を指先で摘み上げる。

 人差し指と親指で、転がすように擦ると、その刺激に、彼女の意志とは関わり無く、乳首が充血して固くなってくる。

 その固くなった乳首を指先で摘んで、押しつぶすように少し強く力を入れると、途端に彼女の口から呻き声が漏れる。

 さらに、指先をひねる。

「イタいっ!!」

 今まで我慢していた感情が一気に噴き出したかのような、大きな声。

 両手の指で、彼女の乳首を同時に弄ぶ。
 乳首を引っ張って、どれだけ伸びるかを試したり、乳房を手の平に乗せて、重さを楽しんだり。自分の体がオモチャにされている惨めさに、彼女はショックを隠せない。

 やがて、男はその両手を、彼女の両脇腹に当て、体の線に沿って、ゆっくりと下ろしていき、ショーツの左右に手をかけた。

 いよいよ、その時が来たことに、彼女の表情が硬くなる。

 両脚を開いた姿で彼女を拘束しているので、このままではショーツを脱がすことは出来ない。

 男は、先ほどまで彼女の体を這いまわしていた手を離し、ポケットから折り畳み式のナイフを取り出すと、刃先をショーツのサイドに差し込んで、両側とも切り裂いた。



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