豆さんの生国、イギリスへ行ってみよう!
二日日〜シェフィールド。行くぞ、ブレイズホームグラウンド!〜
2日目(11/20)
05:00
ぽかりと目を覚ましてしまいました。
あらま。
これが
時差ボケってやつか?
いや、寝ようと強く意志を持てば眠れそうだけど、その前にトイレ、とこそっと起き出しました。
階段のぼってすぐに、左側はトイレ、右側はトイレとシャワーが一緒になってます。
昨日、
「ライト付かないよー」と騒いでたシャワーなのですが……。
あ、あれ? ライトついてる! 誰か使ってるよ!!!
え、どうやってつけたんだろう、どうなってんの? と思いながら、トイレを終えて帰ると、奄美も目を覚ましてました。
「今、あそこのシャワー、ライトついてたよ」
「え、ほんと? どうやってつけたんだろう」
「わかんない。誰か使ってた」
「ドア叩いて
『どうやって付けたんですか!』って訊いてみたいね!」
まったくだ。
相手はびっくりするだろうけど(笑)。
「私もトイレ」と出て行った奄美が、謎を解いて帰ってきました。
換気扇のスイッチと一緒になってるみたい。じわーっと明るくなるんだよ」
昨日到着したときも、確かに換気扇のスイッチは見たんですが……あのときはライトが切れてたのか、明るくなるのを待てずに、私たちがスイッチ切っちゃって気付かなかったか、どっちかだと思われました。
あーでも良かった! これでシャワーを浴びられるよ、と安心して、
もう一寝入りしてしまいました(時差ボケじゃないじゃん)。

06:00
のそのそ起きて、シャワーを浴びに。
プールの更衣室のシャワーみたいでしたし、お湯の量もそれほどでもなかったんですが、まあちゃんと熱いお湯が出たので、よし、ということに(イギリスでは、
「最後までちゃんと温かいお湯が出る」というのが、すでに僥倖であるらしいです)。
でも、それはまあ良かったんですが、そろそろなんだよなあ、と予定していた通り、その日に生理が始まっちゃって、もう朝からブルーでした。
いや、わかってたんだけどね、うん。

07:50
「お腹すいた〜」
「お腹すいた〜」
と、窓際で連呼する私たち。何故かと言いますに、窓から、それはそれは香ばしい、
ベーコンを焼く匂いが流れてきたからです。
お腹空いてるだけなら、昨日のサンドイッチの残りやお菓子がたくさんあるのですが、こうもいい匂いをさせられたんじゃあ、冷えたサンドイッチなんか食べられるもんか! 
ベーコンのためにお腹は空けておくんだ! という気になります(笑)。
「食堂の前で待ってたら笑われるかな」
「これだから日本人はせっかちで嫌よ、とか思われるかもね(笑)」
ということで、8時を過ぎるのを待って、食堂へと降りていきました。
二番目くらいだったかな(笑)。
バイキング型式の朝ご飯は、それはそれはおいしそうで「うわああ〜♪」という感じです。

・スクランブルドエッグ
・ベーコン

・焼きトマト
(焼き、というより、温めてある感じ。コショウが効いてます)
・ソーセージ(色々つなぎがたくさん入っている、イギリスのソーセージ。日本人には今一つかもしれません。私は平気だったけど)
・ベイクドビーンズ(イングリッシュブレックファストの定番、トマト味の煮豆)
・マッシュルーム(これも定番。ホビッツになった気持ちで)

これに、
ヨーグルト、缶詰めの黄桃、コーンフレーク三種、パンが数種類、紅茶のティーバッグ数種類、コーヒー、各テーブルにミルク、バター(通常のとローファットの)、ママレードとイチゴのジャム
もちろん、お代わりし放題です。
わあわあ、とお皿に色々つみあげてたら、お姉さんがふい、と寄って来て
「ほにゃらら?」と何か言いました。
え、と焦ったのち、ひと呼吸おいて
「トーストはいる?」と訊かれたのだとわかりました。
「い、いえす」
「ほにゃらら?」
え? もう後は何を訊かれたのかわかんない……。
困った顔をしてると、お姉さん、ふいっ、と次のお客さんの所へ行っちゃいました。
あれは、何を訊かれてたんだろう……(謎が解けたのは翌日)。
わあい、いただきます、ともぐもぐ食べてたら、お姉さんがトーストを持ってきてくれました。
吉野の大好きな、うすーい、カリカリのトーストです。
大体関西人は、ふわっ、が好きだ、というのが定番で、スーパーで売ってるパンも、5枚切が基本らしく(関東は6枚切とか)、中には4枚切なんてめちゃな物もあります。(めちゃか?)
私は薄い薄いトーストを、かりっと焼き上げたのが好き。
……ま、基本的にパン食ではないので、食パンなんて、自分では一年に一度も買わないんですけど(笑)。
かりかりトーストに、トワイニングクラシックのアッサム(もちろんミルクティで)、ジャム、バター、卵ベーコンその他諸々。
ああ、朝から
なんて幸せな……。
あさごはん。
朝ごはん。
しかし、あんまりのんびりもしてられません。
今日は何と言っても、シェフィールドまで行かねばならないのですから!
あわあわとご飯をつめこんで、いざ出発。
今日は日曜日なので、トラベルカードは朝から買えます。1-2ゾーンのカードを買って、いざ、
キングスクロス駅!
09:00
シェフィールドへは、直通便と乗換便があります。
直通便は、セントパンクラスから、乗換便は、キングスクロスから出ているのです。なので、キングスクロスで買えば、乗換便になるんだろう、と思ってたんですが……。
結局、売ってくれた切符は、
直通便のものでした。
……あれ??
じゃあ、ネットで予約しようとしたのとおんなじじゃん。
でも窓口でそれを勧められたんですから、それが一番正しいのでしょう。
たぶん、乗換にしたいなら、その旨きちんと主張せねばならないのだな。
ということは、セントパンクラス駅へ行かねばならないということで、ええと、どっちだ、こっちだ、それか、あれか、とここでも軽く迷って、ようやく駅につきました。
ここから約2時間半の旅でございます。

列車は9:30発なんですけど、9:15になっても、まだ出発ホームが表示されません。
そんなことがあるんかい、ということが在りえるのがイギリス。だいたい、
10分前じゃないと表示されないらしいですよ。さすがだ。
で、20分になって11番ホームだということが判明したので、お客さんがわーっと流れはじめます。
その波に乗りながら列車に乗ったのですが。
「イギリスの列車ってね、
予約の紙がはさんでなくても、予約席だったりするからあなどれないんだよ」と奄美が言います。
予約席の場合は、座席の背のところに紙が挟んであるんだそうですが、その紙がなくても、「ここ、私の予約席なの」と言ってくるお客さんがいるそうで、「ふーん」と聞いていたのですが。
その後私たちが座った席がまさにそれで、座って数分後に、
予約のお客さんが来て追いだされてしまいました。
じゃあ、と次の席に移って、そこで初めて気がついた事実。
「……ねえ、これ(窓の上にあるちいさい電光掲示板)で、
予約席かどうかわかるんじゃないの?」
見れば、そこには、●●〜●●という駅名が流れているものと、ノーナントカと書いてあるものがあります。
駅名を書いてあるのは予約席じゃないのか。
「わあ、全然気付かなかった! じゃあ前の旅行のときもそれだったのか」
「たぶんそうだよ」
ということは、今自分たちが座ってる席も予約席。
あわわ、と車輌を移動したのですが、二つ並んで空いてる席は見当たらなさそうです。
とりあえず、じゃあ、と一個空いてる席に奄美が座り、私はその隣に立ちました。
そのうちどっか空くかも知れないし、交替しながら座ればなんとかなるんじゃないかな、と。
ま、結局最初に止まった駅(出発して20分くらいしてたでしょうか)で、ちょうど奄美の隣の人が席を立ったので、幸いでした。

イギリスは、ロンドンをちょっと離れると
すぐに田園風景になる、と聞いていたのですが、ほんとにそのとおり。冬だけあって、放牧されてる生物は少なかったですけど、それでも馬や羊の姿をちらほら見かけました。
「豆さんも、最初ロンドンに行く時はこのラインで行ったのかな」「そうかもねえ」「今は乗らないよね」「さすがに、車じゃないのー?」などと、思いを馳せながらも列車はどんどん快調に走ります。
途中、ダービー駅で、ずいぶん長く止まってるな、と思ったら……そこから列車が逆送(つまり、今まで最後尾の車輌だったところが、先頭車輌に)始めてびっくりしました。
でも、帰りもそこから逆送だったので、別に突発事項ではなかったようですが。
不思議なことを(笑)。
「何の理由がなくても、イギリスの列車は遅れる」という奄美の言葉どおり、特に何かあったわけではなさそうなのに、到着したのは予定時刻から30分遅れでした。
ところで、間で一度も検札が来なかったんだけど、いいんだろうか、それで……。

12:30
さて、まずは何と言っても
シェフィールドユナイテッドのホームグラウンド!
シェフィールドは、昨日、雨か雪でも降ったのかな? という、独特の澄んだ空気をしてました。駅の辺りはあちこち工事中で、シートやパイプで、通路が区切られています。
私たちは「ロンリープラネット」のガイドブックからコピーした地図と、シェフ大学のサイトからプリントアウトした地図を見比べながら歩き始めました。
途中で、
ブラマールレーンを示した矢印も見たし、とどんどん歩いて行くと……。
「あ、あれそうじゃない?」
「あ、たぶんそうだよ!」
向こうに見えるのは、確かに確かにブレイズのマーク!
やったあ、見つけたよ!
「……で、どうやって行くんだろう……」
「え、えと……」
見えてはいるのですが、
大きな道路の向こうで、中央分離帯もあるし、なんだか微妙に行きにくそうだ……(汗)。
でも、よく見たらその道路の下を歩行者はくぐって行けるようになってました。
渡りきったところで、
クリスマスの劇のけいこを終えたとおぼしき子どもたちを見かけたり(あれはきっとキリスト生誕の一場面だろう)。
ブレイズのマークだけを見つめて、わあわあと歩いて行きます。

VIP用?入り口
こっちはたぶん、VIP用。
つーいーたー!!!(感激)
後でわかったのですが、私たちが最初に辿り着いたのは、VIP専用入口のようでありました。
ちょ、アレだよ、とにかく写真撮ろうよ、写真、だよね、だよね、と大はしゃぎの私たち。
扉の向こうには、おじさんが一人見えていたのですが、さぞや
不可解な観光客だと思ったことでしょう。
一通り、気が済むまで写真を撮ったあと、ぐるりと周辺を歩いてみることにしました。
確か、前日は試合があった日で、そのあたりには、チケットの半券やチラシらしきものが散乱しておりました。でも、今はグラウンドはシーン、と静まり返っています。
ぐるーりと回ったところで、今度こそ、ちゃんとブレイズ正面ー!!
わーあーいー!
ブレイズグラウンド
ブレイズ入口!
ブレイズグラウンド
左側から。
写真ー、写真ー、とまたもや大はしゃぎの謎の観光客。
ホールもグラウンドも閉鎖の状態でこんなに楽しめるとは、なんと安上がりなことでしょう(笑)。
そこのレンガに刻まれている、
豆ファミリーのお名前も、すかさずチェック!
豆さん本人の名前がないとも思えないんだけど、みつかりませんでした。
探し方が悪かったのか? どっかもっと奥のほうにあるのかなあ。
豆ファミリーレンガ1
豆さんちの三姉妹のお名前。
豆ファミリーレンガ2
これは、たぶん、豆さんのパパとママ。
HALL OF FAMEプレート
HALL OF FAMEのプレート。
豆さんが開いた、とちゃんと書いてあります。
HALL OF FAME入り口
HALL OF FAME入口前面。この日は閉館日。
オープンは、火曜日から金曜日の9:00〜15:00。
……だったはず。
あれが、あれが、豆さんの開いたHALL OF FAME!
ホールが開いてないのは残念でしたが、誰もいないからこそ、気のすむまで写真を撮ることが出来たのも事実です。
でも、次はぜひ、ホールやグッズ売り場が開いてるときに訪ねて見たい……。試合結果にはぜんぜん興味はないけれども!(笑)
ブレイズグラウンド
グラウンド。格子状の扉のこっちから無理矢理撮影したにしては、
結構巧く撮れてるでしょ?(笑)
観客席を左から
観客席を左側から。

さーて、じゃあ次は豆さんご用達の「ヘンダーソンズレリッシュソース」を買いに、と駅のほうまで戻ることにしました。
グラウンドの周りのお家を見ながら「子供の豆は、絶対ここに住むのが夢だったね!」「だよね」と想像してみたりして。

MML(Midland Mainline)の駅は、シェフィールドの町のだいぶん端っこの方にありまして、中心部ではありません。
しかも、日曜日で、人はわんさと出てるわ(移動式遊園地が来てました)、
お店はどこも閉まってるわ(イギリス人は、日曜日はお買い物をしないのか……)、グラウンドを見てる間には忘れてた生理痛に襲われるわ、と、実は結構、脂汗だらだらの町内散策でした。
それでも、がんばって二人であちこち見て回ったんですけど、残念ながら、お目当てのソースを見つけることはできませんでした。
トラムに乗って、中心部まで行けばあったのかもしれないけど。
「これはアレだよ、たぶん、
『今度はソースを買いにシェフィールドにおいで』ってことなんだよ」
「あっ、そうか、きっとそうだよ」
そうに違いない、っていうか、そうとでも考えないと、せっかくなのに悔しいじゃん(笑)。
シェフィールドの町並み。
シェフの町並。
14:30
まあ、ほいじゃあ、帰りましょうか、と(今日は、間に合いそうなら、ジャック・ザ・リッパーのウォーキングツアーに行くつもりだったので)、駅に向かいました。
駅のコンビニで、おやつとドリンク。痛み止めを飲むために、何かお腹に入れておかないといけなかったので。
ウォーカーズの赤ポテチと、ミネラルウォーター、ジュースを買い込んでレジに持ってったらば。
「うにゃうにゃうにゃうにゃなんたらかんたら?」
「え?」
「うにゃうにゃうにゃうにゃなんたらかんたら?」
「ええ?」
何を聞かれているのかわからない。
レジのお姉さんが、まあともかく、って感じで精算してくれたんで、これで終りかと思ったら、さらに
「うにゃうにゃうにゃうにゃなんたらかんたら?」
何!? 何なの!? コンビニで買物するのに、何をこんなにしつこく聞かれねばならないの!?
と思ってたら。
お姉さん、両手を掲げて、
袋を持つ仕草をしました。
「袋に入れる?」って聞いてたのか!!!
……そんなこと、聞かれるものだとは思わなかったよ……。
「あ、い、
いえすぷりーず!」
無事、ポテチとドリンクを袋に入れてもらいました。
最初っからあのゼスチャーしてくれればわかったのに〜、と私が言うと、奄美が
「そんなに通じないとは思わなかったんだよ」
………さいでんな。

何時のが一番近いかなー、と駅の時刻表を見て、ふむふむ、と確認して。
確認したんだけど。
確認したのに。

……乗車ホームが
いつまでたっても表示されないよ?
あれれ、あれれ、と待ってたんですが、10分前になっても、まだ不明。
だめだ、イギリスの列車はわからねぇ、とインフォメーションで聞いてみましたら。
「ああ、次は52分、ホームは8番ね」
……52分? その前に出るはずの、この時間のは?
でも、インフォメーションでそう言うからそうなんだろう、と8番ホームへ向かいます。
──あのー、8番ホームって、
aとbがあるんですけど!?
どっちだよ!
わかんねえ〜、とそこにもあるインフォメーションで、再度確認。
「ああ、次のロンドン行きは23分だよ」
「…………」
にじゅうさんぷんて。
うがーっ、どうなっとんじゃー!!!(笑)
何かもう、ぐったり疲れちゃって、待合室で、力なく座り込む私たち。
生理痛もひどくなってきたよ、辛いよー、辛いよー。
とりあえず、薬飲んで、「そうだ、シェフィールドに来たって証拠写真とっとかなくちゃ!」(さっきあれほどブレイズの周りで撮ったじゃねぇか)と「Sheffield」と書かれた駅名の隣で交替で写真撮って、「これだけ時間があれば、もっと町中まわれたのにねえ」「ほんとだねえ」とちょっと後悔もしてみたりして。

15:30
行きの列車は、予約なんかも電光表示の、最新式っぽい車輌でしたが、帰りはなんかこう……
「年季積んでます!」的、古びた感じでした(笑)。
行きで学習してるので、予約の入ってない席に並んで座って、出発を待ちます。
「あー、帰りはよく寝れそうー」
と宣言していた通り、遠からず奄美はうとうとと居眠り始めました。
……怖くないんだなあ……。
おじみそ(憶病者、の方言)の私は、基本的に、
公共の乗り物で眠るのは怖いです。国内外を問わず。長時間の場合や、どうしても眠いときは仕方ないけど。
そして、この日は更に私を恐怖に陥れる出来事が待っておりました。
電車が動き始めて1時間も経ったころでしょうか。左斜めのボックス席にですね、最初は親子連れかな、と思われた年配のご夫婦と、こちら向きの座席に、20代くらいの女性が座ってたんですよ。
でも、そのご夫婦は途中で降りて、同じ駅で、今度は50代くらいのおばさんが乗ってきて、そのお姉さんの隣に座ったんです。
それからしばらくして、おばさんは、
ナップザックを席に置いて、どこかへ行ってしまいました。
(バッグなんか置いて、不用心だなー。隣にひとがいるから安心してるのかしら。でも、そのひとが泥棒じゃないっていう保証はないのにー)
とか、他人事ながら、心配してたんですよ。
おばさん、なかなか戻ってこないし。
だんだん不安になってきましてね。
(ひょっとして、
テロリストだったりしたらどうしよう? あの中には爆発物とか、サリンが入ってたりして!)
ロンドンのテロも、まだ記憶に新しいところでしたから、想像はつい悪いほうへと向かいます。
(いやでも、それなら、あのお姉さんが一番に警戒するわ!)
と思ってたら。
その
お姉さんも、席を立ってどっか行ってしまいました……!!
おばさんは、まだ戻ってきません。
(えええ〜〜、何、
実はあの二人はグル!? これは計画的犯行!?)
ドキドキする私をよそに、奄美は隣ですうすう寝てます。
(お、起こして相談したほうがいいかしら、どうなのかしら、だって、トイレに行ったとかでも、こんなに長く留守にはしないでしょう)
と、一人でハラハラしていると、そこへ、おばさんがようやく帰ってきました。
手には、
飲物のカップ
それから、ほとんどすぐにお姉さんも帰って来ました。
やっぱり、手には
飲物のカップ
(………………………)

そうです、二人は食堂車へ飲物を買いに行っていたのです。
なかなか帰ってこなかったのは、おそらく食堂車が混んでいたから。

……………………びっくりしたあ…………………。

たぶん、この旅行中で、一番心臓に負担がかかった時間でした。
しかも、ほぼ全部が
自分の想像だってところがね!(笑)

あと、割と近くの席に、お父さんと子供の二人連れ(余談ですが、イギリスでは
「父親と子供」のツーショットを驚くほどよく見かけました。それか、「両親と子供」。日本の、9割方が「母親と子供」を見慣れている私には、新鮮な光景でありました)が座ってたんですが、この子供が。
「きゃー! ひゃー!」
と、ひっきりなしに、
甲高い奇声を発しっぱなしなのです。
お父さんが「静かにしなさい」って言っても、まったく効き目なし。
「きゃー! ひょー!」と大騒ぎです。
楽しい騒ぎ方じゃなくて、どう聞いても
ヒステリーです。
あんまりにも遠慮なくけたたましいので、ひょっとして病気かなあ、と思ったんですけど、お父さんに連れられて通路を歩いてきた顔は、ごくふつうの子供で、そう言った障害や病気を感じさせる表情ではありませんでした。
……てことは、結局しつけがなってないってことなんじゃないの!?(笑)
しっかりしてくれ、お父さん、と思ったものであります。
結局、ロンドンにつくまで叫びっぱなしで、奄美も
「同じ席のひと、よく我慢してたよねえ」と言っておりました。
19:00
さて、列車は順調に走り、なんと、予定通り、
7時にセントパンクラス到着!
うわ、ちょっとすごいよ、7時についたよ、
時刻表通りだよ!
滞在二日目にして、もうそんなことに感動できる国、イギリス(笑)。
そういえば、帰りは改札が二回も来ましたよ。
行きに一回、帰りに一回、でいいんじゃないかなあ(笑)。

これなら、ウォーキングツアー、ギリギリ間に合うんじゃない(7時半に、Tower Hill駅前にいないといけない)、と地下鉄に乗ろうとしたら。
「……ねえ、
サークルラインと、ディストラクトライン、まだ止まってるよ……」
昨日も止まってたのに。今朝も止まってたのに。
日本じゃ絶対考えられません。
Tower Hill駅に行くには、この二つに止まられるのは致命的です。
「じゃあえーと、バスなら間に合うかなあ……」と路線図を見ていたら、奄美が。
「……
トラベルカードがない……」
「……え………」
今日は、セントパンクラス以降は、トラベルカードを使ってないので、そのときまで必要なかったんですけど。
「どこにしまったの?」
「このポケットだと思うんだけど……さっき、MMLの切符取りだした時に落したのかもー」
「探せ探せー」
しかし、あらゆるポケットやバッグを探しても、トラベルカードは出てきませんでした。
奄美、カード買い直しです。
「もったない〜〜」
「もったいないねえ〜〜」
結局、なんだかんだで時間が過ぎてしまい、ウォーキングツアーは明日回しにすることにしました。
「……これからだと、どこに行けるかなあ」
「あ、あそこは? 行こうって行ってた、フィッシュ&チップス屋さん!」
「やってる?」
「やってるよう、22時まで営業って書いてあったもん!」
と、自信満々に請け合った吉野。
とりあえず、最寄り駅まで行こう、と地下鉄に乗ったのですが。

突然、構内放送が流れ、どうやら、ヒースローへの生命線、
ピカデリーラインが止まったらしいです。
日曜日の夜に!!!
「……今、前にいた、
スーツケース持ったひとが固まってたよ……」と奄美が同情をこめた声でいいました。
そりゃー、固まるだろう……。

しかし、他人に同情している場合ではありませんでした。
チューブのアクシデントは、いつ、誰の身にも起こりうることなのです!
ここだったかどうかさだかではないんですが、とある込み合ったホームから電車に乗ろうとしたら、まだ皆乗ってないのに、電車のドアが閉まったんですよ!
奄美は電車の中、私はホーム。
とりいそぎ「次のホームで待ってるから!」「OK!」と慌ただしくサインを交わす私たち(笑)。
私だけじゃなくて、たくさんのひとが乗りきれなくて、そこに残されてました。
毎日毎日「駆け込み乗車は危険です!」と叫ぶことしか出来ない、日本の駅員さんがみたら、胸がすくような乱暴な出来事でした……(笑)。
あれで怪我人が出ても、乗客の自己責任なのかなあ。潔いっつーか。

地下鉄といえば、
「ゲイタイムス」の広告が、どどーん、と地下鉄のホームに貼ってあったりして、やっぱり違う〜、としみじみ感じましたよー(笑)。
地下鉄ゲイタイムズ広告
ゲイタイムズの写真。地下鉄内。昨日から撮影のチャンスを狙ってました(笑)。
こういう広告が、堂々と地下鉄に貼ってあるところが、やはり日本とは一味違う。
しかし、奄美はこの二人を「ムードがない」と一蹴しておりました(笑)。
あと、これはいつの出来事だったか忘れましたが、けっこう混んでる地下鉄に乗ってたとき、ホームでドアが開いたから、外の人が入りやすいように、私たち、一歩ずつ奥へ下がったんですね。
別に当たり前のことだし、日本だってやるけど、そのとき入って来た親子連れ(父親と男の子)の、男の子のほうが
「Sorry」、パパのほうが「Thank you」と言ってくれたんですよ。
習慣の違い、といってしまえばそれまでだけど、やっぱり、言葉をちゃんとかけてもらうのって、嬉しいもんだなあ、と♪

さらに話は変わりますが、俗に、「外国へ行ったら『Sorry』は言っちゃダメだ」とか「外国人は謝らない」とか言いますが、イギリスはそんなことなかったですよ?
みんな普通にSorry、って使ってました。
奄美いわく「きっと
Sorryって言わないのはアメリカ人なんだよ」、だそうです(笑)。
彼女は、アメリカではSorryの代わりに、なんたらって言葉をよく使う、って言ってたけど失念しました!(意味ねえ!)

話を戻して。
私たちは、無事次の駅で合流できたんですが、目当てのフィッシュ&チップス屋さんは、
がっつり閉まっておりました。
……あれぇ……???
人気のない道を、ハラハラしながら歩いて行ったのにー……(笑)。
なんかもう、すっかり疲れちゃって、「……もう帰って、日本食食べて洗濯するのはどう?」「そうだね」ととぼとぼ帰って参りました。

た・だ・し!

今日こそは、と
RADAへ回るのは忘れませんでしたぞ!
RADA入り口その1
RADA入口。
RADA入り口その2
同じくRADA入口。
RADA彫像
RADA彫像。
おおおお〜、ここが豆さんが通ったという!!
奄美は「この取手とか、きっとさわったよね!」と
RADAの取手をなで回しておりました。
変質者っぽいよ、奄美!(笑)。

帰って、洗濯機貸してもらって、でも一回
5ポンドもとられて(ふたりで2.5ポンドずつ)、奄美は「高い!」とプリプリしてました。しかも、乾燥機が両方使われてて、結局使えなかったし。
ただ、町のコインランドリー使うと3ポンドくらいだそうですから、二人で使うなら、それほどのぼったくりではなかったようです。
あとは、ポットのお湯で、日本から持ってきた
おにぎりとラーメン作って食べました。

明日は
ロンドン塔と、国立陸軍博物館と、ジャック・ザ・リッパーウォーキングツアーです。
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