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【勝利】
GM:ではガルジャーンは「早く〜出よう〜♪」と自分の意思を呪歌に乗せて伝えてきます(笑)。
一同:(笑)。
クランデール:アッシュは歩ける? じゃあ手を貸していきます。
GM:では出るということで。解放された何百という火の玉はガルジャーンに着いてきたんですけど、出口の鉄の扉を閉めるとそれ以上はついてこられません。二つくらいの火の玉が外に出ちゃったんですけど、ピューンと戦場の方へと飛び去っていきました。
ティスマン:二つくらいなら大丈夫か(笑)。
GM:ガルジャーンが「恐らくパン・タン人の臭いを嗅ぎ付けたのだろう」と冗談めかして言います。
クランデール:ではソーンの首を何処かに吊るして蛮族どもに見せましょう。
GM:ガルジャーン「それなら役場の塔の上だ。あそこならどこからでも見えるからな。そこからソーンの首を見せてやれば、敵の士気を挫くことができるに違いない」
ティスマン:よっしゃ!
GM:役場に向かっているあなたたちの前に、蛮族の一団がバン! と姿を現します。
クランデール:俺らまだデーモン・アーマーとか着てないよね?
GM:そうですね。「すまんがここは任せる!」と言ってガルジャーンとアッシュはソーンの首を持って役場に向かいます。
ティスマン:「引き受けた!」
ジンジャー:戦況はどうなの?
クランデール:こんな市街地にまで入り込まれてるってこと?
GM:押されています。城門の前まで出張っていたパン・タン人部隊も中央広場まで押し返されてしまっています。
クランデール:では目の前に現れたこの2人の遊撃部隊と戦います!
GM:何勝手なこと言ってるんですか(笑)。5人です。5人の蛮族の一団です。
傭兵団 vs 蛮族5人。
第1戦闘ラウンド
オープニング・ヒットでクランデール卿が蛮族1人にクリティカル! 早々に戦線離脱させます。
第2戦闘ラウンド
ハンスヘルトが敵の攻撃を食らって重傷! ノームに戦線を譲って後退します。
第3戦闘ラウンド
ジンジャーのクリティカル・ヒットを受けて蛮族のシミターが折れました。
第4戦闘ラウンド
敵の攻撃がポンパドゥールにクリティカル! ポンパドゥール、戦線離脱。ジンジャーは2ラウンド連続のクリティカル・ヒットを出して武器なしの蛮族に止めを刺します。
第5戦闘ラウンド
ティスマンの剣が敵のクリティカル・パリーを受けて折れます。敵の攻撃を受けたクランデール卿が突き返しをするも、クリティカル・パリーで受けられ剣が折れます。
第6戦闘ラウンド
予備の武器を抜きざまにクランデール卿が1人を切り下げます。ジンジャーはクリティカル・パリーでアックスを折られます。
第7戦闘ラウンド
ティスマンが負傷したくらいで特に動きはなし。
第8戦闘ラウンド
ティスマンが苦戦しながらも敵を倒します。ジンジャーがクリティカル・ヒットでシミターを叩き折った敵にノームの攻撃が命中し、蛮族5人は全員倒れました。
GM:では皆さんの戦闘が終わった頃に、塔の最上階にガルジャーンが現れます。当然乱戦中なので誰も塔の上なんか見てなかったんですが、ガルジャーンが何か身振りをすると、彼の身体から明るい火球が飛び出して中央広場の上空でパーーンと弾けます。おそらくサラマンダーを使ったのではないかと。
一同:ああー、なるほど。
GM:一瞬、戦いが中断します。皆が塔の上を見るとガルジャーンがソーンの首を掲げています。「見よ、ソーンは死んだ!」と言うと、ガルジャーンはそれを広場の真ん中に投げ込みます。それを見ると、蛮族たちはざわっと、明らかに浮き足立ちます。逆にパン・タン人たちは「うおおおおおっ!」と鬨の声を上げます。「もう一息だぞ!」とパストールが言うと、部隊は盛り返し始めます。右翼のブルー・レディたちも息を吹き返して攻勢に転じます。蛮族たちは先を争って瓦礫となった城壁の間から逃げ出していきます。ガルジャーンは塔を降りてくると、バトル・アックスを握って自ら乱戦の中へ突っ込んでいきます。
GM:まぁ、なんだかんだありつつ、残党はパン・タン人や皆さんの活躍もあって、全て駆逐されます。最後に「おーーーーーっ!」という勝ち鬨が上がります。要塞の人間は200人中80人が生き残りました。パン・タン人は90人中60人が生き残っています。
クランデール:結構生き残ってんな。
GM:パン・タン人はさすがと言う感じですな。パン・タン人が来てくれなかったらどうなってたんだろうというのはあります。
ティスマン:まったく。
GM:トロカーは戦死しましたよね。
ジンジャー:勇猛果敢に死んでいきましたな。
GM:ブラッバドが死んでいます。実はソーンたちはザリガニイカのテレポート能力で役場の中にテレポートしてきたんですが、そこに居合わせたブラッバドたちを虐殺して頭蓋骨へと向かったわけです。たまたまストーンはあなたたちにソーンを探すように指示を出しに来ていたので、その戦いには巻き込まれませんでした。ストーンは「俺があの時に役場に留まっていれば……」とブラッバドの死を残念がります。
ティスマン:アラックは無事ですか?
GM:アラックは涙を流しながらブラッバドの前にいます。「また、死ねなかった」と嘆いています。結局アラックが握手を求めていたトロカーとブラッバドは死んだということになりますね。司祭ズは負傷者の看護に当たっています。パルヴィックも生き残りました。ブルー・レディは返り血に塗れているものの、傷一つ負っていません。パッションも生き残ったようです。「んー! んー! んー!」と元気です(笑)。
一応蛮族たちが戻ってくる可能性もないわけではないので、最小限のバリケードを築いて、最少人数を歩哨に立てて休める者は休むということになります。
皆が眠りについた頃、人知れずラザラスはミザムを連れて鍛冶屋を後にし、砂漠へと姿を消します。そしてブルー・レディも。
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