04：赤薔薇

英司：やっぱ、夕方、赤薔薇だな……。
次郎：「こりゃ、ちょっと……。上に話通した方が良いんじゃねぇかな？」
英司：「うん……何かの地雷を踏みに行くようなもんだからな」
次郎：「赤薔薇、正直言って思いっきり普通じゃないよ？」
加治：「地雷を踏むと、確かに色々痛そうだ」
和堂：それだけ儲けているんだったら、うちの組としてもやっぱり傘下に収めた方が良いんじゃない？
次郎：ただ、ああいうヤバイ事があるってなると、ちょっと……ねぇ？
和堂：単純な話として冷静に考えた時に、これ以上赤薔薇に行くメリットって何なの？　っていう話を作っておかないとならないんじゃないかと。
英司：確かに、うちの組的な意味としては、一応最近縁薄かったとはいえ情報屋の一人が変な死に方をして……まぁ稲本の件は関係ないけど、全然。で、どうやら赤薔薇が絡んでいるらしい。だから赤薔薇を調べたい。得体が知れないから。
次郎：「もう既に流石さんは動いていますからね」
流石：その頃、流石は……「アー……」
和堂：地下の部屋で（笑）
流石：夜のお楽しみ会（笑）
次郎：いや、ベッドに縛り付けられようとしている（笑）
一同：（笑）
流石：「何々？　どんなプレイ？　どんなプレイ？」
和堂：そっちのお楽しみか。まぁ、人それぞれですからな。
流石：で、現れた女の子の頭がどんどん小さくなっていって……「アー……」
次郎：しかも男だった（笑）
キーパー：しかもデブ専（笑）
次郎：どんな欲望でも、本当に叶えてくれる（笑）
キーパー：それだけは間違いない（笑）
次郎：現職警官とヤリたいという、熟年男性の欲望を、大枚はたいて（笑）
和堂：組としては、赤薔薇は行って構わないの？
キーパー：まだ弱いですかねぇ。
和堂：理由がねぇ。
英司：確かに。
流石：別にカチコミかけようって訳じゃないんだから。
次郎：でも騒ぎになったらねぇ。
加治：それこそ、流石さんの調べの結果を受けて対応を変えれば？
キーパー：とりあえず「赤薔薇はヤバイ」というのがあるので。鵠数会の傘下じゃないけどみかじめ料を払っているクラブによると、赤薔薇とは商売上の競争とかでもなるべく重ならないように、赤薔薇の行く道に立ちはだかるようなことはしないっていうのが、暗黙の了解らしいです。
流石：実際にヤバイ事があったの？
キーパー：あったらしいですね。行方不明になっちゃった人がいるという噂がある。他のクラブで働いていた黒服が、退屈しのぎに赤薔薇に行って、揉め事を起こして叩き出された、と。その後、行方不明になっちゃったらしいです。あくまで「噂」ですね。
英司：……組としてもバックに何がいるか得体が知れないから、様子見状態。
和堂：ちなみに、そこを仕切っているのは誰なの？　名前は？
キーパー：それは、実は、分からないんですよ。
流石：女将は分かるんだよね？　マダムはいるでしょ？　マダムか店長かは知らないけど。
英司：風営法の届出を出した時の名前とか……それが実際のものかどうかは別としてね。
流石：表向き、店を取り仕切っている奴とかいるわけじゃないですか。
キーパー：理沙って言う女がチーママみたいな感じですね。
加治：風営法の登記は見れないの？
キーパー：見れる。でも何度も警察が手入れしていて、怪しいんだけど営業停止にできないって言うのは、そういう所をカッチリしているんだよね、赤薔薇ってのは。
流石：その理沙っていう女に関しては、変な噂とかは聞いているの？
キーパー：いや、別に。何も。完全に雇われママですね。従業員です、所謂。
和堂：行くのがヤバイんだったら、赤薔薇で働いている従業員か女を無理やり拉致って話を聞くしかないんじゃないスか？
次郎：ただ、まだ今の話だけじゃ弱いからっていう、慎重な雰囲気なんですよね？　上は。
英司：組を挙げてっていうのは無理でしょ。この状態だったら、よほどのことがない限り。
加治：下手に拉致ったりしたら、それこそ手を出したことになっちゃうんじゃないでしょうか？
英司：従業員の女の子か……。でも従業員の女の子をどうこうしようと思ったら店に行かなくちゃいけないんじゃないの？
次郎：まずは流石さんが赤薔薇に行くんだから、それまであまり動かないほうが良いんじゃないですか？
英司：そうか。まずは警官に任せるか。何か拾ってくるだろう。
和堂：もうすっかり赤薔薇ファンになって帰ってくるんじゃ……（笑）
流石：「あの店、良いわ！！」
キーパー：「サイコーだ！！」みたいな（笑）。つーか、もう帰って来ないかもしれない（笑）
次郎：じゃ、組まで帰ったら、俺は「ちょっと外すよ」と言ってユーコとそのまま何処へともなく消えて行きます（笑）

キーパー：（流石に向かって）じゃ、赤薔薇に行くの？
流石：行くよ。仕事として。
キーパー：営業時間中に？
流石：営業開始時間ちょっと前に。開店準備中に。カラカラン（※ドアベルの音らしい）「ごめんよ」
キーパー：従業員が「○○時からですよー」みたいな。
流石：（警察手帳を見せる仕草をしつつ）「ちょっと話が聞きたいんだ。店長さんはいるかい？」
キーパー：「いません」
流石：「じゃあ、誰か店の管理責任者はいるかな？」
キーパー：えーと、そうしたらゴツイ男が出てきますね。「何の御用でしょうか？」
流石：「ああ、すまないね。あの、中村謙一さんについて聞きたい事が」。写真を出して。
キーパー：「ああ。うちの常連さんですね」
流石：「この人が、急に亡くなられてね。いや、この店がどうこうって訳じゃないんだが、死に方が変だったもんで、亡くなる前の足どりを調査しているんだ。死んだのは昨日なんだが、その前の一昨日の夜にこちらに来ていたっていう証言があってね」
キーパー：「一昨日？　よく覚えてないですけど、一昨日の夜、中村さんはこの店に来ていなかったと思いますけど。お顔は見ませんでしたが」
流石：「お店の子の誰かにちょっかいかけに来たということもないの？」
キーパー：「少なくとも一昨日はなかったかな？　もちろん昨日も来ていませんが」
流石：「ほー、そうかい。常連で来ていたって事は、最後に来た日はいつくらいだったかな？」
キーパー：「最後に来た日は……一週間前か、そのくらいかなぁ？」
流石：「贔屓にしていた子とかいるかい？」
キーパー：「あの人、ちょっと普通のことじゃ満足できない性癖の人だったので……まぁ、色々と」
流石：「じゃあ、できたら贔屓にしていた子の話が聞ければと思うんだがなぁ。店には来てないっていうことなんだけど、証言によると店から帰ってきてから様子がおかしくなって、変死しているんだ。だからと言ってこの店をどうこう言っているわけじゃないんだが、来ませんでした、ハイそうですか、で帰るわけにはいかんからなぁ、俺だって」
キーパー：「同じことだと思いますけどねぇ」と言いながら贔屓にしていた女の子が3人くらい来ますけど、まったく同じ事を言います。
次郎：一昨日は来てない、と。
流石：店はどんな感じなの？
キーパー：中は高級クラブみたいな感じ。ただし、ガンガンにテクノが流れていたりするので、違和感はある。
流石：一応、店での中村の様子を聞くけど？
キーパー：払いはちゃんとしていたらしい。結構変態的なことを……普通では満足しなかったみたいですね、明らかに。
流石：しつこかったという事かな？　誰かに恨まれているような事はなかった？
キーパー：少なくともこの店ではなかったようですね。常連さんとして、変態的ではあったけど、この店のルール内で遊んでいたということだね。
和堂：どのくらいまでなら平気なの？
流石：ピンキリだろうけど、高くつきそうだねぇ。
キーパー：それは値段次第ですね。値段次第で、何でも。
和堂：一商店主が、こんな高級な遊び場所の常連になる財力があるもんなの？
流石：店の経営状態までは知らないですけど、最低限借金取りに追い回されていたという話はないわけでしょ？
和堂：一応集合住宅のオーナーなんだっけ。
英司：その所得がある上に店をやっていたのなら、まぁまぁ。
流石：「中村さんが他に行きそうな所とか、知らない？　知り合いにはこの店に行って来たと言ってたんだけどね。この店に行っていたという嘘をつかなければならないような状況で、どこか行くような場所とか……」
キーパー：「いや、我々もこの赤薔薇での中村さんしか知らないので。外で彼と会うようなことはないし、彼もそれを望まないでしょう」
流石：「彼はいつもどのくらいの時間に来て、いつ頃帰っていたのかな？」
キーパー：8時くらいに来て、日付が変わる前には帰っていたそうです。
流石：中村が一昨日家に帰ってきたのは？
キーパー：大体それくらいの時間ですね。
流石：じゃあ「ゴメンよ、邪魔したね」と言って店を去ります。
キーパー：ちなみにこの加地って言う男（PCの「加治」と同じ読みですが、字が違うので混同しないように）は、オーナー代理。オーナーは最近、休んでいるそうです。
流石：店を出たら、周辺にいる別の店の引き込みのお兄ちゃんとかに聞き込みをしてみる。「この人見かけなかったか？」みたいに。
キーパー：赤薔薇の常連だっていうことを知っている人もいるけど、基本的には「知らない」という答えが返ってきます。
次郎：赤薔薇の常連だってことが分かると、あまり引っ張らないということもあるんでしょうな。

流石：あまり収穫はなく……。帰り際に組に寄って分かったことを説明。警察署に帰ったら、司法解剖の結果とか出ていない？
キーパー：結果は窒息死。薬物反応は一切ない。死因は見たまんまですね。ただ、精神に大きなショックを受けて、そのような行動を取ったのだろう、と。一時的に気が狂っちゃったという事が考えられる。
次郎：そういうことで落ち着きそうですね。
キーパー：奥さんの証言が追加で取れたんだけど、一週間ほど前に旦那に会いに来た男がいたそうです。その男は「赤薔薇から来た」と言ったらしいです。来たのは夜じゃなくて（中村商店の）開店の前で、開店するまでの間、謙一と話していった、と。奥さんが「何の用だったの？」って聞いたら、中村は大分機嫌を悪くしたそうです。気に触ることをしたら、殴られるんじゃないかというくらい、機嫌を悪くしたそうです。
流石：その男と話している時の様子は、怒っていた？
キーパー：いや、怒ってはいなかったらしいです。
英司：奥さんが話を聞いたら……
次郎：猛烈に怒った、と。
キーパー：「お前には関係ない！」という感じだったそうです。
次郎：その男の特徴とかは？
キーパー：その男の特徴なんですけど、中肉中背で、髭は綺麗に剃っていた、と。平均的な顔立ちで日本人だったという、非常に特徴がない（笑）
次郎：あー、なるほど。「鈴木太郎」さんみたいな。
和堂：稲本の特徴でも、加地の特徴でもない？
キーパー：違いますね。
加治：稲本の家とか家捜ししてみますか？
和堂：誰もいないのならそれも手かな。
流石：稲本の家にもう一回行ってみますか。
キーパー：あの〜、赤薔薇とビデオの線が、まだ繋がっていないんですが。
和堂：赤薔薇に行ってた人間が、死んだりおかしな事になったりしているっていうくらいですよね、今は。
英司：あのビデオに映っているのが稲本だとして……
キーパー：何故それを持っていたのか？　何故名前を書きとめたのか？
和堂：確かに赤薔薇が怪しいのは分かるんだけど、そこに繋がる決定的なものがまだ何もないんだよね。
英司：俺のメモだけ。全部を繋げているのは。
流石：メモに書かれているのが、赤薔薇の常連客だったと。
加治：枕を泣き濡らすほどの衝撃があった理由もまだ……。
英司：俺が赤薔薇に行ったかどうかなんだよね。行ったとしても、ビデオが良く分かんないんだよね。
キーパー：中村がおかしくなって帰ってきた日と、英司が記憶を失った日は同じ。
英司：一緒にいた可能性があるんだよね。
キーパー：ちなみにその日、たまたま携帯の電池が切れていたと。
次郎：一応表向き、赤薔薇には行ってねぇ、と。
流石：頼まれて赤薔薇に一緒に行ったのかもしれないねぇ。
次郎：ただ、赤薔薇には来てないんでしょ？
英司：だから何処かに行って、中村氏はおかしくなって、俺は記憶を失って、稲本が映っているビデオを持って帰った。
次郎：稲本……今のところの状況だとそうなるか。
加治：May be 稲本。
流石：何処で稲本が絡んできたかですねぇ。中村と友達だった？　赤薔薇友達なら奥さんも知らねぇだろうしなぁ。
英司：奥さんに向かって「実はこんなプレイしてさぁ……」とか、中村もそんなに変態じゃないだろう（笑）
和堂：全て報告（笑）
キーパー：「稲やんがさぁ」みたいな（笑）
英司：「稲やん、頭無いんだよ」みたいな（笑）
キーパー：（口元を押さえながら）「ま！」とか言って、興奮して「ま！」とやった時に、後ろのテーブルにゴンと頭を打ち付けて気を失っちゃった、と（笑）
次郎：しかも「最初から“稲やん”といって頂けたら私も分かったんですけど（中村・妻談）」
一同：（笑）
加治：アングラサイト系で赤薔薇の名前を検索してみては？
次郎：ちょっと待って。情報を整理すると、赤薔薇関係で話は進んでいるんだけど、店には行っていないんだよ。と言うことは束田さんを店に連れて行っても「あんた初めてじゃん？」ということになるんだよ。
流石：稲本の家に行って、稲本の携帯を調べて、中村の番号が入っていたら、二人が繋がる事になる。
和堂：でも稲本が中村の名前を聞いた時にはギョッとしていたんだから、知っているって事だろ？
英司：あのビデオ自体は稲本自身が撮影しているから……。
流石：やっぱ稲本と中村は赤薔薇友達なわけなんだ。稲本も中村と同じ状況になったのかもしれないですね。
英司：いや、同じ状況かどうかは別として……関連がある状況ではあるね。俺はそのことを知っているはずなんだよ。
次郎：要するに、情報的に宙ぶらりんになっているのが、そのビデオなんですよ。それをどう（赤薔薇関連に）引っ張ってくるかですよね。
流石：撮影された場所を特定するものは……。
次郎：コンクリ打ちっ放し。パイプベッドの上にマットレスが敷いてある。
英司：赤薔薇を家捜ししたって、多分こんな部屋はないんだよね。
流石：ビデオに映っていた女の子は若い子だったんだよね？　失踪者の情報とか当たってみたい気もするんだけど。
次郎：……ただ、ね、当たってもらうのは構わないんだけど、赤薔薇は「どんな欲望でも叶える」訳でしょ？　裏で。淫乱なシャム双生児が欲しければ、シャム双生児を連れてくるわけでしょ？　それを考えると、そこに何かがあるかもしれないけど、少なくとも束ちゃんの持っていたビデオには直にはリンクしてこないんじゃないの？
加治：赤薔薇は何度捜査されても暗部は見つかっていないんじゃ、そういうことに店は使っていないんじゃないですか？
次郎：今までの証言からしても、その可能性は大だよね。
加治：店を使っていないという前提って言うのが「（店には）来てないですよ」という話につながると考えるべきで……。
和堂：稲本は束田さんのことを見ても何も反応しなかったんだよね？
英司：そう。だから少なくとも稲本は俺のことを知らない。中村と俺がビデオを一緒に見て、俺がビデオを持って帰って名前を走り書きしたか、メモを持って帰ってきたか。
和堂：束田さんが持っていたビデオと同じ物は中村の家からは発見されていないんだよね？　束田さんはテープを引き千切ったりしているからあのビデオを見たんだろうけど、中村は束田さんと一緒にビデオを見たの？　中村と一緒に見たんだったら、何処で見たの？
英司：だから、何処か。赤薔薇関連の。
和堂：束田さんの家に中村が来て一緒に見たって事はないのかな？
次郎：100％ないとは言えませんけど、何日か前に謎の男が中村の所に来てたんですよね？　そしたら二人で束田さんの家で見ていたって事はないという気がしなくもない。
キーパー：稲本はビデオに映っていたシーンを再現しようとしていましたよね？　と言う事は、稲本はビデオを見ていた可能性は高いですよね。
次郎：現状、あのビデオに映っているのは稲本っぽい、と。
加治：でも May be でしかない。
流石：稲本の家に情報収集しに行きませんか？
次郎：まぁ、それだろうなぁ。
英司：でも、ビデオを見たとしたら、その結果として出てきている症状が、俺は今「何か食いてー！」ということになっていないから……。
和堂：その代わりスゲー鼻水と涙が出てきたわけじゃない？　中村は食いすぎて窒息したような状況になって、稲本はビデオを見た結果かどうか分からないけど、（ビデオに映っていた怪物と）同じ姿になっているわけだよね。
次郎：アレを模倣しようとしていた節がうかがえますよね。
流石：稲本は自分が変身できるって知っていたのかな？
次郎：とりあえず稲本の家に行って見ましょう。
和堂：ただ、行って何を見つければ良いのかな？
キーパー：（ぶっちゃけて）あー、稲本の家の探索は考慮から外していいです。
一同：あ、そう。
英司：ちなみに、ビデオデッキ持っているんだよね、俺？　ビデオデッキを動かした形跡ってあったの？　そのビデオデッキで見たのかな？　あ、そんなの分からないか。
和堂：少なくとも、そのビデオデッキの中にテープが入っていなければ……。
流石：ビデオの電源は入っていたの？
キーパー：ビデオには他のアダルトビデオが入っていました。
和堂：他のビデオが入っていたんだったら……。
英司：ここで見ていない可能性が高い。やっぱどこかで見て、精神的ショックを受けて中村はおかしくなった。
和堂：ちょっと別の考え方なんだけど、俺たちもビデオを見たわけじゃない？　でも別に誰もおかしくなっていない。ちょっと「うっ……」っていうのはあったけど。つまり、束田さんや中村がおかしくなったのは別の問題があったんじゃ……。
キーパー：ビデオは全て見られたわけじゃないですからね。引き千切られていた部分は当然見られていない。
和堂：無くなっている部分があるわけ？　無くなっている部分があるんだ。テープ引き千切ったのは束田さんなんだよねぇ？
英司：その可能性が高い。
和堂：じゃあ、地道に束田さんの足どりを聞き込みするしかないんじゃない？　何処に寄っていつ家に帰ったのか。もしかしたら家に帰った後になにかあったのかもしれないし。
キーパー：もう一つ、結構重要な情報を見逃していますよ。
一同：重要な情報？
キーパー：「ビデオ」。
次郎：もう一回見てみましょう。
和堂：じゃあ<目星>でよく見ます。
キーパー：良く分かりませんが（笑）
次郎：それは経験チェックを認めるか認めないかという話なんですが、キーパー裁量で（笑）

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