「方舟」で行われたステレオ誌主催のスピーカーコンテストの最終審査会の前日、広島のオーディオクラブ
オメガの会の岩田さんが来宅されました。
今年のコンテストでは、40余の応募から書類審査で選ばれた12作品の3分の1が広島産とのことです。
岩田さんは、ステレオ誌やフォステックス主催のコンテストの常連で、昨年のフォスのコンテストでは、炭山賞を受けています(このとき初めてお会いしました)。
独創SPのページにも投稿頂いておりますが、その作風の特徴は、反動キャンセリングロードと命名した独自の理論をベースに、
*音道は直管でなく、コニカル
*SPユニットに対策
*吸音材を使用しない
*手押し電動丸ノコで自在にカット
*作り易さは無視
*家具調の美しい仕上げ
などでしょうか。美術関係を職業とされる才が、随所に生きています。
26日、東京駅12時30分着、浅草駅付近のホテルに宿泊。この間に、秋葉原での買い物とSUTの視聴をされたいとのことで、ラジオ会館で待ち合わせました。
4時から約2時間、田中さんのテツミチ並へのハイスピード化を進めているSUT−100、訪問者のあるときだけ鳴らすSUT−200、そして108EΣを外して88ES−Rを取り付けたSUT−100の順に聴いて頂きました。
お持ちなった聴きなれたソフトでの岩田さんの寸評は、次です。
SUT−108ESII :
中域は前に出る鳴り方なのに、低域が大人しく、やや異質な感がする。
(狙い通り、でも元に戻そうか)
SUT−208ES :
中高域が大味。ユニットに対策する前の
RF D−508の音に似ている。
(その対策と0506ですね)
SUT−88ESR :
低域と中高域のバランスが良い。TWは不要。これが好みの音です。
(意外や意外、空気室とスロートを少々モジッタだけ、中段はこれからです)
SUTを聴いて、コンテストに自信を深められたのでしょう。柔和で満ち足りた表情の岩田さん。
左側はSUT−88ESR、右はSUT−208ES。ラックの天板の上には、田中さんがお持ち下さった0506IIが見えます(当分お借りします)。
ところで、お土産に自作のピンケーブルを頂きました。
Fケーブルを用いたこのケーブルの作り方は、
このページにあります。
実物は80cmの長さで約10回捻ってあることを補足します(捻ると音が良くなるだけでなく、曲げやすく取り扱いも楽になります)。
25xsと290Vの間を繋いでいますが、290Vと907iMos、907Ltdの接続にもと、もう2組お願いしちゃいました。
広島勢4名全員が大健闘とのことで(ホント)、来年は広島のみ地区予選で絞り込むとか(ウソ)。
コンテストの詳細が特集されるステレオ誌8月号が楽しみです。
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「ミューズの方舟」の7月定例会は、25日(日)午後2時から
3F和室で。
ミニセミナーの講師は前田会長です。