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オリジナルパワーフィルターの製作

2005.10.1 新規

PWKキャブレターを付けた当初、パワーフィルターはスペースの関係からメッシュタイプのものを使用していましたが、街乗りを基本とし雨の中を走る場合を考えると水を吸い込んでしまい、エンジンに悪影響を及ぼしかねません。
若干の吸入抵抗が増え効率が悪くなったとしても、耐久性を考慮する方を優先と考えオリジナルのパワーフィルターを製作してみました。


準備する部品

部品名 型番 コメント
パワーフィルター MC-007 内径52mmのRAMAIR社の湿式パワーフィルターです。K&N社製のパワーフィルターでも問題はありません。6000円前後で購入可能。
継手 - 雨どい用塩ビ製110度エルボ型継手。ホームセンターで売っています。内径が55mm×外径50mmのものを購入しました。200円前後で購入可能。
板ゴム - 厚さ3mmの板ゴム。ホームセンターに売っています。1mmだと薄すぎるし、5mmだと厚すぎるだろうとの判断で3mmにしました。200円位前後で購入可能。
接着剤 - ロックタイト社製瞬間接着剤。ゴムと塩ビ間で接着相性が良いものであれば、メーカー問わずなんでも可です。ホームセンター等で手に入ります。300円前後で購入可能。

ジョイント部の製作

パワーフィルターを買ってきた状態でそのまま取り付けるの一番ベストですが、オーナーならご存知の様にNSR50はキャブレター後方部は殆ど隙間がありません。
その為、自分は純正のエアクリーナーボックスがあった広い空間にパワーフィルターを逃がす方法にしました。
逃がすにあたり、キャブレター本体とパワーフィルター間に雨どい用継手を加工,ジョイントとしフィルター自体を上向きに取り付ける様にしました。
ここではそのジョイントの製作方法を簡単に記します。


購入した継ぎ手 画像をクリックすると拡大図が表示されます。

購入した継ぎ手です。図内の寸法を参考にして貰えれば、まったく同じものでなくても問題はありません。
板ゴム加工1


画像をクリックすると拡大図が表示されます。

購入した板ゴムを、左図の様に切り取り加工します。カットしたゴム表面を傷付けないよう、最新の注意を払うこと。
接着剤塗布箇所接着工程

画像をクリックすると拡大図が表示されます。

次に左の図の様に、短手側の片方に接着剤を塗布します。
その後接着剤が乾燥しない様、右図の様にすばやく円形を作るように接着します。
瞬間接着剤といってもすぐに乾燥する訳ではないので、しばらく手で抑えていると良い。
ゴムの取り付け


画像をクリックすると拡大図が表示されます。

円筒形となったゴムを、継手に接着させます。接着の際バンドで固定する為、継手から約15mm突出させた状態で固着させます。接着面は隙間が無い様十分に接着剤を塗布し、乾燥後は液状ガスケットでさらエア漏れが発生しないようにします。
ゴムの取り付け


画像をクリックすると拡大図が表示されます。

加工を終えた継手をキャブレターのエアインテーク側に取り付けます。寸法上継手のゴムを若干広げながら取り付け、根元をバンドで固定します。
本体へ取り付け 画像をクリックすると拡大図が表示されます。

キャブレターを本体に組み付けます。この時に継手がオイルポンプやオイルチューブ,ケーブル類に接触し、動きを悪くさせる事の無いことを確認します。
パワーフィルター取り付け 画像をクリックすると拡大図が表示されます。

最後に継手の先端にパワーフィルターを取り付け完成となります。取付け後タンクをつけてパワーフィルターに干渉していない事を確認して下さい。


そして、パワーフィルターにバイク雑誌で評判が高くなってきている、ビックバーン・パワーアシスタンツなるものを取り付けてみました。さて効果は如何ほどでしょうか・・。



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