市川の
長浜さんから
「最後のカンターテ・ドミノ、すばらしかったですね。マトリックスにしなくてもあれだけ広がる音場は初めてです。また聴かせて頂きたいです。
私としてはツイーターをのっけてみたい気がします。恐らく、さらに音場が広大になるのではと思います」
とのメールを頂きました。
「T90A、T900A、T96A−EXなどを考えていますが、どれも実際には聴いたことがありません。[どれが適切そうか]、教えて頂けないでしょうか」
に
「評判等を考えますと
T900A ≥ T96A−EX(バッフルマウント型ゆえ) > T90A
なのでしょうか。
でもルックスはSUT−100にはT90Aかな?」
とのアドバイスです。
そこで、早速、秋葉原へ。
店員さんは
「スワンにはT90Aが多いようです」
その場での簡単な試聴では、T96A−EXには艶が感じられ、T90Aはシャリシャリとして基本的に90Hと同じ傾向です。
残りわずか、との言葉に背中を押されたこともあって、T96A−EXに。
「モアイ」用にと限定頒布された
T96A−EXは、バッフルマウント型ですので、水平面に設置するには、それなりのブロック台が必要です。
直径63mmの穴を開けた正方形のベニヤ板を3枚(21mm*2、18mm*1)貼り合わせて直方体(80*80*60mm)とし、カシュー塗装を施してからT96A−EXを固定しました。
右は粒状鉛を充填したハコに収まったT90H。14年前の製作で、やはりカシュー塗装してあります。左はT500A。
中央のT96A−EXをSUT−100に乗せると、なかなかイケてるルックスではありませんか。
ピアノ・ライクの鏡面仕上げまで2ヶ月。ヤレ・ヤレ、まさしくカシュー塗装は根気・根気そのものです。
コンデンサーは、JENSENの銅コン(630WVDC)で、0.22μから始め、0.1μ、0.047μと下げました。バーン・インが進むとまだ変わるかも。
音的には、
ネッシーの棲む家でお聴きした
JA−0506IIGMを彷彿させる艶があり、小さいサイズながら0.047μで、SUT−200に乗せたT500A(0.47μ)に負けない浸透力・支配力を発揮します。
JENSEN CAPACITOR の SILVER LEADOUTを生かすには、SPターミナルの位置は、ここですね。
フォステックスさん、T96A−EXを正規頒布してはいかがでしょうか。
「スワン」の数は「モアイ」のそれを圧倒しています。
その時は、固定ブロックのオマケをお忘れなく。