【破滅の岬】


 古フロルマーから、一行は北へと旅を始めます。
 途中、現支配体制に不満を持つ村人たちから石を投げられたり、未熟な山賊たちを蹴散らしたりといったイベントがあったものの、概ね何事も無く旅は続きます。領地・領民の荒れっぷりに心悩ますアヴァン公爵でしたが、とりあえず目下の懸案である謎の遺跡の探索に意識を向け、重い歩みを進めます。街へ帰ってからの彼に、多大なる宿題ができたようです。


GM:では7日目、ようやく破滅の岬に着きます。岬というだけあって海に臨む崖の上といった所ですね。<追跡>ロールをしてみましょうか。
ティスマン(コロコロ……)成功。
GM:ではティスマンには分かりますが、獣道とかの野生の動物が存在しているような痕跡がまったく見当たりません。虫もいませんね。
ティスマンはいはいはい……。「不自然すぎる」
GM:不自然ですねー。何の声もしません。風の吹く音だけが聞こえます。公爵が「どうやらここが怪しいぞ」と言って、馬をつないで調べてみようと提案します。何かあるんじゃないかという発見の予感に、公爵は凄く興奮しています。
ティスマン「確かに、こんな所は見た事が無い」
ガーリック「確かにねぇ」
ピオカーナ樹木は普通なの?
GM:一応ねじれた雑木が生えてはいます。繁々と樹が生い茂っていたり、芝生になっていたりということはありません。黒い土と岩が剥き出しになっています。では馬をつないだら早速探索ですなぁ。まず日記に書かれていた大理石の残骸を見つけようという事になります。ではここは何と言っても<観察>ロールでしょう。
ガーリックスタイン成功。
GM:では見つけます。土台ですね。
スタイン「これは!?」
GM:一辺が15メートルくらいの四角い、何かの外壁だったみたいですね。まぁ、最終的にここらを2時間くらい調査しました。<捜索><観察>ロールを。
スタインティスマン成功。
GM:二人には分かりますが、このねじくれた植物しか生えていない場所が、600メートルくらいの楕円形になっている事が分かります。その中央にさっきのピンク色の大理石の土台の部分があった、と。この楕円形の黒い土の部分は、かつては村の輪郭だったんじゃないでしょうか。
スタイン日記の記述にあった横穴はどこの事を言ってるんだっけ?
GM:岬の突端から見下ろせば、いくつかの穴が見えますね。日没になったら光が見えるよーって事でしたよね。まだ日没までは時間がありますよ。
ピオカーナ黒い楕円の真ん中の土台の所を調べてみようよ。何か入り口とかあるかもしれない。
スタイン「金目の物はねぇかな?」ということでガサゴソ。
GM:ではやはり<観察>でしょう。(コロコロ……ピオカーナ、ティスマン、スタインが成功)窪みがあってですね、そこに灰色の石の残骸があります。恐らくこれはひっくり返ったアーチの残骸なんじゃないかなぁ、と。表面に下位メルニボネ語で碑文が書かれています。
ピオカーナ読みます。(<下位メルニボネ語の読み書き>ロール)成功。
GM:摩滅してしまった碑文の一部、「……信頼できる使用人……」という部分だけ読めます。
ティスマンほぉ。
ピオカーナ「信頼できる使用人……」

GM:夜になりましたよ、と。夜になれば、まぁ、見えますわ、赤い光が。アーチの残骸の下を掘っていけば、ちょうどそこからの直線と交わるよなぁという位置関係です。
ピオカーナ穴の大きさはどれくらいなのかな?
GM:穴自体は結構幅がありますよ。10人くらい横に並べそうです。
ピオカーナそんなに広いの!?
スタイン完全にトンネルじゃん。
GM:さて、では暗闇の中、あの赤い光の所まで行きますか! <登はん>ロールで(笑)
スタイン「え? 別に行けばいいじゃん、自力で」といきなり臆病に(笑)(※スタインの<登はん>成功率は100%です)
GM:公爵は「別に明日、明るくなってからでも良いのではないか?」と言っていますが。
ピオカーナまぁ、そうだね。夜中に入るのはちょっと……。場所は分かったし、明日まで待ちますか。



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