| ヴァン・ヘルシング感想(2004.09.08) |
| というわけで、ヴァン・ヘルシング感想です。 えーっっと……………、映画としては、うーん、すいません「ハムナプトラ」の方が(笑)。 まとまりがある感じがしました。 ヴァンヘルは、要素がいっぱいで、目移りしちゃうといいますか。 ヒーロー:ヴァン・ヘルシング、ヒロイン:アナ、お笑い担当:カール、敵:ドラキュラ伯爵、くらいまではいいんですけど(ハムナプトラもこうだった)、そこへ狼男やフランケンシュタインの怪物が、それぞれドラマを背負って絡んでくるもんだから、逆に個々のキャラの扱いがちょっと半端な感じになってます。 二時間半もないくらいだから、仕方ないのかも知れないけど(←最近、上映時間についての観念がおかしくなっている) あとね、主人公のヘルシングの背負ってるものが見えにくかったような気がします。 以前の記憶がないことや、ドラキュラ伯爵との間に確執があるらしいこと、モンスター・ハンターとしての義務と苦悩、などなど、色んなもの背負ってはいるんですが、そういうのがどれも曖昧で、今ひとつ胸にしみ込んでこないような。 それに結局、彼の過去って謎のままだし。 何ですか、「2」への布石なの?(笑) ヘルシングって、クールなヒーローなのか、シャイなのか、案外熱血漢なのか、それもわかりにくかった……。 いえ、普通人間はそういうもんですけど、アクションアドヴェンチャーのヒーローって、もっと分かりやすい性格してません?(笑)彼の視点に合わせきれなかったものだから、ドキドキハラハラもワクワクもしそこねて、最後までうっかり冷静に見てしまいました。 ──それとも、常時意識の半分を、カール(公さん)に集中してたのがまずかったのか。……そうかも。 あと……多分、ヴァン・ヘルシングを見ながら、ずっと「これ、ヴィゴがやったら良さそう」と思ってたのも良くなかったかも。 だったら、スティーブン・ソマーズのせいじゃないわ。ごめん。 ドラキュラとヴェルカン(アナの兄ちゃん)のキャラは気に入ったけどなー。 ドラキュラ伯爵は演技が、ヴェルカンは顔が(笑)。 ヴェルカンなんかね、ヴェルカンなんかね、いきなり木の杭に両腕を縛られて(しかも頭の上で!)の御登場ですよ! 生贄ですよ!姫ですよ! この瞬間、彼は「受」なことが確定したと言っても過言ではないでしょう!(力説せんでいい) ……でもねー、この映画ねー、出てくる男は全部「受」なのですよ。 まず、ビクトール・フランケンシュタイン博士でしょ。彼は受でした。 ヴェルカンでしょ。彼も受でした。 ドラキュラ伯爵。こいつも受。 そいでもって、ヴァンヘルも受くさかったです。 もちろんカールも受ね。 ……誰が攻めればいいのかしら! アナ王女か?(笑) 見る前はヴァンヘル×カールだったりするのかしら♪とワクワク(何故)してたんですが、ヘルシングは失った過去の中で、ドラキュラとの間に確執があったらしく、その辺を語るドラキュラ伯爵のねっちりした演技が大変楽しかったです。 なんてったって、ヴァンへルに向かって「ガブリエル」などと呼びかけますからね、この男は! ガブリエルだって! それでちょっと動揺したとこを見せるヘルシング。受っぽい。 でも青白い顔の腺病質なドラキュラ伯爵も、攻めって感じじゃないしー、とまたもやどうでもいいことを一生懸命考える私。映画に集中しろイ。 アンデッドの王たるドラキュラ伯爵が「生命」を作りだそうとしていた、っていう解釈は、新しくて好きですね。 ──うん、そう、「ドラキュラ・狼男・フランケンシュタインの怪物・ヴァン・ヘルシング・バチカンの命で働くモンスターハンター」なんていう、手あかのついた設定を使いながら、全く既視感を感じさせなかったのは、さすがって感じです。 ただ、「ドラキュラの天敵」の設定はちょっと唐突だった感がぬぐえないんだけど……。 フランケンシュタインの怪物の設定とか扱いは好きだ。 一番最初の、フランケンシュタインの怪物が博士の遺体を抱きかかえてるシーンは大変よろしかったです。うっかり萌え。(笑) クライマックスの戦いは、せっかくハンサムな俳優二人起用しておきながら、VFX使いまくりで、なんだかもったいない気がしましたよ(笑)。 あと、ラストの展開にはびっくり。 えー、そうなんですか? 皆で幸せになれるのかと思ったんだけどなー。 ある意味幸せにはなれたのかもしれないけど。 まあでもね、そんなことはね、実はどうでもいいんだけどね。 公さんが可愛かったからね!! キャプテン・ファラミアの面影などみじんもなく。 甲高い声で、忙しなく喋りながら、ちょこちょこ歩くんですよ、可愛いなあ。 ヘルシングより小さく見せるために、腰も脚もかがめてるみたい。本当に小柄に見えるからさすがです。 頭はいいけど、小心者で、事なかれ主義で、案外とエピキュリアンな半僧半俗の見習い僧侶。 ハムナプトラで言うところの、ジョナサン兄ちゃんの役目ですね。 もー、本当に可愛い。 アナの家にある書庫の本を1〜2日で調べて、謎を解き明かしてしまうあたり(全部じゃなかったけど)、本当に頭いい人のようです。ヴァンヘルの武器は、全部彼の開発品だし、「現場は嫌いだ」とかいいながら、ヴァンヘルと一緒に嵐の海や雪の岩山を超えて、ちゃんとトランシルヴァニアまで付いて来ますし、頼りないけど結構頼りになる──かもしれないキャラですよ!ええ!(笑) 仮装パーティにはちょーちんブルマに鈴のついた大きなお帽子かぶって御登場です。 だから、可愛いんだって!(笑) お兄ちゃんはミニスカートで、弟はちょーちんブルマ……デネパパびっくりしてひっくり返ったらどうしよう(笑)。 ボロミアのミニスカはともかく、ファラミアがちょーちんブルマで出てきたら、まず近衛兵がびっくりしてひっくり返りそうですが。私もひっくり返るわ(笑)。 最後の決戦の場、ドラキュラ城には、空間をワープして行くんですけど、ヘルシング、アナ、と抜けてきて、二人ともちょっと振り返ってカールを待つんです。 でも出て来ないから、「ま、いいか」とばかりに背を向けるシーンがおかしくて(笑)。 そのあと、ちゃんとカールは出てくるんですけど、木の枝にひっかかった人骨にびっくりして、引き換えそうとします。 でもこっち側からはいけないらしく、壁にぶつかって、ころん、転がっちゃうんです。 で、慌てて(しかたなしに)二人の後を追っていくカール。……いいなあ、カール。 カールとフランケンシュタインの怪物の心温まる(かどうか…)交流も、ほほえましくてよかったです。 ストーリー自体はまあ、結構うーん、どうしても「二度目!」って感じじゃあないんですが、可愛いカールが見たいから、もう一回くらいは行ってもいい。かも。 水曜日に。 △ |
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