レ・ミゼラブル

8月19日(木) 帝国劇場 マチネ 2階G列18番

 

 

うひょー

かなり悩んで、来てしまった帝劇。しかも結構慌てて出てきて、時計代わりに使ってるピッチを家に忘れてきた。がーん。時間が分からないと私は行動できない・・・

とりあえず12時過ぎに劇場着いたのかな。窓口でチケット購入。お席は、まあ宜しいのではないでしょうか。そこそこ見やすかったです。ちょっとA席に慣れすぎて、次回がB席なんだけど大丈夫かな。

時間の感覚がないので、人の流れで判断したり、それでもどうしても時間が気になって、思わず117に電話しちゃったよ(苦笑)

キャスト

ジャン・バルジャン:山口祐一郎 ジャベール:川ア麻世 エポニーヌ:島田歌穂 ファンテーヌ:岩崎宏美

コゼット:純名里沙 マリウス:石井一孝 テナルディエ:斎藤晴彦 テナルディエの妻:大浦みずき 

アンジョルラス:今拓哉 

ガブローシュ:秋山拓也 リトルコゼット:佐々木美幸 リトルエポニーヌ:星マリナ 

今回、何を見に来たってバルジャンの山口さんでしょう。山口さんのバルジャンが、予定では楽しか見れなくて、でもその前に1回くらいは見ときたいなーと思って、唯一見ることの出来る日が今日だったんです。楽しみだ〜♪

それから、このままの観劇予定だと、実は純名さんのコゼットは今回が最後。うーん、直前にやっぱり見たくなって、見に行っちゃうんだろうな(^_^;)

いつになったら私は星マリナちゃんのリトルコゼットが見れるんだろうか・・・

 

納得

今回は、もう、山口さんに尽きるでしょう。初めて声を聞きました。納得です。いやもう、私なんかが言うのもおこがましいけど、素晴らしかったです。なんていうか「きれい」な声という印象。毒がないというか、神々しいの。だから「彼を帰して」とかが、本当に素晴らしいんじゃないかなと。この曲を聴けただけでも、来たかいがあったってもんですね。あと、森でコゼットと出会うシーン。初めて涙が出た。「コゼット、よかったねー(T_T)」となりました。優しさが滲み出てるのかな。コゼットにふれる手が優しさに溢れていて、始めのうちよりも後半になってきてからの方が私は良いなと思いました。本当、今日来て良かった。

ジャベールの川アさんは、この前より調子よさそう。で、これは私だけが感じてることかもしれないけど、山口さんと川アさんの声が似てたような気が・・・。「対決」での2重唱。バルジャンを歌詞を追ってるつもりがジャベールだったり、またその逆だったり。私が変なのかな?

それから、今さん。この間見たときもちょっとばかし気になったんですが、髪型、変じゃない・・・?! 右向くとちょっと変に見えたかな(^_^;) でもね、やっぱり今さんのアンジョルラス、好きです。声が良いんだもんなー。声聴いてると、私も一緒にバリケードで闘いたくなっちゃう。「民衆の歌」とか、「きたきた〜〜」という躍動感が私は好きです。

マリウスの石井さんは、エポニーヌが死んだ場面で、前回よりすごく打ちひしがれているように見えました。打ちひしがれているというか、呆然としてるというか。石井さんは、実はちょっと前回を見て、「うーん苦手かも」なんて思っちゃったりしてたんですが、やっぱり見るたびに印象変わるんだよなー。今回見て、「やっぱり良いよなー」と思い直しました。カフェソングが、良かったんですよ(T_T) またフルフルしちゃった。

今回のアンサンブルもチェックチェック。フイイの広田さんもそうだけど、モンパルナスの青柳さんが今回は結構目で追ってた人でした。「乞食たち」の赤いバラが(笑) ポーズを取って歌うのも良い感じです(笑) そう言えばこの場面のマドレーヌとヒモの橋の上でのすんごい事を初めて見ました。すごかった・・・

今回は女性アンサンブルを(初めて)じっくり見れたかな。ファクトリーガールの井上めぐみさんは、激しかったです。怖いです(笑) それから、山田ぶんぶんさん。「プリティ・レディ」がね、やっぱり迫力がありますね。

山口さんのバルジャンで、一応3人のバルジャンを見れたことになるんですが、3人が3人とも違うし、そして3人ともが素晴らしいバルジャンなんだと思いました。一番初めに見たときは滝田さんのバルジャンが好きだなーと思ってたんですが、加賀さんを見れば、加賀さんの方がバルジャンの苦しみが現れてるかなーと思って、でも山口さんのバルジャンを見て、また違ったバルジャンが見ることが出来て、あー、やっぱり全てのキャストで見てみないとダメだと思いました。

友達とかに同じ作品を何度も見に行ってるというと、「同じ作品なのに?!」と変な顔されますが、だってね、こんなに3人にが3人とも全く違う人物を見せてくれるなら、同じ作品でも違うキャストで何度だって見たいじゃん。

 

うそーん

エピローグですわ。コゼットを抱きしめるバルジャンの手。やっと今重荷が降ろせる、バルジャンが救われる場面。とにかく山口さんの神々しいお声に涙涙・・・のはずがね。

隣に座ってた2人組のおねいさん方。結婚式の場面から時計ちらちら、こそこそお話してたんだけど、一番良い場面で席立って行ったよ。最後の「若者たちの歌が聞こえるか〜」で、動き出すからさあ。私は今までの高ぶっていた思いがこの歌で一気に溢れ出して、レミゼの中で一番好きな場面なのに。一気に現実に引き戻され、今までにないちょー冷めた最後になってしまいました。

終演後、前を横切られていたおばさん達が「信じられないわ」と言ってたけど、もうちょっとなんだ。もうちょっとだけいてくれても良いのに。時計を気にしながらの観劇じゃ勿体ないよー。

 

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