レ・ミゼラブル
8月11日(水) 帝国劇場 マチネ 2階M列4番
1人だわ
久し振りに1人で観劇。ま、いきなれている場所なんで、そんなにドキドキしないですみました(^_^;)
どうも最近は劇場前に来ると、次回のチケットを買わずにいられなくなっていて、今回も21日のソワレのチケットを買ってしまいました。B席残ってる日ばっかり選んでいるんで、あんまり選択肢がないんですけどね。あと28日ソワレをA席で買って、さすがに終了かな。今週末、行きたいけど、本当は。
さて、劇場前に来たら、今日はなんでもマチネ終演後に「バックステージツアー」と言うものがあるらしい。開演前に応募して、休憩時間中に発表。舞台の上とか案内してもらえるのかな〜。というわけで私も応募したんですが、こんなにお客さんいるのにたったの20人しか当たらない! もうちょっと、もう10人くらい増やして欲しかったよーん。(別に10人増えたところで当たりゃしないんだろうな、どうせ)
キャスト
ジャン・バルジャン:加賀丈史 ジャベール:村井国夫 エポニーヌ:本田美奈子 ファンテーヌ:岩崎宏美
コゼット:純名里沙 マリウス:戸井勝海 テナルディエ:斎藤晴彦 テナルディエの妻:大浦みずき
アンジョルラス:岡幸二郎
ガブローシュ:秋山拓也 リトルコゼット:石川楓 リトルエポニーヌ:香林佑美
よく考えたら、戸井さんのマリウス最後かもしれない・・・、と終演後に気がつきました(^_^;)
初めて
今回はすごく純粋に、まるで初めて見る作品のような感じで見ることが出来ました。ずっと上手よりの席だったのが、下手よりの、しかもかなり見にくい(^_^;)席だったんですが、なんていうか、涙はそんなに出なかったけど、純粋に「感動」する事が出来ました。泣くだけが感動じゃなくて、泣くだけが良い作品な訳でもなくて、本当に「素晴らしい」作品を、舞台を私は見ているんだって感動がありました。
感動したのは、アンジョルラスとマリウスの関係。今回特に戸井さんのマリウスが、すんごい恋に走ってるのが分って、なんて言うか、本当にコゼットの事で頭いっぱいって言う感じ。で、そんなマリウスを諭す岡さんのアンジョルラスは、まるでマリウスのお兄さんのようで、エポニーヌの死で打ちひしがれたマリウスの肩を抱いて慰めるその姿に涙が出てきました。
エポニーヌの本田さんは、前回見たときちょっと私好みではないかもなんて思ったんですが、声量ガンガンで結構響いて来るのが驚きでした。一回見ただけで、全てを判断してはいけないって事ですね。反省。マリウスとのやり取りも、好きなのに伝わらないもどかしさが切なくて・・・。
加賀さんも心の叫びのような歌い方に、かなり圧倒されました。コゼットを引き取るところでの決して使命感だけではない、慈悲深い歌声に涙しそうになって、そんなの初めてでした。
毎回チェックをしてしまうのが、将軍の死のニュースを伝えたガブローシュが、その後上手側でグランテールからよくやったって感じで酒を注がれるんですが、大矢君は飲んだらむせちゃってるのに、秋山君は飲んでもけろっとしてた(笑) それもまたかわいい(^.^)
あと、バリケードの最初の闘いのところ。グランテールは闘いに参加しないで、後ろから狙撃兵が来た時も机の影に隠れてた。でもそんな臆病なグランテールが、ガブローシュの死で呆然と突っ立って、そしてマリウスが、アンジョルラスが撃たれて・・・。彼の中の気持ちの変化が、胸に迫ってくるんですよね。
うふ
色々発見した中でうれしかったのは、モンパルナスの赤いバラを初めて見れたこと(笑) 歌う時もちゃんとポーズとってた(笑)
とにかく今回はすごく自分の中で感動していて、思わずスタンディングオベーションをしようかとも考えるくらいでした。こうしてまた何度も何度も行きたくなるんだよねえ・・・