
エピローグ
キーパー:……一応5戦闘ラウンド後には、何事もなかったかのように(笑)
和堂:「あの山はどうしたぁ!?」
一同:(笑)
和堂:本当にキチ○イになった(笑)
次郎:なんで永劫の狂気に自ら進んで(笑)
和堂:壁なんかを切りまくるように(笑)
キーパー:15人いた観客は何人か死んだりしています。他の客はパニックに陥って、「何だぁ!?」と言いながらビルから逃げ出していきます。その中には英司が見知ったような顔もありますね。
流石:(英司の)記憶は戻らないの?
キーパー:じゃ、ここで戻ることにしましょう。英司は集金に出たときに、敵対組織の「少女をさらって売春させる」ことを生業としている男を見かけたと。そいつを尾行したんですけど、応援を頼もうにも(携帯電話の)バッテリーが切れていたと。
英司:なるほど、なるほど。
キーパー:で、その男が行ったのが、「上映会」だったわけです。(英司は)そこへ飛び込んで、そいつを含めて何人かを射殺したんですが、その観客の中に混じっていたのが中村と稲本だったわけです。
次郎:なるほど、はいはい。
キーパー:(スナッフ・ムービーを見た)あまりのショックに大暴れをしたんですけど、残っていた正気でどうにかビデオを持って帰って来た。その冒涜的な内容に、一時的に狂ったんでしょう。
和堂:「一時的に狂うなんて、甘いな! 修行が足りん!!」(お前が言うな)
キーパー:外に出てみると、レイヴの会場が大パニックになっています。「何で俺たち、こんなことしてんだぁ!?」みたいな。
一同:あー、あー、あー。
キーパー:草野仁がものすごい勢いで「没シュートです!」と言いながら走っていくのも見えます。もろ肌脱いで(笑)
流石:「……こ、腰元ダンサーズは?」(未練あり)
次郎:あぶねーところだった。
キーパー:警察が間もなくかけつけるでしょう。
加治:「じゃ、そういうことで」。警察来そうだったら逃げましょう。
キーパー:後日的な話になりますけど、「薬物の乱用による集団的な幻覚」という感じに落ち着きますね。
次郎:実際に食べ物の中に薬物とか混じっていたの?
キーパー:そういうことはなかったのですが、確実にドラッグ自体は持ち込まれていたので。
流石:少量だけど見つかって、「やっぱ、これ(ドラッグ)だろう」と決めたわけですね。警察が安易に(笑)
キーパー:映写機は壊れました。けど……
和堂:フィルムは?
キーパー:残ってる。
次郎:残っているのか。じゃ……焼くか。
英司:うん。焼きましょう。
キーパー:これでこの事件はとりあえず終わりですね。下水に逃げ込んでいった奴らがどうなるかは分かりません。基本的に地下の話になるので。白凰市の地下は尋常な所ではないので、多分グールたちがみんな喰っちゃうんじゃないかと。
加治:生存競争があるんだ、地下には地下の。
キーパー:以上、シナリオ終了です。お疲れ様でした。
某月某日 白凰市元白凰区 旧白凰駅前市街地
廃教会にて行われていたドラッグ・パーティの参加者20余名が逮捕される(その他、被疑者多数)。
廃教会から程近いビルの一室にてクラブ経営者・川口秀一(35)の射殺体が発見されたが、本件との関連は不明である。
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