点火系チューン


プラグとプラグコードという一見地味なチューンだが、その効果は意外に大きい


スプリットファイアプラグ装着

当時雑誌で新発売ということで話題になっていた、先端がV字型に割れているスプリットファイアプラグ。2st乗ってりゃプラグ交換も日常的かつ重要なことなんで、以前に比べプラグに対する興味も増していた。すごいらしいと聞くとつい手が出てしまうのが人情。結構高い(安売り店でも一本1200円ほど)けど思い切って換えてみた。着けてみての感想は「何も変わらない」。でも一つだけ変わったことがあった。燃費の向上だ。それまでに比べリッターあたり2km向上したのだ。プラグの交換周期を3000km毎だとすると当時はガソリン1リッターあたり100円位だったのでNGKのノーマルを着ける場合とコスト的には同じ。じゃあとそれからスプリットファイアプラグを標準にすることにした。

NGKにしてみたら・・・

プラグの寿命がきてので早速買いに行くとRZVに適合するもの(SF409B)がない!しかしもう普通に走るのも辛かったので、そこは諦めてNGKのシルバープラグ(プラチナと思って買ったら実はシルバーだった)を店先で着けた。

その帰り道。何だかいつもに比べほんの少しだがパワーが出ていない。各部をチェックするも異常なし。ということはつまり、スプリットファイアによって僅かだがパワーアップしていたのだ!スプリットファイアを入れた友人も同じことを言っていたので気のせいではないようだ。スプリットファイア侮りがたし。

コードも換えるか

それからしばらくしてスプリットファイアープラグコードなるものが発売された。

なんでもこれにしないとプラグの方も本来の性能を発揮できないということ。でも高いからなぁと敬遠していたが、いろいろと改造して直ぐ出来ることが無くなってくるとどうにも改造の虫がうごめきだし買ってしまった。買ったのなら即装着作業、知恵の輪のような車体構成に苦しめられながらも作業完了。

早速試乗すると「今までと全然違う!」。それまでのパワーバンドの入り口というと6000rpmから。しかしそれが5000rpmからになったのだ。吹け上がりも軽い!爆発する力が向上したので全体的に薄くなったのがその原因のようだ。このままでは焼き付きが怖いのでメインジェットを10番上げる。するとエンジンの感じは元に戻った。ガソリン供給量が増えているのだからパワーも上がっているはず、というのは安直な考えかな?しかし正直、ハイテンションコードでここまで変わるとは思ってもいなかった。

注意点

今回の場合は良い結果を見た。しかし他の全てのバイクにとって良い訳でもないようで。自分も入れてみようかなと思う方は同じバイクで入れている人から情報を得た方が良いです。中には「もう2度と入れるもんか!」ということもあるようなんで。それと入れる、というのなら是非ともコードごとにしましょう。やはりコード効果はすごいので。

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