レ・ミゼラブル
8月26日(木) 帝国劇場 マチネ 2階K列44番
あせった
最近凄く早く劇場に着いてしまうので、いつもよりゆっくりとしたくしてたら、かなりぎりぎりになってしまいました。ふーびっくり。
ま、今日はほとんど夜がメインなんで、軽くね、見とこうかな、なんて(^_^;)
キャスト
ジャン・バルジャン:加賀丈史 ジャベール:村井国夫 エポニーヌ:本田美奈子 ファンテーヌ:岩崎宏美
コゼット:早見優 マリウス:戸井勝海 テナルディエ:斎藤晴彦 テナルディエの妻:前田美波里
アンジョルラス:岡幸二郎
ガブローシュ:秋山拓哉 リトルコゼット:高野朱華 リトルエポニーヌ:山田由梨
私にとって加賀さんラストです。
そして今気がついた。岩崎さんのファンティーヌ最後だったー(T_T) もっとしっかり見てくるんだったー(T_T)
それから今回戸井さんと岡さんで見れるのがラストという事で、前回見れたときになんだかマリウスとアンジョルラスの絡みが良かったので、またこの二人で見てみたいと思いました。
感想
まず今回気になったのはクールフェラックの高野さん。和田さんの熱血漢ぶりに比べるとちょっと物足りない気もしますが、バリケードでの死に方が好きなんです。一番最後仲間が次々と倒れていく中、最後を悟り、帽子を振り上げて死んでいく。アンジョルラスが旗を振りながら死んでいくように、クールフェラックも「赤い」帽子を振り上げる。ここだけ見ても泣けてきます(T_T)
私は広田さんのフイイ派ですが(笑)、でも神保さんの「共に飲もう」も良かった。この歌はもう涙無しでは聞けない。
エポニーヌは本当に一途だなーと思いました。「好きなの、あたしが」と言うのも無邪気ですよね。本田さんの方が無邪気さがいっそう最後の死の涙を誘っている感じ。かばんを振り回したりとか、「オン・マイ・オウン」で走り去る時帽子を深く被り、コートの裾を翻して走り去るとか、細かい演技も好きです。
早見さんのコゼットで良いなと思ったのは、マリウスが1人生き残った事に絶望しているのを優しく励ましてあげるところ。今まで、マリウスが死んでしまった仲間に対して傷ついているのに、何のんきに愛なんて言うんだろう、本当にマリウスが辛いのわかってんのかな、と思っていたんですが、今回見てコゼットは全てわかっているからこそマリウスを励まして生きていこうといっているんだと思いました。心の傷を分かっていないのではなく、傷に触れない優しさを感じました。
アンジョルラスは、最近すっかり今さんファンになってしまった私は、岡さんではちょっと物足りなくなってきた(^_^;) でもやっぱり見目も良いし、目立つし、かっこいいです。岡さんは背中の演技が良いなーとオペラグラスを覗きながら思ってました。前にも書きましたがバリケードでマリウスが「死んでも良い〜」と歌った時の、あのなんとも言えない背中! 市民が来ない事がわかったときのあの背中!! なんて言うかな、仲間と一緒に闘っているけれど、リーダーとしてのプライドから結局1人なんだという淋しさみたいのを感じます。仲間を信じているけれど、良くも悪くもリーダー然としすぎて、自分でも「アンジョルラス」というカリスマを作り上げ、その結果ところどころに本来の自分が出てきてしまう。うーん、ちょっと考え過ぎですね(^_^;)
ちびコゼの朱華ちゃん。いいっすね。歌は前回の方が良かったけど演技はさすがですね。これが最後なんだろうな。
秋山君のガブローシュは、今回はいまいち不調だったようで、音も不安定だし歌詩も聞き取りにくかったし、どうしたんだろう。2幕では少し挽回してたけど、1幕は結構ぼろぼろでした。
最後に加賀さんの感想。加賀さんのバルジャンが一番バルジャンの苦悩を表していたと思います。心の奥底の言葉を吐き出しているようにぐーっと引きつけるものがありました。
トークトーク(笑)
休憩時間に喫煙所で隣に座っていたおばさん二人組。一人の方は以前にも見たことあるらしくもう1人に色々レクチャーしてました。で、エポニーヌの話しからもう1人のエポニーヌは誰だったかという話しに。教えていた方は名前が出てこなくて、「イギリスの女王の前でも歌ったのよー」と言いながらもだえてます。で、あつかましいと思いつつ「島田歌穂ですよ」と教えてしまいました。普段なら絶対しないね(笑) 教えていた方は山形テナのファンらしく、「あなたも見た?いいわよねー」といわれて、ちょっとばかしお話ししてきました。おばさん基本的に嫌だけど、こういうおばさんは大好きです(笑)