豆さんの生国、イギリスへ行ってみよう!
三日日〜ロンドン塔/国立陸軍博物館/フィッシュ&チップス/ロンドンウォーク〜
3日目(11/21)
06:30
今日は、普通に起きて、普通に準備しました。
朝ご飯がまちどおしい吉野。
月曜日なので、7時半からごはんです。幸せだなあ♪
たしか、この日は、食堂一番乗りでした(笑)。
昨日はクロワッサンを取ってみたけど、トーストがもらえるとわかったので、パンはなし。
ベーコンだの卵だのをお皿につみあげて席に戻ると、昨日のお姉さんが、また「トーストいる?」と訊いてきました。
yes,と言うと、お姉さん、
「brown or white?」
ああ! これかあ、昨日訊いてたのは!!
日本だと、だいたい選択の余地なく白い食パンですが、さすがイギリス、ライ麦か何かの黒いパンと、白いパンがあるらしいです。
昨日食べたのは黒いパンで、(それがデフォルトかと思ってました)香ばしくておいしかったので、「ぶらうんぷりーず」とお願いしました。
マッシュルームとトマトがおいしいんですよー。
ベーコンもおいしいけどー。

昨日もわたしたちと前後して食堂に入ってきた、ぽっちゃり……というか、ぼってり体形のおじさんがいたんですが、なんかね、このひとね、パン類ばーっかり食べてて、私なんぞは「もったいなー」と思わずにはいられませんでした。
私ならパンは捨ててもおかず食べるけどもー(笑)。

テーブル備え付けのマーマレード、日本だと、オレンジが定番ですが、ここのは、
レモン&ライムでした。
酸味さわやかって感じ。でも夏向きの味かも。

「イギリスで美味しいものを食べたかったら、三回朝ご飯を食べるといい」と言われますが、確かにおいしいなあ……。でも一日三食これだと、さすがに飽きると思うけど(笑)。
紅茶もおいしい〜。
トワイニングクラシックの、アッサム。ティーバッグ。しかしコクがあって実にんまい。
朝ご飯がおいしいって、もうそれだけで幸せって感じ。
二日目朝ごはん
二日目朝ご飯。
食べ放題。
おかずも紅茶も取り放題の食べ放題。
09:00
で、本日の観光予定は、ロンドン塔からです。
ろ〜ん〜ど〜ん〜と〜う〜♪
その響きだけで血の匂いがしてきそうな陰惨な場所ですねっ♪(嬉しいのか)
いや、だって憧れだったんだもの、ロンドン塔!!!
いまでも、
アン・ブーリンの幽霊が出るとか、一人でトイレに行くと、悪戯好きのゴーストさんと出会ってしまうとか(イギリスの幽霊はわりと陽気なたちのが多いですな。祟ったり呪ったりより、ふらふら出歩いて人を脅かしてる感じ)、守衛より幽霊の数が多いとか、色々噂は後を絶たないようで。
ほほほほほ、楽しい〜〜〜。

オープンは9時半から、と「地球の歩き方」に書いてあり、今日はあちこち行かなきゃいけないから、と早くいくことにしました。
「9時半オープンだと、オフピークのトラベルカード使えないねえ」
「しょうがないよ、一枚だけ、普通の切符買っていこう」
2ポンドもするんだけど!
でも、今(2006年現在)では3ポンドもするらしいけど!
初乗り600円、ってどんなぼったくりよ、イギリス地下鉄!
お札の額が大きいのしかなかったので、吉野は窓口に並ぶことに。
「One adult please」と言うと、おじさん、
「Oneなんとかかんとか?」と聞き返してきました。
あれ、聞こえなかったのかな、と、もいちど「わんあだるとぷりーづ」と言ってみたけど、納得してくれません。
もっかい聞き返して、やっと理解できました。
「One Way?」
つまり「片道切符かい?」ということを訊いてたんですね。
日本だと、地下鉄でわざわざ往復切符を買っておくことなんてあんまりないから(イベントで、帰りの混雑が予想されるときくらいか)、片道切符で当然だと思ってるんですよねー。
でもね……この切符は買わなくても良かったことが、あとで判明するんですよ……うふふふふ……。

私たちはのんきな旅行者ですが、世間様では月曜日。
出勤ラッシュ(…なんだろうか? ちょっと遅めかも。でもけっこうな人です)の中、ちみっちゃく、慣れない日本人も頑張ります。
しかし、日本の電車はやっぱり、乗客つめこみすぎなんだなあ、と思いました。
イギリスの地下鉄なんて、
「あと30人はいけるだろう!」くらいの、空き空き(日本に比べれば)状態でドアが閉まります。
乗りそこねた人達も、
「ま、次のに乗るさ」って感じで、別に慌ててません。
電車の運行状況がアバウトだから、乗客もこんなふうなのか、乗客がこんなふうだから、運行状況はちっとも改善されないのか? 
乗り換えにもだいぶ慣れたと思ってたら、それが仇になったのか、途中で、やや乗り過ごししたりして、結局Tower hill駅に着いたのは、9時40分くらいだったと思います。
あ〜オープンには間に合わなかった〜、まあでも10分遅れだし、とチケットを買おうとしたら。
したら。
したのに。
…………おや?
オープンしてませんけど!?
何でじゃ、コラ、と思ったら、
「月曜日は10時オープン」なんだって!
そんなこと、書いてなかったぜ、チキュウノアルキカタ!
まあ、発行後に変更になったのかもしれませんね……ふふ……。

てなわけで、遅れたつもりが20分も早く着いちゃって、しょうがないので、写真撮ったり、スーベニアショップ(お土産屋さんは開いてた。なかなか
商魂逞しいな、ロンドナー! 関西人は感心したぞ)のぞいたりして、時間を潰してました。
これはこれで楽しかったけど。
でも、考えてみれば、10時オープンなら、オフピークチケットでかまわなかったはずなんですよ。
ラッシュに混じる必要もなかったわけですよ。
2ポンドもむだ遣いした〜〜〜!(大ショック)
いくら使ったかじゃなくて、使わなくていいお金を使ってしまったことがショック。
まあ、でも、入手情報に過ちがあったんだから、しょうがねえ。
ロンドンブリッジ
待ってる間に見たタワーブリッジ。
気を取り直して、ロンドン塔です。
有名どころといいますと、
ブラディ・タワージュエル・タワー(世界最大のダイヤモンド『カリナンI』またの名を『第一のアフリカの星』が見られる)でしょうか。それとも、ホワイト・タワーかな?
ちなみに、ヨシノ的お勧め場所は、
「ホワイトタワー」「フュージリア連隊博物館」です。
Tower Hill駅から見たロンドン塔。
Tower Hill駅のあたりから。塔とは言っても、実際は要塞みたいなもの。
トレイダーズゲート
トレイダーズ・ゲート(反逆者の門)
犯罪者(と決められたひと)は、ここから入る。この門をくぐったら、生きては帰れない、と言われた怖い門。
実際、ロンドンタワーから生きて出たひとは珍しいとか。
例の(?)エリザベス一世もそのひとり。
確か、本来は船で出入りするんじゃなかったかしらん……?
ロンドン塔入り口。
入口。
ロンドン塔、おカラスさまその1。
ロンドン塔、おカラスさまその2。
ロンドン塔の烏
チャールズ二世のころから、大事にされてきたカラス。
なんでも
「カラスがいないと、ロンドン塔もなくなり、英国そのものも滅びてしまうことになる」というお告げがあったそうです。
言わば、「お犬さま」ならぬ「お鳥さま」でしょうか。
羽を切られて、飛べなくされてるわけですが、でも専任のお世話係がいて、大事にされてるようなので、それほど不幸でもなさそうな。
一羽が死ぬと、野生のカラスから新しいのが一羽選ばれるんだとか。
言わば
シンデレラ・クロウ。選考基準はわからないんだけど。やっぱり顔か? 心根か? 足のサイズ?
あるいは、「選ばれし光の勇者」か「君に決めた! 行け、カラスポケモ●!」とか、そんな感じ?
大事にされてるくせに、ゴミもちゃっかり漁る、カラスさま。
お育ちがばれますぞ。
ジュエルタワー
まんま、歴代の王室のお宝を展示してあります。
メインは王笏についている、世界最大のダイヤモンド、カリナンI(またはアフリカの星)でしょう。
ここに行った感想を、あちこちのサイトさんで拝見しましたが、多くの方が
「豪華すぎてガラスみたい」とか「偽物じゃないの?」とおっしゃってました(笑)。
実際行ってみて、気持ちわかるわー、と。
こういうものを見慣れてない、というだけでなく、どの宝石も明度が高すぎて、かえって、子どものオモチャみたいなんですよ。ルビーもサファイアもエメラルドも、石の芯までクリアに綺麗なんですもの。
あと、これは、タライじゃないの、というくらい大きな金のお皿だの、どこから塩を入れて、どう使うのか、見当もつかないよ、というくらい大きくて凝った細工の
塩入れ(下記写真参照)なんかもありました。
これじゃ、おんなじテーブルについてて
「ねえ、ちょっと塩取って」ってわけには行かないと思いますが(王族がそんなことするか)。
そうやって、なんだかゴージャスな気分で出てきたところで、ジュエルハウス、か何か、そんな名前のお土産屋さんがあって、
土産物にしてはずいぶん豪華なアクセサリーなども売ってるわけですが、吉野はアフリカの星の煌めきにも負けず、堅実に、ジュエルタワーの日本語版ガイドブックを買ってきました。5ポンドでした。
この先、ゴージャスな宝石を所有できるような身分になる見込は、限りなく0パーセントに近いけれども、知識を得るのに障害はないしね。邪魔にもならんし。

ブラディ・タワー
エドワード4世の息子2人(兄エドワード、弟リチャード)が父王の死後、叔父(
後のリチャード3世)の庇護のもとで即位の日を待っている間に行方不明になった事件は有名。この2人が殺されたとされる塔がブラディ・タワー。
後に、ホワイト・タワーで見つかった白骨が、二人の王子のものだと言われています。
部屋の壁には、当時の囚人達の落書き(遊び半分ではなく、悲痛な叫びであるでしょうが)が沢山残っています。落書きと言っても、壁に彫りつけたものですが。
残っていますが、しかし、特別見張りもいないので、そのうちいくつかは、人目のない隙に観光客が書いたものなんじゃないのか? と、疑わないでもない……(笑)。

塩入れと主張するもの。
この塩入れの使い方がわかる人ー?(写真は公式ガイドブックより)
たぶん、ブラディタワー。
ブラディ・タワー内部。……だったかなー……みたいな(汗)。
どこかの礼拝堂。
どこの礼拝堂だったか完全に失念。
ホワイト・タワー
歴々の武器・武具類を展示してあるところです。
女の子には、ちとつまらないかも知れませんが、
シャープ好き指輪好き、あるいは、マスコマ・ホーンブロワー好き、と言った方々には、充分楽しめるのではないかと思います。
私らも「これ、マスケット銃だね」とか「銃剣ってこうなってるんだ」「切れ味悪そう」「切るより、こう、突く感じだよね、きっと(身振り付き)」「昔の武器は致命傷をおわせるんじゃなくて、傷つけて、失血死を待つ感じだもんね」「痛そうだよねえ」とぶっそうな会話をしながら、展示品を見て回っておりました。
狭い階段を上へ上へ上がって、最上階。
何があったと思います?

「…………あれ………。ねえ、これひょっとして………」
「1、2、3、4、5、6……
七連銃だ!!」
そうです、かの軍曹さんの愛用銃、七連銃が展示してあるのです!
「は、ハーパーさん……!」(ハーパーさんじゃないって)
ねえちょっと、造りはどうなってんの、撃鉄は、引き金は、持ち手は、火薬皿は、と目を皿のようにしてのぞき込み、あまつさえ、
その場でスケッチを始める不審な二人組……。

いや、だってさあ! 七連銃と言えば、ハーパーさんっすよ!
展示自体は
「海軍のなんたら」のあたりで、そういえば、確かあの銃は、海軍用に開発されて、でも衝撃が大きすぎて扱えるものがほとんどいなかった、とか、そういう記述があったなあ、と思いだしました。
てっきり、ハーパーさん用に開発されたような気になってましたよ。てへ。
他にも、甲冑のパーツ(胴体部分とか、ひじの部分とか)のレプリカが展示してあって、どんな感じか、実際に試してみることができます。
なんか、あれって、ぎくしゃくしてそうだと思ってたんですが、すっごく滑らかに動くんですよ。
そりゃそうだよね、ぎくしゃくしてたんじゃあ、戦争にゃなりません。

中庭には、
処刑場も残ってます。ここで、罪人達が斬首されましたぞ、という。
悪趣味ですが、イギリスって、そういうの好きですよね。マダム・タッソーのろう人形館にも、ジャック・ザ・リッパーとか、拷問シーンを再現したものがあるそうですし、そんなんばっかり集めたロンドン・ダンジョンも人気だそうですし。
そして、悪趣味な吉野は、処刑場を見るのも楽しみにしてたんですが、男女4人連れが長々とそこに居座ってて、写真を撮ることもできませんでした。観光客っていうより、何かの勉強中って感じでしたので、邪魔するのも気が引けました。

フュージリア連隊博物館
ロンドン塔の入場料とは別途50ペンス(100円)かかるのですが、「フュージリア連隊って、
シャープに出てた気がするよ」「うん、私も見た気がする!」というので、行ってみることにしました。
何があるんだろうね、くらいの、軽い気持ちだったんですが、部屋に入ったとたんに目に入ったもの……。
「「イ、イーグル!!!!」」
そう、あのイーグルです!
これから行く、国立陸軍博物館にあるのは知ってたけど、こ、こんなところにも…っ!?
ああっ、これ、ワーテルローのジオラマだよ、あっ、これ、レッドコート! ……と、まあ、このように、予想外の萌え要素満載の場所だったのです……!
しかもね、私、そのときは失念していたのですが、
ワトソン博士(言わずと知れた、ホームズの相棒です)も、フュージリア連隊ノーサンバランドに所属していたのですぞ! ああああ〜〜、私としたことが、そんな大事なことを忘れてたなんて〜〜〜〜〜(地団駄)。

最後のほうに、現代の陸軍が持ってる荷物があって、「試してごらん」と書いてあります。
どらどら、と持ってみるも………重っ!!
「無理、私こんなの背負ってたら三歩も歩けない」
「私なんか立てないよ」
と、二人して華奢ぶってみたわけですが、あの中身が全部ごひいきカプの同人誌、とかだったら、持てたんじゃないかな、とこっそり思いました。つか、持てなくてもなんとかして持って帰ろうとするに違いないね!
ブラヴォー・ツー・ゼロのアンディさんも、やはしこういうの持って行動なさったんだろうか。
ぱんつと靴下と目隠しの軽装(?)しか記憶にないからなあ……(笑)。

部屋としては、三〜四つくらいしかない、ほんと入場料100円の(しかし、ロンドン塔に入らなければ見られないわけだけど)博物館ですが、私たちにはその10倍の価値がありました。
……幸せだ……。
入場料を払うところでお土産品も幾つか売っておりましたので、ガイドブックと、メダルのレプリカ買いました。あんまり嬉しくて、値段は覚えておりませんが、そんなメチャな価格ではなかったはずです。


途中、
衛兵(?)交替も見ました。二名セットなんだけど、交替したのは一人だけ。二人で、詰め所(とは言わないだろうけど)のところへ行って、一人交替して、また二人で戻ってきました。
足を真直ぐ伸ばした、あの歩き方です。
よく「オモチャの兵隊みたい」って言いますけど、ほんとですね(笑)。
格好ももちろんだけど、あのぎくしゃくした動きと、背景と、すべてが相まってオモチャのチャチャチャに見えるんだなあ。

衛兵交替。
衛兵(?)交替。鉛の兵隊トテチテタ♪
直立不動。
直立不動、という言葉がまさに相応しく。
衛士(ビーフィーター)さんと写真も撮りました。
ビーフィーターはBEEF EATERなわけですが、昔は国王のお毒味係だったから、この名前、って訊いたことがあるんだけど、ほんとかしら。
にこやかなおじいちゃまでした。「thank you」というと「アリガトウ」とお返事が返ってきました。
うーむ、観光地。
12:30
フュージリア連隊博物館に気を取られて、予定よりやや遅めに、国立陸軍博物館へ向かいました。
最寄り駅はSloane Squareだけども、そこからもちょっと離れています。
むむむ、無事に辿り着くことができるのか?
途中で見つけた道しるべ。
よしよし、方向はあってるぞ、と歩いてたのですが、知らない土地ですから、やたら距離感が長い。
「まだつかないのかな」、「あれって500メートルだよね、マイルじゃないよね」「マイルだったら、明日になっても付かないよ〜」などと言いながら、道すがら、「地球の歩き方」の地図を確認。そしたら、
道を歩いていたおじいちゃんが、突然話しかけて来ました。
「うにゃうにゃうにゃうにゃうにゃ?」
「え? え???」
あ、通じないや、と思ったのか、おじいちゃんは言い方を変えました。
「You lost?」
道に迷ったの? と訊いてくれたのです。
二人して、地図を見ながらわあわあ言ってたので、危なっかしいなあ、と思ったのかも知れません。
「の、ノーノー」
違う違うと、首を振って、奄美が何かを言うと(忘れちゃった)、おじいちゃんは更に「うにゃうにゃうにゃうにゃ」と何事かを言いました。
何でも「わからなかったら、その辺りにいるひとに訊くといいからね」みたいなことを言ってくれたそうです。
親切だな、おじいちゃん!
ありがとう、おじいちゃん!
そのお心がありがたいですねえ。
「サンキュー」と手を振って、再び歩きはじめると、陸軍博物館は、すぐに見えてきました。
「おおおおおお!」
こ、これが!
シャープのフィギュアを置いてあるとか言う!(ポイントはそこなのか?)
すげえ、けっこう立派じゃん!(どんな貧相な建物を想像していたのか)

中も明るくてとてもきれいです。もっと古ぼけた感じかと(何となく)思ってたんですが、新しい。
入っていくと、レセプションのおじさんが、何事かをうにゃらら、と言いました。
バッグをどーにか、ということだったので、「中を見せて」ってことかな、と思ったら、
「荷物はここに預けていってね」ということでした。
……さすが、厳重だな! って、何が「さすが」かわかんないけど!
まあ、もともと写真撮影は禁止って聞いてたし、「はいはい」と荷物を預けました。財布だけ持ってりゃ、何とかね。
1階(グランドフロア)は、
ミュージアムショップで、早速シャープのフィギュアに突進する私たち(ええ〜?)。
わああ、これかあ、これがシャープのフィギュアかあ〜。
セットは、
95thライフル部隊のメンバーのと、オーバダイヤ・ヘイクスウェル込みの、レッドコートのメンバーととの、二種類。どっちにも、シャープとハーパーさんは入ってます(当然だ!)
あと、単品でシャープ。……と、他にもいたと思うけど、思い出せない。ただ、
単品ハーパーさんがなかったことだけは、がっちり覚えてます(恨)。
単品ハパさんがいれば、セットでなくったって、シャープとハーパーさん買って話はすんだのにさ!
それとも、そういうことをやらせないための、製作会社の姑息な計画なんだろうか。

いつまでもそこにいそうな奄美をひっぱって、とりあえずは展示物を見に。(このままでは、フィギュア買って帰っちゃいそうだったから)。
ナポレオン戦争のあたりの展示品は、たしか二階(ファーストフロア)でした。
入ると、
グリーンジャケットのマネキンが銃を構えています。
わーあ。
シャープの制服もいい加減ボロボロでしたが、このひとの服も相当ぼろぼろだ。
ブーツのさきっちょが口を開いてて、それを布で縛ってあるところが涙を誘います。
こんな格好で、ずーっと行軍して、髪の毛が凍りつくような夜も野宿だったわけですかい?
よく死なないな……。
なんか、ズダボロの兵士が、現地のひととおぼしき女性(このひとも結構汚れたお洋服だったけど)に、助けられているような人形もありました。
どういうシチュエーションを指し示すものだったのかは不明ですけど。
ウェリントン公爵のひげそり鏡とかもありました。
シャープなんか、鏡いらないもんね! ハーパーさんが剃ってくれるもんね!
将軍より上だな、シャープ!ふふふん(何を勝ち誇るか)
あと、いきなり馬の骨があって度肝を抜かれますが、なんとそれは、ナポレオンが乗っていた
愛馬マレンゴのものだそうです。
……え、でもなんか……ちみっちゃいよ……?
「偉大なる皇帝ナポレオン」の絵の数々から想像すると、もっと大きくてさっそうとした馬、って感じがあるじゃないですか。今のサラブレッドみたいの。
そういう固定観念のある目で見ると、その骨格はうーんと小さくて、丈夫そうな、そう、
道産子馬みたいな感じを受けました(笑)。
調べてみたら、マレンゴは、小型のアラブ馬(もしくはバルブ馬)だそうです。
ワーテルローのときで23歳、死んだのは38歳のときだとか。
いい馬だったようですね。
ついでに言いますと、人の身体もそうだけど、馬の体格も、時代が進むに連れ、大きくなってるとか。今のサラブレッドは、160センチくらいだけど、原種のアラブ馬は150センチくらいだそうです。

上記、グリーンジャケットの人形およびマレンゴの骨は、http://www.national-army-museum.ac.uk/→Galleries&Exhibitions→Channging the Worldの1〜2ページ目で見られます。

ワーテルローのジオラマもありました。
ロンドン塔のフュージリア連隊博物館にもあったし(陸軍博物館のは、スイッチで映像が流れたり、ライトが切り替わったりするゴージャスなものでしたが)、ワーテルローって、やっぱり、イギリス軍にとっては目玉の戦いだったんだなあ、としみじみ感じてみたり。
基本的にひと気が少なくって、しーんとした博物館でしたが、ジオラマの前には、おじいさんがひとり、いらっしゃいました。
歴史がお好きですか、元軍人の方ですか、シャープのファンですか?(笑)

──と。
ここで、予想もしない大ハプニングが。
わー、とかへー、とかいいながら、たらたら展示を見てた私たちの耳に、突然飛び込んできた非常ベルの音!
ジリリリリリリリリ!(だったと思う)
「え?」
「何?」
非常ベルに聞こえるけどもー。
でも、まさかね、とのんきにまた展示を見てたら(危機管理がなってないな、私たち!)、黒いスーツの男の人がさっそうとやって来て「Excuse me」と私たちを先導して、その部屋から出しちゃいました。
「…え?」
えーと、どこ行ったらいいんだろう、とまだのんびりしてる私たち(ほんとに危機管理なってないな!)に、階段を示し、そこから降りなさい、と。
「……え?」
何、ひょっとして、
この非常ベル、本物?(遅い!)
でも、どこからも煙も出てこないし、おやおや? と思いながら、とりあえず階段を下り、非常口(だと思われる)から抜け出しました。
そこには、同じく、博物館から脱出したとおぼしきひとの群れ。
あらま、思ったより来場者いたんだねえ〜……って、そんなことに感心してる場合ですか。
全員、職員に誘導され、道路を渡ったところにあった公園で待機です。
「どしたんだろうね?」
「火事にしては、煙も出てないよね?」
事情がわからないだけに、いや増す不安。
ただ、私の不安は「荷物、レセプションに預けっぱなしなのになあ〜」ということでしたが、奄美の不安は「このまま帰らされたら、
シャープのフィギュア買えないじゃん!」ということでした。
いや、心配するとこ、そこなの!?
「だって、そのためにここまで来たのに!」
……そりゃー私だって、そうだけどさあ……。

寒い(極寒ってわけじゃなかったけど)中、結構待たされたあと、私たちは、無事博物館に戻ることができました。
結局、火事じゃなかったようです。
奄美は、そこで、なんか焦げたものの入ってるボウルを持って苦笑いしてるおじさんを見た、って言うんですけど、私は目撃してないんですよ。
「たぶん、あの騒ぎの間に焦げちゃったんだねえ」というのが奄美の意見でしたが、つい先日「あのこと友達に話したら、『その焦げたものが非常ベルの原因だったんじゃないの?』って言われた! そうかもしれない」と言ってました。
なるほどー。
ほんとにそうだとしたら、そりゃー、苦笑いもしますわな(笑)。

ま、とにもかくにも、中に戻ることができたわけですし、もいちどワーテルローからやりなおし(?)です。私は、その辺りと、あと地下(だったと思う)の武器展示室が見られれば良かったのですが、奄美が、せっかくだから、一応、三階、四階の、近・現代戦のあたりも見に行こう、と言いました。
私には、展示の英語はさっぱり読めませんでしたが、日本のビルマ侵略のことなんかも書いてあるそうなので、読めばムッとすることも色々あるんだろうなあ、と思いました。
知らぬが花とはこのことでしょう。

国立陸軍博物館員はヒマなのか、フレンドリーに話しかけてくれるひとが多かったです。
特に、最上階の展示室にいた、アフリカ系のお兄さん(だいぶ年上に見えたけど、たぶんそんなに変わらないはず)は、おしゃべりな人でした。
「どこから来たの?」
「名前は何て言うの?」
「それはどういう意味?」
「結婚はしてるの?」
「来年日本に行こうと思ってるんだよー」
「日本の六月はいい季節かい?」

などなど。
彼の名前はクリーシー(と聞こえた。「マイ・ボディーガード」の主人公がその名前だったから、よけいにそう聞こえたのかも)、ケニアの出身で、ケニアでは、産まれた曜日によって、名前が決定する……らしいです。
たしか「僕は水曜日生まれだからクリーシーなんだよ」てなことを言ってました。……たぶん。
「結婚はしてない」と言うと、たいそう驚かれ
「何故だい? 日本にはいい男がいないの? じゃあイギリスに来るといいよ!」と言ってました。……たぶん。
あと、「ロンドンは物価高いよねー。そう思わない?」なんかも言ってたな。
「バッキンガム宮殿は行った? ぜひ行くといいよ」とも。
あ〜、ごめん、シェフィールドは行ったけど、バッキンガムパレスは行ってねえ〜(笑)。
ちなみに、質疑応答は9割奄美がやりました。

お兄さんのおしゃべりをなんとか振りきって、本日のメインイベント、シャープのフィギュアを買いに、一階まで降りて行きました。
やっぱりグリーンジャケットのセットが欲しいよね、だよねー、レッドコートとか別にいらないよねー、と、「これ二個ください」ってフロアのお兄さんに言ったのですが(身振り手振りのニュアンス会話)、最初は快諾してくれたお兄さん、しばらくあちこち探しまくった挙句、
「このセットは一つしかない」と言いだしました。
…………ええええ〜〜〜〜〜?
そんなの困るよ!
吉野が困り、奄美も困り、お兄さんも困り。
三すくみのようにうーん、と考え込む三人。
結局、奄美がグリーンジャケット、わたしがレッドコートのセットを買って、うち、数名をトレード、ということで決着がつきました。
ヘイクスウェル持ってっていいよ」
「え、いいの?」
「うん、いらない」
「良く出来てるのに〜」
確かに良く出来てました。
シャープやハーパーさんの微妙さに比べ、とっても上手に特徴を捉えてました。
でも……
だからこそムカつくんですけど!?(笑)
シャープ本人より、ハーパーさんとテレサへの仕打ちが、どうしても許せねえよ、この男!(タイガーを知らないから余計にそう思うんだろうけども)
そういうわけで、私のセットの中からは、無事ヘイクスウェルがいなくなり、代わりに
ハグマンさんをもらいました。うーれしいなー(ハグマンさん好き。)

その他、本やメダルを数点買い込んで、大はしゃぎのお買い物も終わり。
さあ、次はフィッシュ&チップス! と、レセプションで荷物を受け取って帰ろうとしたら、アジア系(中国か韓国と思われ)のひとが何やら話しかけてきました。
その内容が、「うにゃうにゃうにゃうにゃ
ジャパニーズ・アーミーうにゃうにゃうにゃうにゃ」だったので、奄美と二人して(旧日本軍の悪行について何か責めようとしてるっ!?)と身構えてしまいました。
また、このひと、言ってることがわかんないの。ミスタ・クリーシーの言ってることは、私でも4割くらいは理解できたんだから、単語が難しかったためと思われ。
「わ、わからない〜〜」って言う顔をしてるのに、お兄さん、諦めません。なんだかんだと話しかけます。
レセプションにいたひと(白人さん)が見かねたか、アジア系の人になんたらかんたら、と話しかけてくれましたが、まだおしゃべりは止まらず。
困ったな〜、と思ってるうちに、ようやくちょっと話が見えてきました。
ああ!
ジャパニーズ・アーミーって、
自衛隊のことか!!!
そういえば「ディファレンスなんたらかんたら」って言ってたな!
どうやら、私が
アーミーグリーンのロングコートを着ていたため、陸上自衛隊から来たのかと思ったらしいです。
いやいや、違うよ! 私たちはただのショーン・ビーンファンだよ!
豆さんのこと、アジア系のひとは知らなかったようですが、レセプションに座ってた白人さんはご存知でした。
「ロード・オブ・ザ・リング知らない?」とアジア系の人に訊いてましたよ。
「シャープの撮影はどこそこで行われたんだよー」とか「ここに大きな本屋があるから行ってみるといいよー」とメモまで渡してくれて、なかなか親切でした。
ありがちょう。
というわけで、皆様、国立陸軍博物館に行かれる際は、
陸軍を連想させるようなダークグリーンの衣装は避けたほうが無難かと思われます……。

それにしても、やっぱり私は日本人、
平和ボケしてるなあ、としみじみ。
そうかあ、自衛隊はジャパニーズ・アーミーかあ……(笑)。

ナショナルアーミーミュージアム入口。
いつの間にやら、すっかり暗くなってました。
戦いすんで日は暮れて。
16:30
さあて、今度はフィッシュ&チップス屋さんにGOです!
フィッシュ&チップス、めちゃめちゃ好きだ。
基本的に揚げ物OKの丈夫な胃と、B級グルメの舌を持っているからだと思われ。
日本だと、タルタルソースやケチャップがついてましたけど、吉野的には、塩とビネガーがさっぱりして、いいと思う。
ただ、中には「これはかつおぶし!?」というくらい、固かったり、魚もポテトも冷凍、というところもあるらしいので、事前調査していきました(こういうことには熱心なタイプ)。
ロンドン一おいしいと噂の
「フィッシュ&デライト」
ええ。昨日行きそこねたところです。
混んでるかな、と思ったけどそうでもなくて、中のテーブルにはすぐ座ることができました。
ほんとは、テイクアウトしてもらって、近くの公園で食べるのが一番おいしいらしいんだけど、もう辺りは暗かったし(どれだけ陸軍博物館におってん)、歩き回って疲れてたので、とにかく座りたかったのです。
一口にフィッシュ&チップスと言っても、ここは色んなお魚の種類があります。
一番ベーシックなのは、Cod(タラ)だったと思う……。
ので、私たちもそれを頼みました。
そんなに待たずに、注文の品が運ばれてきたのですが。
ですが。
なんつーか。
どどん。みたいな。
で………デカっ!
でかいよ、魚!
多いよ、イモ!
シャープなら大喜びだったでしょうが、胃袋がイモ仕様になってない、日本人の私たちには、この量はちょっと……かなり……げふっ……。
それに、この魚、
アイマスクサイズなんですけど……(笑)。
それでも、魚は全部食べましたが、チップスは半分でリタイヤでした〜〜。
シャープ、ごめーん。
迫力のフィッシュ&チップス。
迫力のフィッシュ&チップス。
フィッシュ&チップスを制覇するには、お腹空かせていかないといけません。(しかし、あのときの私たちも、結構空腹だったのだが……)
やや脂っぽいので、やっぱりテイクアウトにして、紙に包んでもらうのがベストのようですよ。
今度はテイクアウトで食べてみたい。

お腹ぱんぱんになって、これからのことを相談。
今日こそロンドンウォークに行くつもりなので、7時半には、再び
Tower Hill駅に行ってないといけません。
どこかに行くには微妙な時間なんだよなあ……。
で、結局、そこの駅前のスーパーマーケットで、お土産のお菓子等を買い込んで、のち、いったんホテルに戻ってそれを置いて、ロンドンウォークに行こう、ということになりました。
ロンドンの、特にゾーン1は、ちまちまコンパクトに固まっているので、意外と移動するのは苦になりません。……突然止まったりさえしなければね……うふふ……。

19:20
ロンドンウォーク

一定のテーマにしたがって、ガイドさんが、あちこち連れ歩いてくれる、ウォーキングツアーです。
今日のテーマは、
ジャック・ザ・リパー〜〜〜〜〜〜(どろどろどろどろ)。
イースト・エンドのあたり、ジャックの犯罪の軌跡を辿ろうという、怖いもの見たさ的ツアーです。
事前予約とかナシで、現地集合現地精算。一人、5.5ポンドだったと思います。
何でも、今日のガイドさんのひとり、ドナルド氏は、
ジャック・ザ・リパーの世界的権威であるそうです。少なくとも、ロンドンウォークのサイトの説明では、そんな感じのことを書いてありました。
たぶん、10分前くらいに到着したんですが、もう集合場所は、すごい人だかりでした。
ええ〜平日なのに〜?
夜なので、けっこう寒いんですが、中学生か高校生とおぼしき女の子の集団は、アイスを食べてました。
見てるだけで寒い!
そして、この年ごろの女の子の常で、たいそうやかましい。
ああ、この子たちと、この先一緒なのかなー、辛いなあ、近くには寄らないようにしよう、と警戒してたんですが、結局、彼女達とはグループが別になりました。
その日は、ガイドさんが二人いて、一人が先ほどのドナルドさん。もう一人が、女の人(やや口うるさそうなおばさん)で、時間になると、女の人のほうが、まず「こっちですよ〜」みたいなことを言って、客を誘導し始めたんですよ。
私たちは、せっかくだから「世界的権威(笑)」のツアーに混じろうと思ってたんですが、彼女達は、女の人のほうへくっついて行っちゃったので助かりました(笑)。

外国のおひとにしては、小柄なおじちゃんで、なんとなく、私は刑事コロンボを連想しました。
ドナルドおじさん。
切り裂きジャックの世界的権威(?)、ドナルドおじさん。
イースト・エンドは商業地区だとかで、今でも、夜に独り歩きをするのは怖そうなところでした。
暗くて、ひと気がなくて、静まり返っています。
その中を、カートをガラゴロひっぱって歩くドナルドおじさんの後を、ぞろぞろついていきます。
結局、どれくらい歩いたのかなあ……。
時間も距離も、けっこう大変でした。
その日は日中あちこち歩き回ってたものですから、奄美も私もヘロヘロで、今考えると、ウォーキングツアーに参加するには最悪のコンディションだったと思います……。
本来の英語力のなさに加え、集中力も切れてて、ドナルドおじさんの言ってることが1割くらいしかわからなかったし、もう後半は「
早く座りたい……早く……!」とそんなことばかり考えてました。
寒いし、足は痛いし、奄美と「……
これは修業だね、修業」とか言ってましたよ(笑)。
ウォーキングツアーに行く時は、あまり歩き回らないほうがいいですね……。
あー、でもこれで懲りたはずなのに、チャンスがあれば、今度は
ホームズツアーに参加してみたいなあ、とか思ってる、学習能力のない私です。
ちなみに、ドナルドおじさんのひっぱってたカートの中身は、自著で、ツアーが終わったあと、希望者には販売しておりました。
商売上手だな、ドナルド!
でも、あれが日本語なら、私もちょっと欲しかったよ(笑)。

おーわーっーたー、といそいそB&Bにかえってきた私たち、おとなしく寝るかと思えば、てんやわんやでゲットした
シャープフィギュアを取りだして、記念撮影大会です(笑)。
シャープフィギュアその1。
吉野の買った、レッドコートフルセット。
シャープフィギュアその2。
奄美のセットの、ライフルズの面々に、レッドコートを追加。
シャープフィギュアその3。
シャープだけが吉野のもの。
シャープフィギュアその4。
ハーシャでツーショット。
シャープフィギュアその5。
「おい、パット!」
「あ、あれ? サーがもひとり???」
シャープフィギュアその6。
「あ、いたいた! もー、サー、はぐれちゃだめっすよ!」
……すいません、馬鹿で。
でも、ここにアップした以外にも、山のようにフィギュア写真を撮りました。
……ほんとすいません、馬鹿で。
明日は、
シャーロック・ホームズ博物館大英博物館に行って、ヒースロー空港へ。
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