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院長 『日記』

2010.04.25
HPVワクチン接種のすすめ
 20代30代の女性の子宮がんが増えていることは最近よく報道されています。増えているのはHPVウイルスが原因で、子宮がんを予防するワクチンが日本でも使えるようになりました。
 欧米ではには、10代前半の女子に全員接種する国も次々と出てきました。
 海老原医院でも中学生以上の女子の希望者への接種を始めました。お申込み・ご質問等、お電話で受け付けます。当院では、HPVウイルス感染の検査も実施しています。高校生以上には、ワクチン接種の前に検査を受けることをお勧めしております。

2009.12.16
 朝晩の冷え込みが本格的になってきましたが、日課である散歩には、まだコート無しでがんばっています。ツイードのキャップ、半袖シャツ長袖Tシャツを重ね、ウールのパーカーを羽織り、手袋をして出かけます。家を出るときはかなり寒いのですが、約10分後、問屋町に入るあたりになると身体が温まってきます。散歩は、はじめの5分は大股でゆっくり、その後の5分は小股で足早にリズムを挙げて。それを繰り返しながら35分ほど歩きます。家に着く頃にはすっかり身体も温まって、気持ちのいい一日のスタートとなるわけです。

2009.12.12
 今日は、バンド仲間が主催するピアノの発表会に、賛助出演してきました。会場は、高崎ハムの跡地の保健センター。発表会の最後にクリスマスソングを含め数曲演奏。『そり滑り(ルロイ=アンダーソン)』の曲では小さな生徒さんが舞台に上がって、鈴で応援してくれました。クリスマスが近づくと、我々世代も心が躍るものですね。

2009.09.05
 新型インフルエンザあるいはブタ由来のインフルエンザの流行が話題になっていますが、従来の季節性インフルエンザが流行シーズンも間近に迫っています。毎年行っている季節性インフルエンザのワクチン接種は、10月1日に開始します。費用は1回2500円、65歳以上(高崎在住の方)は1000円です。予約は必要ありませんが、例年ワクチンが不足しがちですので、接種をお考えの方はお早めに来院してください。
 新型インフルエンザのワクチンについては、まだ具体的なことはわかっていません。当院では新型のワクチンが届いて、厚労省の接種基準等が決まり次第、接種を始めたいと思っています。9月下旬には、詳細が明らかになると思います。お問い合わせはお電話で。(027−322−4721海老原医院)

2008.06.05
 不規則な天候が続いて、風邪を引きやすくなっています。また、花粉症の症状が出ている方もいますし、百日咳が流行しているという報告もあります。就職・進学・進級などの、新しい環境にもそろそろ慣れてきたかなというこの時期、ストレスが重なって疲れが出やすいのでしょう。焦らず、マイペースで、ゆっくりやりましょう。
 先日の日曜日、上野の文化会館でオペレッタ「ボッカチア」を観てきました。大正中期から昭和初期にかけて大流行した浅草オペラ、その中でこの「ボッカチオ」は特に人気が高かったようです。中で歌われる「恋は優し野辺の花よ」や「ベアトリ姉ちゃん」は、おなじみのメロディーです。この歌が聞こえてきたときには、思わず小さな鼻唄が出てしまいました。

2008.05.08
 日記の更新を怠っている間に、たちまち5月、ゴールデンウィークも終わってしまいました。この連休は、一人で東京に出かけ、いろんな展覧会などをハシゴして歩きました。
 まず、上野の国立博物館「薬師寺展」日光・月光菩薩像から。翌日は「モディリアーニ展」、3日目は渋谷で「ルノアール・ルノアール展」、最終日「浮世絵4作者展」(写楽・北斎・広重・歌麿)。毎日15,000〜20,000歩と精力的に動き回りましたが、充分堪能し、心はすっかりリフレッシュできました!

2008.3.30
 今日は、かっぽれのお稽古で、新宿に出かけました。朝から曇り空、東京もとても冷たい風が吹いていました。六本木の新国立美術館か、両国の江戸東京博物館のどちらに行こうか・・・。でも、外は冷たい雨・・・。結局、銀座で軽い食事をしただけで、高崎に帰ってきてしまいました。
 東京は、桜が満開でした。数寄屋橋の交差点あたりの桜も、大宮と熊谷の間の新幹線から見える桜も、今がさかりとばかりに、本当にきれいでした。
 高崎のお堀のあたりは、見頃はもう少しあとだそうです。来週末は、気の置けない仲間で集まって、飲み会をする予定です。なんとか、散らずに残っていてほしいものです。

2008.03.18
 ようやく、更新ができました。1月末に、パソコンのセキュリティーが不調になり、セキュリティーソフトのアンインストール→インストールをして、うまくいったと思ったら、ホームページ作成ソフトに不具合が出てしまいました・・・。でもなんとか今日、復活しました。更新できなかった間の、ささやかな日記も、後でちゃんと載せるつもりです。

2008.01.24
 本格的に、冬将軍がやってきたのでしょうか。昨日の雪に続いて、今日は上州らしい空っ風です。
 今週になってから、いくつかの小学校で、インフルエンザによる学級閉鎖がありました。当院でも、A型のインフルエンザの方が出ています。最近は、「タミフル」は使いにくい状況です。インフルエンザにかからないためにできることは、まず、予防です。うがいや手洗いはもちろん、体力を温存し、バランスのよい食事をとることも必要です。
 一方、花粉症のシーズンも近づいてきました。くしゃみ、鼻水、鼻づまり、眼の充血・かゆみなどの症状が出てくる前に、アレルギーを抑える薬を飲み始めることで、花粉のシーズンを楽に乗り切ることができるようです。毎年、花粉症でお悩みの方はご相談下さい。 

2008.01.16
 数年前から、この時期、市内の3つの中学校へ、主に3年生対象にしたいわゆる「性教育」の話をしに行きます。時折、以前私の話を聞いた、という方も、性感染症や、望まぬ妊娠の心配を抱えて、私の診療所に来ることがあります。話を聞いてみると、「先生の話は、何となく覚えているけど、私には関係ないと思っていた。」「私は性病にはかからないものと思っていた。」「私が妊娠するはずがないと思っていた。」と言われてしまうことが多々あります。
 最近よく、公共の場で起きる「迷惑事件」などを、他人事として知らんぷりをして通り過ぎてしまう風潮が問題となりますが、「自分」のことまで「他人事」のように感じているのは、とても怖いことだと思いませんか?

2008.01.14
 暮れから新年にかけて、快飲快食(暴飲暴食ではなくて・・・)を続けてしまい、せっかく「マイナス5s、達成したぞ!」と威張ってたダイエットが、プラスに転じてしまいました。この日記も、更新を怠りがち。まことに反省すべきことです。
 しかし、昨夜は「よしがんばるぞ!」と決心したはずなのに、今朝の寒さに、つい寝坊。暖かくなってきた10時過ぎになってよくやく、3歳の孫と、近所を散歩することで、お茶を濁してしまいました。

2007.12.30
 休日当番医でした。今日は、20数人が受診されました。
 産婦人科の当番医なので、性感染症にかかっているのではないか?、あるいは、妊娠したのではないか?という方も、いらっしゃるのですが、その大部分が1人で来院されます。本当は、パートナーと二人の問題であるはずなのに、まだまだ女性が一人で悩まなければならない状況が多いのでしょうか?暗澹たる思いがしました。

2007.12.27
 冷え込みもずいぶん強くなりました。インフルエンザも少しずつ出てきているようです。当診療所では今のところA型ばかりです。
 寒い時期の朝の散歩は、よし出かけるぞ!と気持ちにふんぎりをつけるのが、大変です。でも、35〜40分歩いて家に戻ってきたときの満足感・充実感は、なかなかのものです。そして、シャワーを浴びれば、鼻唄も出てきて、ご機嫌な一日の始まりとなります。
 身近な人のお通夜が、二晩続きました。それぞれ、膵臓ガン、子宮ガンで亡くなりました。様々な治療法が進歩したと考えられていても、まだまだガンは怖い病気です。現時点では、ガンに負けないためにできることは、早期発見・早期治療しかないようです。最近、テレビや新聞では、さかんに「メタボリックシンドローム」が取り上げられますが、ガンのことも忘れずに、気をつけましょう。

2007.11.05
 朝の散歩、少し寒さを感じ始めたので、ウィンドブレイカーを上に着込んで歩いています。川辺や空き地に威勢よく茂っているセイタカワダチソウは今が花盛り。秋の花粉症に悩まされている方も、多いようです。
 インフルエンザのワクチン接種を始めました。ご希望の方は、診療時間中、いつでもお越しください。免疫ができるまで2〜3週間かかるので、流行が始まってから接種したのでは、間に合いません。11月末くらいまでには、済ませるとよいでしょう。

2007.11.02
 駐車場の酔芙蓉もそろそろ終わりのようで、花の数が少なくなりました。毎年この時期、根元から切り、来年新しい芽が出るのを待つことになります。 

2007.10.21
 朝晩の冷え込みが身に沁みるようになってきました。柿の実は、艶やかに色濃くなり、植え込みのツワブキは、茎がすっと伸び、黄色いつぼみが付きました。晩秋の趣を感じるこのごろです。
 今年の夏の暑さは尋常ではなかったけれど、こうして冬が近づいてくると、寒さと乾燥の影響が心配になります。ことにインフルエンザは、低温と低湿度の環境で、猛威をふるう病気です。インフルエンザの特効薬としてよく使われてきた「タミフル」ですが、副作用が問題になって、小児のインフルエンザには使いにくくなってしまいました。そんなわけで、まずは、インフルエンザにかからない注意が必要です。10月から、ワクチンの接種が始まっています。免疫ができるまでには時間がかかるそうです。年明けの流行時期に、間に合うように、12月始め頃までには済ませておいたほうが、安心でしょう。もちろん、手洗い・うがいもお忘れなく、とても有効な予防になります。

2007.10.9
 朝夕は大分涼しくなってきました。このあたりでは、稲刈りもほぼ終えたようです。朝の散歩道には、セイタカワダチソウの花が目立つようになり、秋の花粉症の患者さんが、増えてきました。
 インフルエンザのワクチン接種を始めました。ワクチンを接種してから免疫ができるまでの時間を考えると、11月中には、接種を済ませたほうが安心でしょう。体調のよい時を見計らって、どうぞ。 

2007.9.28
 朝晩、だいぶ涼しくなってきたせいか、風邪をひく人が増えています。秋はいろいろと行事が多い時期です。生活のペースをあまり崩さない工夫が必要でしょう。
 また、「食欲の秋」でもありますが、暴飲暴食は禁物。春・秋は胃腸の調子が狂ってしまう人が多い季節です。「腹八分目」を心がけましょう。

2007.09.26
 少しボヤッとしている間に、日記にも穴を開けてしまいました。高崎医師会60年史という記念誌の原稿を、2つ引き受けて、間違ったことを書いてはいけないと緊張するあまり、こちらを書く余裕がありませんでした。
 日記をお休みしていた間、朝の散歩コースの水田では、稲刈りの済んだところも、目立つようになり、道端の雑草の様子も変わってきました。今朝の散歩から、1日仕事が終わるまでつけていた万歩計、12500歩あまりでした。(散歩だけだと4500歩ほどです。)
 今日受診されたある方は、南牧村に親戚がいらっしゃるそうで、先日の台風被害の後、お手伝いに行かれたというお話を聞きました。堤防が切れた時の水の威力のおそろしさは、伺っているだけで、身震いするような気持ちでした。群馬県のこのあたりでは、台風の被害を身近に感じることは、ほとんどありませんでした。まさに「天災は忘れたころにやってくる」を実感しました。

2007.09.07
 夏休みが終わって、少しボーッとしてしまったのか、高崎市医師会の創立60周年記念誌に、2つの原稿を頼まれていたのに、資料集めを放っておいてしまい、今になって、いささか慌てています。
 イネ科などの植物によるアレルギー性鼻炎、結膜炎が出てきました。雨が上がった日などは、春の花粉症と同様に、しっかり防御の手だてを考えるようにしましょう。(マスク、サングラスなど)

2007.8.23
 今の時期、家で活発なのが酔芙蓉です。ことに朝の白い花は天を目指して咲いているようで立派です。葉も豊かに茂って、木全体のボリュームが圧倒的です。花が少し赤みがかってくる昼頃になると、ややグッタリとけだるい感じになります。わが家の夏のシンボル的存在です。
 まだまだ暑さは、勢いがいいようです。このまま暑い地球になってしまうのでは、とふと心配にもなります。次の世代、そのまた次の世代のために、住みやすい地球を残すのが、我々の世代の義務だと思いますが、とりあえず熱中症にならないよう気をつけるのも大事です。

2007.08.21
 朝の散歩コースの水田に生えている「オモダカ」に、白い小さな花が咲いているのを見つけました。俳句の本で調べると、「生け花にも好んで用いられる白い可愛い花ながら、稲田では嫌われるもの」とあります。「オモダカ」にこんな可愛らしい花が咲くとは、知りませんでした。
   沢潟(おもだか)の鉢に溢るる懈怠(けだい)かな  友二
   沢潟売(おもだかうり)すずしき夜空負ひにけり   銑太郎

2007.08.14
 今朝、今シーズン初めて酔芙蓉の花が5輪咲きました。昨年は8月22日に初めて咲いたと、日記に書いてありました。朝7時、真っ白な花はとてもきれいですが、夕方だんだん赤みが増してくるのを見るのも楽しみなものです。
 膀胱炎の方が何人か来られました。かなり水分を摂っても、汗をかくため尿量が少なく、その一方で車の渋滞などのためにトイレに行くのを我慢してしまうことが原因のようです。冷えると膀胱炎になりやすいと言われますが、こんなに暑い時期にも起こります。お気をつけください。

2007.08.13
 高校1年生を頭に、小学校4年生、2年生、そして4歳、2歳と5人の孫どもが、約1週間滞在して、今日、最後の1人がようやく引き揚げて行きました。各年代のおもちゃが、足の踏み場もないほどばらまかれ、その隙間の中をどたばたと走り回り、けんかをし、風呂にはいても大騒ぎ、洗濯物は毎日山のよう、とマア大変な1週間でした。全員が去ってしまってまさに台風一過、寂しいくらい静かになりました。

2007.07.19
 15日、台風4号が近づく中、軽井沢行きを決行しました。一族郎党13名、車3台に分乗して日曜日の午後、雨の中、出発しました。
 今年は、いつものコテージのホテルが取れず、北軽井沢の一戸建てのコテージでした。久しぶりに「二度上峠」を経由していきましたが、台風が来ていることもあり、途中行き交う車がほとんどなく、少しばかり心細い思いをしました。
 コテージには6時前に到着しました。幸い、その頃には雨もやみ、所々青空も顔を出して、バーベキューと花火で盛り上がりました。
 翌朝は、10時チェックアウトで、すでに車に乗っていたせいか、あの大きな地震に気づかず、後でニュースを聞いて驚きました。前回の地震からまだ3年しか経っていない、被災地のみなさんには、心から同情を禁じ得ません。
 17日には、長女が高崎女子高校でのSSH(スーパーサイエンススクール)で講義をするということで、軽井沢から戻ってくるとすぐに、その準備に追われていました。それでも、自分の母校での講義ですから、楽しかったことでしょう。高女の講義の翌朝には、アメリカ・ワシントンDCで行われる、婦人科腫瘍についての会議に出席するため、出発しなけりゃという忙しさ。頑張りのきく年代ではありましょうが、我が娘ながらひたすら感心というところでした。

2007.07.13
 むしむしする気候が続く中、元気を出さなくちゃと、手当たり次第に文献を読み散らかしていたところ、「大豆が更年期の女性の血圧を下げる」という記事が、目にとましました。アメリカ、ボストンの医療センターの准教授の研究です。更年期の女性の食物のうち、タンパク質の一部を無塩大豆に代えて8週間経過を見た結果、もともと血圧の高かった女性では血圧がが約10%さがり、正常血圧の女性でも、5%下がったとのことです。また、高血圧女性ではLDL-C(悪玉コレステロール)が11%も下がったということでした。
 かつて、日本人女性の更年期障害のうち、「ほてり」や「のぼせ」の起こる割合は約25%で、欧米人女性の約75%に比べると、1/3といわれたのも、大豆やその加工品を十分に食べていたから、という意見を聞いたことがあります。
 大豆は、豆腐・味噌・醤油その他様々な形に加工されて、日本人の食卓に登場します。私も、朝晩に味噌汁、週に2〜3回は冷や奴を食べるほか、ここ数ヶ月は、朝食にきなこ入りヨーグルトを食べるようにしています。その効果や、いかに?

2007.07.11
 シティーギャラリーコアホールで行われた「昭和のジャズ」を聴きに行きました。リーダーのクラリネット、ソプラノサックス、楽しいものでしたが、それにもまして若手のバンジョー奏者がなかなかのテクニシャンで、休憩時間には彼のCDを買いました。最近は、バンジョーの加わったディキシーランドジャズやカントリーミュージックを、生で聴くチャンスがほとんどなかったので、久しぶりに満足しました。

2007.07.06
 梅雨の合間の冷え込みのせいか、風邪をひく方もいます。私も、寒さのあまり、掛け布団を探して夜中にうろうろしました。
 これからのシーズンは、下痢を主な症状とする、章句中毒などの腸管感染症が流行し始める時期です。それぞれのお宅で、食中毒の対策をするのが、何より大切ですが、お子さんが幼稚園・保育園や学校から持ち帰ってくる腸管感染症にも注意が必要です。実際、学校に通うお子さんからうつったと思われる例が、しばしば見られます。手洗い、うがいの大切さを、お子さんたちに是非教えてあげてください。

2007.07.05
 今週は何かと忙しい週でした。
 月曜日、医師会館でのバンド練習の直前に、選挙関係の集まりが入ってしまって、それをしばらく聞いてから練習だったので、気分が乗りにくく、終わってからも疲れが跡をひきました。
 水曜日、新町での子宮ガン検診、医師2人で約120人を診察するのは、かなりのハードワークです。3時半過ぎに、家に戻ったときには、あまりの疲れに、口もききたくない気分でした。
 木曜日、お昼休みに市役所で介護認定審査委員会、判定に難しいケースが重なりました。
 水曜日、木曜日とも、習慣にしている昼寝の時間が取れなかったので、その疲れがたまってしまった感じ。
 もしかして、先週から預かっている4歳と2歳の孫の生活ペースに、きりきり舞いさせられていたせいかもしれません。なにしろ7月3日の自分の誕生日でさえ、ごたごたする間に通り過ぎてしまったのですから。

2007.07.01
 いつもの時間の新幹線で上京し、上野の東京美術館で「ロシア絵画の神髄」展を見ました。フランス、イタリアの美術とは少し違った雰囲気で、興味深いものも多く、短時間の鑑賞のわりに、疲れました。
 美術館を出た後、新橋へ行き、慈恵医科大学で開かれていた「日本婦人科腫瘍学会」学術集会に出席しました。開業医になってからは、とんとご無沙汰してしまった病理学の勉強ですが、久しぶりに頭のサビ落としになったかもしれません。ことに、私の長女が座長を務めたセッションは、興味と緊張で耳がピンと研ぎすまされた感じで、聞き入っていました。なにしろ彼女にとって、座長役は初めての経験です。父親としては、娘が初めて幼稚園の運動会に出場するみたいなもの、といったら、笑われてしまうのでしょうね。
 その後、長女の息子(高校生)、つまり私の孫と3人、新橋の中華料理店で「ご苦労さん」と祝杯を上げました。

2007.06.30
 前橋のホテルで行われた「群馬性感染症研究会」に出席しました。クラミジア感染症についての講演が2題で、1つ目は、婦人科の感染症の話が中心で、私にとって知識の整理に大変貴重なものでした。2つ目はクラミジアによる肺炎の話で、オウム病の怖さも改めて考えさせられ、印象深いものでした。

2007.06.27
 3年ばかり前、家内が榛名湖畔で買ってきた百合が、見事に咲いて、ただいまクリーム色の15輪ほどが満開です。患者さんや薬屋さん、みなさんが近寄って感心してくれている様子です。梅雨入りしたものの、それらしい雨も少なく、水不足が心配されていますが、花たちはきちんと咲く時期を忘れずに咲いてくれるものですね。ろくな手入れもしていないのにと、少し申し訳ない気持ちが起こります。
 先日、医師会バンドの練習の際、メンバーの一人が練習の様子をテープで録音してくれました。それが今日届きました。今年の私のソロ曲「酒とバラの日々」の稽古の有様で、指導の先生が音符1つ1つについて注意して下さる様子などが、克明に録音されているのです。早速テープを聴きながらやってみたのですが、当日の練習の雰囲気が充分は思い出せず、なかなか思うようにできません。認知症診断の手懸かりの一つに「短期記憶に問題あり」というのがあります。ちょっと心配だったりしています。

2007.06.26
 診療室の私の椅子、約10年ぶりに取り替えました。椅子の脚についている車輪が、随分前から壊れていて、動かすのに不便を感じていたのです。が、何となく「もう少し使えるだろう」などと思いながら、今になってしまったのです。今年は、私が開業医になって30周年という区切りの年でもあるし、家具屋さんで「椅子フェアー」をやっていたのを思い出し、1週間ほど前に、家内と二人で出かけ、注文してきました。
 新しい椅子は、なかなか気持ちのよい座り心地です。家具屋さんの話では、以前のものより、少しランクが上なんだそうです。あと、10年や20年は、この椅子に座って頑張ろうなどと思ったりしています。

2007.06.24
 23日の午後から夫婦で上京し、数年前のドイツ旅行以来、親しくしていただいている3組のご夫婦と楽しい時間を過ごしてきました。大田区の久が原というところは、高級感の漂う街です。焼き肉屋でのどをしめらせた後、幹事役を引き受けて下さった方のお宅へ伺い、深夜まで焼酎などで大いに盛り上がりました。
 24日は10時過ぎまでダラダラしてから、池上本門寺へ出かけました。あいにくの雨でしたが、大きな境内、重要文化財の五重塔、力道山のお墓など、興味深く見物しました。高崎に戻ると、さすがにやや疲れました。
 明日は、医師会の総会。監事として会計監査報告をする予定です。難しいことは一つもないのに、毎回何となく緊張します。久しぶりの「「背広とネクタイ」といういでたちのせいかな?

2007.07.20
 仕事が終わってからすぐに、家内と高崎シネマテークに出かけ、「今宵フィッツジェラルド劇場で」という映画を見てきました。アメリカのある田舎町にあるラジオ局が舞台です。そのラジオ局は、ある企業の買収を受けて、駐車場になってしまう最後の晩のお話です。小さなエピソードの集まりのようなストーリーの中に、次々とカントリーミュージックが織り込まれ、久しぶりにカントリーミュージックを堪能し、満足でした。家で、テレビやDVDを見るのもいいですが、たまには劇場で見るのも悪くない。特にこの映画館は、ビールを飲みながらでもOKというところが気に入りました。

2007.07.18
 今夜は、医師会のバンドの練習日。ベースとドラムのメンバーがお休みでしたが、みっちりやりました。
 帰りに、いつもの行きつけの居酒屋へ。1時間ばかりで帰るのですが、先日から私のお気に入りのCDを預けて、私が行ったときに「他のお客さんの迷惑でなかったら」という条件で聞かせてもらうことにしました。「ロンドンのパブミュージック」というタイトルのCDです。何となく懐かしい感じの曲で一杯のCDです。
 随分昔になりますが、ある時先輩に銀座のシャンソンクラブに連れていってもらいました。店に入って間もなく、店のバンドがある曲を演奏し始めました。そして、先輩が「これは私のための曲」と教えてくれたのです。私は、大いに驚き、そしてうらやましく感じたのでした。
 そんなことが意識のどこかに引っ掛かっていて、お店の迷惑を考えずに、CDを預けたのかもしれません。ですが、私だけのテーマソングなんて素晴らしく楽しいことだと、内心とても嬉しくて満足しているのです。どうぞ、わがままをお許し下さい。

2007.06.17
 梅雨は、いったいどこへ行ってしまったのでしょう。矢木沢ダムがカラカラに干上がっているのをテレビで見ました。夏の水不足が心配です。
 かっぽれのお稽古の帰りに、新宿の損保ビルの美術館で「ペルジーノ展」を観てきました。ペルジーノは、15世紀イタリアの画家で、当時はレオナルド・ダ・ヴィンチと比肩するほどの名声を得ていたそうですが、比較的空いていて、ゆっくりと鑑賞できました。油彩やテンペラで、カンヴァスだけでなく、板に書かれた作品もたくさんありました。どれも色鮮やかなのには驚きました。ただ、「聖ヒエロニムスとライオン」などという絵を観ると、キリスト教についての知識の貧弱さに、悔しい思いをします。西洋の美術を鑑賞する時には、ギリシャ神話と聖書の知識がなけりゃと、と聞いたことがあるのを思い出しました。

2007.06.12
 過日のNHK大河ドラマ「風林火山」ちょっと残念でした。「三女がチラッと出るよ」と皆さんに得意げに宣伝していたのに、「チラッと」どころか「チッ」くらいしか出なくて、寂しい思いでした。私が見ていても、どこにいるのやら、あっという間に終わってしまい、欲求不満のかたまりという感じ。それでも、「ビデオに撮って置いたよ」と知らせてくれる方もいて、本当にありがたいことでした。
 今年の医師会バンドの合宿が、先週の土・日に行われました。残念ながら、私は親戚の結婚式のため参加できませんでした。今日の練習の際、合宿のハードな練習ぶりを聞いて、感心しました。「上手くなりたいけど、きつい練習はイヤ」などと、ついつい楽をしたくなります。気持ちを引き締めなければと反省しました。
 今年のソロ曲は、「酒とバラの日々」です。ボサノバ風のアレンジで、なかなか格好いいのですが、そもそもボサノバなるリズムは、私の中には、ごく最近になって入ってきたもので、それを聴いて自然に体が動くという感覚は、ほとんどないのです。目を閉じて気持ちよさそうに吹きまくるなんてことは、難しそうです。どうなることやら。

2007.06.06
 いやはや、月日のたつのが早いこと、私が母の診療所を全面的に改造し、現在の形にして産婦人科を始めたのが、昭和52年の6月6日、今日で丸30年になりました。30年という月日が過ぎたということについては、全然実感もわかないし、自分の年齢にそれだけ加わったという事実も受け入れにくいものがあります。とはいえ、最初の4〜5年間に当院で生まれた子供さんたちが、次世代の人達の親になりつつあるといのを聞くと、年月の流れを素直に受け入れなくてはという気がします。
 30周年記念ということで、大きな花束と観葉植物の鉢が送られ、とても嬉しく恐縮しております。一方、私が始める前、母の診療所時代からの患者さんから「おめでとうございます」と行っていただくのも、また別の意味でとても嬉しいものです。地域とのお付き合いを大切に「ホームドクターとして頑張ろう」という意欲が涌いてきます。
 とにもかくにも、自分自身の健康管理ができなければ、皆さんの健康に口を出す資格がないということで、「今後ますます節制しなければ」と今のところ殊勝な心がけになっています。

2007.05.29
 ベランダのスカシユリが、今年も咲きました。もう25年くらい前になりますが、家族旅行で佐渡へ行ったときに買ってきたものです。今のところ3輪、これから咲きそうなのも、いくつかあります。現在の家ができてから今年で30年、このスカシユリは、この家がまだ新しかった頃からのお馴染みさんというわけです。
 先週末、妻と2人で軽井沢へふらりと出かけました。車の運転は、それほど好きというわけではないのですが、とてもいい天気で、久しぶりの長距離ドライブも、楽しかったです。軽井沢は、今とても緑がきれい、そしてツツジが真っ盛りです。朝7時前に起きて、ホテルのまわりを散歩しました。少しひんやりとして澄んだ空気の中を歩くのは、とても快適でした。
 帰宅後、夕食はビールとそらまめ、鰹の刺身に冷奴と、すっかり夏のメニューです。

2007.05.19
 午後から、前橋で産婦人科の勉強会があり、三重大学の教授の講演を聞きました。胎内にいるとき、母親の栄養の取り方が十分でないと、その子どもが成人してから高血圧症、糖尿病などの生活習慣病になる可能性が高い、という怖い話でした。
 これは、若い女性の、極端なやせ願望やダイエット指向ともつながっているわけです。中学や高校の女子生徒をはじめ、若い世代の女性には、チャンスを見つけて、是非警告を発しておく必要があると思いました。

2007.05.18
 今、駐車場の奥のバラが、一斉に咲き誇っています。「いい匂いですね」と誉めて下さる方が多く、とても嬉しく感じます。でも中には一枝折っていこうという人もいたようで、近所の奥さんがそっと教えてくれました。心ない振る舞いには、すこしがっかりというところ。
 夜は、シティーギャラリーのコアホールで、チェンバロの演奏会があり、家内と二人で聴きに行きました。バッハの作品が主で、繊細な音色を充分に楽しみました。リムスキーの「熊ん蜂の飛行」が演奏されたのには、驚きました。チェンバロの変わった一面を耳にしたようで、新たな楽しみでした。

2007.5.15
 先週末、仲間と草津温泉に行って来ました。新緑とツツジ、山桜、藤の花などが楽しめました。殊に新緑は、緑の色合いがまさに「色とりどり」で、秋の紅葉の多彩さに負けない、見事なものでした。一緒にいたある先生によれば、「もう少し夏に近づくと、全部同じような色合いになってしまう。新緑は、今が見頃」ということでした。
 朝の散歩で見る川の中にも、水草の緑が増えてきました。そして今朝は、体長50pを超えそうな、まるまる肥った鯉を2匹見かけました。水のほとんどない冬の間、どこに隠れていたのか、何を食べていたのか不思議なくらいの大物でした。
 麻疹(はしか)が流行っています。10〜20歳代の人に多いようですが、ワクチン接種の谷間に入ってしまった人たち(接種が任意でした)だとも言われています。小児科の病気としての知識では、成人の麻疹は診断が難しいらしく、それらしい患者さんを診た先生方も困っているようです。
 麻疹といえば、昔読んだ司馬遼太郎の「燃えよ剣」の中に、文久年間(1860年代)長崎に着いた異国船の船員から麻疹が流行り始め、江戸にまで広がり、多数の犠牲者が出たというのを読んだことを思い出しました。鎖国時代ですから、免疫を持っている人は、少なかったのでしょう。 「歴史は繰り返す」なんてことにならなければいいのですが。

2007.5.10
 5月から、市の健康診断が始まっています。当院では、一般の健診(みどりの健診)と、子宮ガン・乳ガン(マンモグラフィーは医療センターで)・大腸ガンの検診ができます。また、大腸ガンの検診を受けた方は、胃ガンの危険性を察知する血液検査(ヘリコバクターピロリ・ペプシノーゲン)も受けられます。これらの検診で、日本人に発病しやすい病気が発見でき、早期に治療できるというのは、素晴らしいことだと思います。
 最近、子宮ガンが若い人にも増えていて、20歳以上の女性には子宮ガンの検診も勧められています。検診は、他人事と思わないで、積極的に受けることを、お勧めします。

2007.5.9
 朝の散歩で一貫堀に鴨の親子を見かけました。なんと子鴨が11羽もいました。全員元気そうでしたが、猫やカラスの餌食にならなければいいが、と思いました。
 この季節の散歩は、こんな風景に出会えるのが楽しいのですが、中には、毎年心待ちにしている風物に会えなくて、ハラハラすることもあります。3,4年前から暖かくなると、毎朝通る水田の隅に、特徴的な形の葉っぱを見せてくれる「オモダカ」(沢瀉と書き、クワイの仲間ということです)が、今年はまだ見あたりません。レンゲやタンポポ、スミレのような華やかさはないけれど、たった1本ですっと伸びていると、「お、頑張っているな」という気持ちで見ていました。見えないとなると、待ち遠しく思われます。
 一方、人間の世界は、というと、医師会の先輩、それも私とあまり年の変わらない先生が続けて亡くなりました。随分お世話になった方ばかりで、これからも、親しくしていただきたいと思っていたので、残念です。医者はみな、「医者の不養生」なのかもしれません。本当に残念です。 

2007.5.7
 ゴールデンウィークが終わりました。
 3日間東京のホテルに泊まって、都内の展覧会をいくつか見て廻りました。人気の展覧会は、さすがに大変な人出で、国立新美術館のモネ展では、約40分待ち(開場の1時間前には到着していたのに・・・)。国立博物館のダビンチ展の「受胎告知」会場でも、40分間待たされました。
 他に科学博物館の「花」展も覗いてきました。「青いチューリップ、青いケシの花」がキャッチフレーズでしたが、不思議な色合いでした。ついでに常設会場にも行き、久しぶりで「フーコーの振り子」や「忠犬ハチ公の剥製」などにお目にかかってきました。
 3日間のホテルの朝食は、バイキング形式でした。慣れとは恐ろしいもので、家にいるときと同じ、つまりトマトジュース、シリアルにヨーグルト、オムレツ、味噌汁そして食後にコーヒーというパターンが続きました。昨日帰宅したときの体重は、54,4sと、出発前夜と同じで、一安心というところです。
 体重というもの、何かにつけて問題のタネになるもので、標準体重よりやせ型の女性が出生体重2000g以下の小さな子どもを産む率が高いといわれていますし、そういった子どもたちが成長後、生活習慣病が発生しやすいと述べている産科の教授もいます。もちろん、肥り過ぎも困りますが・・・。

2007.4.28
 4月も終わろうというこの時期、暖かいと思えば急に冷え込んだりして、なかなか気候が安定しません。そのせいか、今になっても、インフルエンザが暴れている地域が、市内でもあるそうです。
 また、麻疹(はしか)も県内のあちこちに出ている話を聞きます。大人が罹ると、随分重くなってしまう場合もあるようです。
 熱がなかなか下がりにくいような場合には、診察を受けるほうがよさそうです。

2007.4.27
 毎朝の散歩や旅行の時に10年以上愛用していた靴、何度か底を張り替えてもらったりしていたのですが、ついに修理不能となって、先日新しいものを買いました。今朝初めて、その靴を履いて、いつもの散歩のフルコースを歩きました。昨年暮れからの、右足の故障が心配で、恐る恐るでしたが、快適でした。まだ、ところどころに雪の残っている浅間山、れんげの咲いている田んぼ、少し遅い春の風景ですが、いい気分でした。
 NHKで日曜日に放送されている大河ドラマ「風林火山」で、私の娘が踊りの場面でチラッと出ることになり、親馬鹿ぶりを発揮して、皆さんに宣伝しています。第23回と30回に出るということらしいのですが、何年か前に、やはりNHKの正月時代劇に出たとき、ほんの数秒ばかりの場面でしたので、今度は「さて何秒映るか」というわけです・・・。

2007.4.22
 突然春が来たように暖かくなりました。
 中庭、駐車場の廻りなどは、花盛りというところです。ハナニラ、水仙、つつじ、ヒオウギ、ブルーデイジー、アリッサム、ジャーマンアイリス、そして藤。ベランダでは、イチゴの花も咲き始めました。このイチゴ、昨年は酸っぱくて、孫達には不評でしたが、さて今年はどうでしょうか?
 昔から、「木の芽時」と呼ばれるこの季節は、何かと体調を崩しやすいと言われています。いろんな病気が、この時期に再発しやすいということもあるようで、昔、ある先輩から「この時期には、胃潰瘍が再発するんだ」という話を聞いたことがありました。新しい年度ということで、何かとストレスが多いせいもあるのでしょうか。健康管理には、特に気をつけましょう。
 最近、テレビなどで、ジェネリック薬品のことがCMにながれます。オリジナルの製品でははいものの、品質・効果が安定していて、信頼できるメーカーのものであれば、値段が安いということで、患者さんの負担は、軽くなります。私どもでは、信頼性の高いものなら、できるだけ、ジェネリック薬品を取り入れていくつもりです。「前より安い薬だから、効き目が少ない?」なんてことは、ありませんので、ご安心下さい。

2007.4.18
 4月の半ば過ぎとは思えない寒さです。せっかく咲き始めようとしていた藤は、びっくりして首を引っ込めてしまったようです。中庭のつつじは、頑張って咲き始めています。
 寒さのせいもあるのでしょうか、インフルエンザ、まだ居座っているようで、東京でも患者さんがいるとの話ですし、群馬でも小学校や大学でそれらしい患者さんが出ているとのことです。まだまだ油断は禁物です。うがい、手洗いは欠かさないように!
 昨年秋から冬に流行し、世間を騒がせたノロウイルスによる、嘔吐下痢症、それに似た症状の患者さんが、ちらほらと見られます。子供さんからお父さんにうつってしまったケースもありました。予防第一です。
 今日、患者さんが「とき草」を咲かせて、持ってきてくれました。毎年この時期に、持って来て、見せていただけます。高さは10p足らずで、魅力的な花が咲いています。受付のカウンターに置きました。お楽しみ下さい。
 3日前から、当院の前の道路、舗装を改造中です。すぐに終わる予定だそうですが、お気をつけ下さい。

2007.4.13
 4月も第2週目に入って、お花見のシーズンも終わりというこの時期、インフルエンザが見つかりました。A型もB型もいます。まだまだ油断は禁物ですね。うがいと手洗いをお忘れなく。
 実は私、今年の1月、高崎市の健診で、血糖値、グリコヘモグロビン、コレステロール、中性脂肪などに異常値が出ました。年末から年始にかけての暴飲暴食がいけなかったのかもしれません。そこで、一念発起して、ダイエットに挑戦しました。結果は、59sであった体重が55sに減り、異常であった血糖値その他が、全部正常になりました。ベルトの穴も、2つ位ずれて、足の爪を切るにもお腹が邪魔にならなくなりました。大威張りです。
 4月1日には、東京品川で、経口避妊薬(ピル)についての勉強会があり、参加しました。他の先進諸国に比べて日本でのピルの普及率があまりにも低く、それが望まない妊娠の増加につながるという話、またフランスでは日本よりもピルはずっと多く使われているのに、出生率は上がっている、つまり、きちんと避妊ができることは、望まない妊娠を増やすことにつながるという話など、興味深い話題がいっぱいでした。
 先ごろ、高崎医師会産婦人科会恒例の「水子供養」が市内の寺院で行われました。不幸にして、陽(ひ)の目を見ることができなかった子供の霊を慰めるための行事です。出席の医師全員が、住職のお話に、厳粛な気持ちで聞き入りました。

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