レ・ミゼラブル

8月17日(火) 帝国劇場 ソワレ 2階F列29番

 

 

すんばらしい

余裕を見すぎて5時半過ぎには劇場ついちゃって、また次回のチケット買ってしまった(^_^;)  26日マチネ。岡さんと戸井さんがどうしても見たくて(笑)

劇場の中入っても、1時間くらい時間つぶさなくちゃならないので、色々ロビーをうろついてました。1500回記念の色紙もじっくり見てきた。岡さんの手形が気になる(笑)

さて、お席ですが、良い!! ど真ん中だった。見やすいし、もう舞台しか見えてません。この席また座りたいなー。A席で取るんだったら、この席が良いなー。

キャスト

ジャン・バルジャン:滝田栄 ジャベール:川﨑麻世 エポニーヌ:島田歌穂 ファンテーヌ:岩崎宏美

コゼット:純名里沙 マリウス:石井一孝 テナルディエ:斎藤晴彦 テナルディエの妻:前田美波里 

アンジョルラス:今拓哉 

ガブローシュ:鈴木輝美 リトルコゼット:高野朱華 リトルエポニーヌ:山田由梨 

高野朱華ちゃんは初めて見ます。リトルエポニーヌでも見たことないし。

 

おおおおおおおぉぉぉぉ

もう今回はとにかく堪能したーって感じ。やっぱり前の方で見たほうが良いのかな。全然見え方違うんだもん。

私がこの席に舞い上がっていたからかもしれないけど(笑)、キャストの方の乗りもいつもと違う印象を受けました。幕開きの「囚人の歌」から、はっきりと伝わってくる歌詞にドキドキしっぱなしで、すごく不思議な感じ。語りかけるように、伝える感じの歌い方がすごく良かったです。だからと言って歌その物がどっかに行ってる訳でもなく、皆さんがんがん張り上げてました。すんごかった(笑) 「ワン・デイ・モア」ではちょっとやり過ぎかな。

キャストは、マリウスの石井さんが(笑) 笑っちゃうくらい恋に狂ってるように見えました。今まで見たことないくらい「コゼット一直線」な感じ。前回見た戸井さんもコゼットラブラブって感じに見えたけど、それの比じゃないかも。「狂いそうさ~」って歌ってるの聞いて、「いやもう狂ってるって」と突込みをいれたくなった(^_^;)

それからアンジョルラスの今さん。やっぱり良いですね。声が素敵だし、なんて言うかやさしいの。気配りの人って感じ。エポニーヌの死に打ちひしがれてるマリウスの顔を自分の方に向けさせて、問いかけるかのように見つめたり、グランテールの肩に置く手とか。今回初めて見たのは、ガブローシュの死にうちのめされているアンジョルラス。なんて言うか、それまである意味理想を掲げてきたアンジョルラスが、初めて現実の死と向き合ったように見えた。

今回の席、バリケードでの赤い旗が良く見える場所なんですが、とてもあの旗に心奪われていました。学生達の革命の象徴である赤い旗。学生達の最後を知っているから、あの旗を見るだけで、涙が出そうでした。

アンサンブルでは、すっかりファンになった(笑)フイイの広田さん。今回も最高っす。それにコンブフェールの小鈴さんも良かったです。「囚人の歌」の「イエス様、俺は無実~」の人ですよね? オペラグラスでめがねも確認できたし(笑) でも今回一番目に付いたのはクールフェラック。熱血かーーーんという感じで、初めてクールフェラックがどういう人か分かった。和田哲監さんでした。

ガブローシュの鈴木さんは、歌詞はっきり聞こえるし、やっぱり子役よりも上手いなって感じですが、肩車が大変そうだった(^_^;)

リトルコゼットの高野朱華ちゃん。うっわー。めちゃうま。ちゃんと自分なりのコゼットになってた。歌も上手だし、演技も細かいし。また見たいな。

川﨑さんのジャベール。私まだ1回しか見たことなかったらしい。やっぱり村井さんに比べて若いですね。それと声がやさしいかな。すごむような歌い方は上手いけど、あれはずっとやってると喉つぶしちゃいそうだし。でも自殺の場面は良かったです。あと「星よ」も良かった。バルジャンと対決する時に迫力負けしちゃうのかな。

で、バルジャンの滝田さんです。もう、これは素晴らしいです。表現のしようがない。私の貧しいボキャブラリーでは無理です。どこがとか、なにがとか、そんな問題じゃないです。そこにいたのは「バルジャン」でした。あ、でもね、笑っちゃったのは胸の囚人番号。本当にマジックで(?)書いていると聞いてて、オペラグラスでやっと確認できました。本当に書いてました(笑)

 

だからね

今回見ていて、今までとやっぱり全く違う印象を受けて、本当に舞台は生物なんだなーと感じました。一期一会ですね。

だから、また何度も見たくなっちゃうんだよ。定期で行ける場所に劇場があって良かった(^_^;)

 

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