D-58ESが30Hzまでハイレベルで再生することを可能にした要因を探るため、
AE86さんの掲示板をお借りして、D−58ES*FE208SSの使用経験を、全国規模でお尋ねしました(5月27日、No11880)が、レスポンスがありません。
再び、ESに戻すことを前提にして、そのような物好きをするには、労力が大きすぎるのでしょう。
そこで、代用として、あの積重ねスタイルのBH(暫定的に s-ultra III とします)の208ESをSSに換装しました(所要時間は90分弱)。
愛用の
チェックCD(Sony)でテストすると、32.5Hz までフラット(聴感上のレベルは、40Hzや50Hzより、むしろ高いくらい)でした。
D−58ESの補強材13番のサイズは 200*40*21 (mm)、一方、これに対応する
s-ultra III の補強材(D)のサイズは 180*40*21です。
試行錯誤の上、追い込んで得た
補強材Dのサイズ、これが補強材13番のサイズとほぼ等しいこと、
さらに、両BHが30Hzまでハイレベルで再生すること、を勘案すると、D−58とD−58ESとの違いの一つである補強材13番の効果は、単に、補強だけではなく、D−58ESにして初めての快挙である、再生低音域を30Hzまでフラットに伸ばすこと、にもあったのではないでしょうか。
この仮説の真否に影響するものとして、次の設問があります。
D−58ES(シナ・アピトン)は、そのオリジナルと同様に、30Hzまでハイレベルで再生するか。
この解答は、いずれ、何処かで、明らかにされるでしょう。