AUMIMANIAX 
〜淡海夫婦あちこち探訪〜 

るん

 滋賀の東南に、その街はあります。

  人口よりも、タヌキの数が多い街。
  生産品の65%(推定)がタヌキの街。

そ ん な タ ヌ キ に 、 遇 っ て き ま し た 。


→第1回 滋賀の山奥 タヌキとのSo Good! (02)
  信楽でタヌキ、と言えば、まずここは外せない、と言うのが「信楽たぬき村」でしょう。信楽散策の第一の目的地と言っても過言ではありません。つか、ワタシらは真っ先に行きました。『何やってんだコイツら』と思ってはイケマセン。草津や大津から信楽に行く場合、山を越えて行くルートでは、一番最初に行ける場所なんですね、コレが。逆に言うと、信楽の中心地からは少し離れているんですが…天気のイイ日曜なんかには、観光バスが何台も列をなして停まる有名スポットです。
 無論、世のハイソサエティな方々や、高学歴で歴史などに並々ならぬ関心をお持ちの方は「やはり第一に訪れるべきは紫香楽宮だろう」と言われるかも知れませんが、跡地しかないところに行っても仕方がないわけで、歴史浪漫に浸るのも良いですが、ここはやっぱりたぬき村。そして狸。タヌキ満喫。信楽良いトコ一度はおいで、たぬの焼き物できたてほっかほか、てなもんです。

 このたぬき村、勿論メインは狸なワケですが、扱ってるのはたぬきだけじゃありません。普通の焼き物も多く売ってます。茶碗にお皿に丼、水差しに傘立て、つくばいやプランタなんてモノまで扱っており、割と商品点数が多い店です。カエルなんかも居たりします。しかも非常に大量に。天気のイイ日などには、外にはタヌキやらカエルやらがわらわらと展示されており、一種迫力すら感じさせます。

 そうそう。
 昔は知らなかったんですが、タヌキの置物って。

 オ ン ナ ノ コ (?) も い る ん で す ね 。

「某所」での秘密結社的活動を通じて、タヌキ信仰を布教しているときに知った。実際に「聖地」に巡礼してみると、あるわあるわ…メスダヌキ オンナノコタヌキの焼き物がたくさん見受けられました。夫婦タヌキ、なんてのも最近はよく見られるわけですが。時代の流れってヤツでしょうか。
 そもそも、なんでタヌキが信楽で良く焼かれるようになり、また商売をしている家の前に置かれるようになったかという縁起を調べてみると、そこはやはり、タヌキのことならたぬき村、ちゃんと書いてありました。

笠  思わざるは悪事災難避けるため用心常に身をまもる笠
     (思いがけない災難から身を守る)
通  世渡りは先ず信用が第一ぞ活動常に四通八達
     (世渡りには信用が第一。)
目  何事も前後左右に気を配り正しく見つむることを忘れめ
     (何事も前後左右に気を配り正しく見つめる)
腹  もの事は常に落つきさりながら決断力の大胆をもて
     (常に沈着冷静にしかし、決断には大胆さが必要である。)
顔  世は広く互いに愛想よく暮し道を以って務めはげまん
     (常に愛想良く真を以て努める)
金袋 金銭の宝は自由自在なる運用をなせ
     (金銭を自由自在に使える金運に恵まれるように)
徳利 恵まれし飲食のみにこと足利て徳はひそかに我につけん
     (飲食には困らず、徳を持てるように努力せよ)
尾  なに事も終わりは大きくしっかりと身を立てるこそ真の幸福
     (物事の終わりは大きく、しっかりと身を立てることが幸福である。)

…て。金袋がないやん!!金を入れる袋がないやん!!て言うか金ってつまりはゴールデンボールなワケでバットとボールはセットなワケでつまり金のタマが無ければ金運は呼び込めないわけで「いやぁ○○商事さんは大儲けですな」「いやいや、タマタマついてただけなんですよ」、なんてウィッチに飛んだアダルティーな会話も出来ないわけで、つまりもう一度声を大にして言うなら

○んたまついてな

( ・◇・)ノミ☆))T▽T)<しばかれました(ヨメに)
…あ〜、えーと、なんですか、その、可愛いですよねオンナノコって。


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 え〜、気を取り直して、他に見たタヌキの話をしていきましょう。

 とにかく、信楽はタヌキ(ホンモノ除く)が至るところで目撃される…という話は前述の通り。陶芸の森でも実に数多くのタヌキを見かけました(たぬき村では言うまでもないこと)。しかし、それだけではありません。今回、写真に収めることに成功したのは

1.お役所(?)
2.うどん屋
3.交通標識
4.???
警察署や工事現場の看板を写真に収められなかったのはかえすがえすも残念なことでした。また信楽に行ったときには、今度こそ写真を撮ってこようと心に誓っております。






たぬき村

たぬきがわらわら

かえるがわらわら





オンナノコ01

オンナノコ02

夫婦タヌ

オンナノコ03

夫婦タヌ02





出納局とか書いてありましたが

ボケてたのでちょっとレタッチ

気を付けたいモノです



さて、「???」ですが。

信 楽 に 行 く 真 の 目 的 は コ レ だ っ た

というほど、我々夫婦が一度は行ってみたいと心に思い描いていた場所があります。『狸家分福』。

こ  ん  な  と  こ  ろ  で  す  。
 ハッキリ言って、いきなり見た時は度肝を抜かれます。そのくらいデカイ。そして笑っちゃいます。そのくらいデカイ。そして、一気に脱力します。そのくらいデカイ。

 建物自体がタヌキですし、建物の横の駐車場脇にはワケのわからんオブジェが林立していますし(右・写真2枚目参照)、もータヌキ信仰のメッカと言っても過言ではありません。
 なお、1階にはかなり広い陶器を売ってくれる場所が有り、様々な焼き物が所狭しと並んでいます。たぬきの置物から時計、傘立て、携帯ストラップ、食器類につくばい、はたまた何処に置くんじゃこんなもん、というような巨大な置物まで、バリエーションが豊富で、きっとお気に入りのモノが見つかるかと思います。ちなみに今回のお土産はここで買いました。



 しかし何より、ここに来て楽しんで頂きたいのは2階にある飲食施設です。ここでは是非「分福丼」を頼みましょう。もしくは「分福うどん」も可、です。この二つを頼むと、


たぬきどんぶり
た ぬ き の 器 で 出 て き ま す 。


 是非、この衝撃を味わって頂きたい。写真で見ると直で見るとでは違いますから。信楽へお立ち寄りの際はぜひ「狸家分福」でお食事を。味も、割と行けます。地鶏を使用しているとのことなので、肉が結構美味いです。
 他のメニューもありますが、この丼で出てくるかどうかは未調査です。また、このドンブリ、1階の陶器売り場でも購入出来ます。「リメンバーシガラキ」「あの素晴らしい信楽をもう一度」「恋人がタヌキ」という人はご購入されて、ご自宅でも信楽テイストをお楽しみになるというのも一興ではないでしょうか?



最後に、口直しに信楽の夕景を…非常に美しい場所です。「倭は国のまほろば」といいますが、「淡海も国のまほろば」ではないでしょうか?紫香楽宮の跡地などを横目で見ながら夕景の中を走っていると、何やらそんな気分になったりしました。






さて、次回は水口の喫茶店、「蔵四季」の紹介をすることに致しましょう。

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ナンパされてますか

何の店か判りません

可愛い置物


色とりどりの陶器です

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